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そんな流れでブランがハートストンから魔法講義を受けていると、そこへようやくアリッサとダラスが戻って来た。
「おお!!いかがでした?」
ハートストンの問いに、アリッサとダラスはチラッと顔を見交わした。
「ハートストン殿」
ダラスが口を開く。
「ここで我々の見解を述べる前に、まず老師のご遺体に対面させていただけますか?」
「わ、わかりました」
ハートストンが、少し困惑しながらも了解する。ブランにしても、二人がどのような発見をしたのか気にはなったが、アリッサは相変わらずのふてぶてしい表情だし、ダラスにいたってはフードを深くおろしていて表情すらわからないため、何があったのかまったく読み取ることはできなかった。
ハートストンの案内で、一行はほどなく近くにあるルテラ教の教会にたどりついた。深緑色の屋根に白い壁のなかなかに美しい建物だ。建物の入口は例によって護法騎士が警護している。
礼拝堂を通り抜け、奥の廊下へと進む。廊下の左右にはいくつか扉が設けられている。
「こちらになります」
それまで先頭を行っていたハートストンが、扉を開きアリッサ達を中に招き入れる。
部屋の中央に、白い寝台があり、その上に今や帰らぬ人となったガラム老師が横たわっていた。老師の首から下には、白い絹製の布がかけられている。寝台の前には、弔いのための祭壇が設置されており、その前でシスター・サリサが膝をついて祈りを捧げていた。




