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「ヌーベリアの呪術師、土地の精霊、契約する。その精霊の祝福ないと、大地、帰れない。よそで命なくせば、物に魂を宿す。『魂の管理者』選び、運んでもらう」
アリッサの補足によれば、予言によりフィンでの戦いで命を失うことを知ったブン・ラッハは、あらかじめアリッサを『魂の管理者』と決めていたようなのだ。
「『魂の管理者』、自然とわかる、魂、教えてくれる。故郷への、重要な運び手」
つまり、アリッサはブン・ラッハのしゃれこうべを持って、はるか南方のヌーベリアまで行かねばならなくなったのだ。
ブランは、自分がそれに同行するような予感してきたが、それについては今は考えないことにした。
「……なるほど」
話が一段落すると、それまで、髭をいじりながら話をじっと聞いていたウォルターが口をひらいた。
「おおまかな話はわかった。未知の領域の話ゆえわたしに真偽の確かめようもないが、アリッサどのと、そこの…ブン・ラッハどのの言葉を信じようと思う」
「そ、そうですね」
あわててハートストンが同意する。スナイダーはまだ不服そうだったが、ひとまず長剣をおさめ席についた。
「しかし、ブン・ラッハどのを故郷に返すと言ったところで、ともかく現状を何とかせねばどうにもならぬのだが…」
ウォルターが再び難しい顔になると、ブン・ラッハの魂が宿ったしゃれこうべが驚くべきことを話しはじめた。
「昨日の夜、黒幕、見た」




