表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
26/132

26

「ちくしょ〜!!」


三人が思い出話をつまみに話を弾ませていると、突如、奥のカウンター席から女の怒鳴り声が聞こえてきた。どうやら、一人寂しく飲んでいるうちに感情が高ぶってしまったらしい。店長がなだめているが、いっこうに怒りがおさまる様子がない。


「うわっ、こえ〜な」


奥をのぞきながらナップがささやき声をあげる。


「なんであたしがこんな目にあうんだよっ!!」


ブランも、思わず女の方を振り向いた時、後ろ姿だった女がちょうどこちらに顔を向けた。


「ああっ!!」


ブランは、思わず悲鳴をあげた。


「ああっ!!」


女の方もこちらに気づき、同じような声をあげる。


「あの時の介護士!!ってことは…」


女の目線がブランの隣にうつる。


「久しぶりだね、メイシン」


「アリッサ!!」


女の正体は、自称アリッサのライバルの魔女、メイシンであった。

肩や胸元もあらわな紫色のドレスに身を包み、一見肉感的な美女なのだが、実年齢はアリッサと同じというとんでもない人物である。


「相変わらずだねえあんたは。体はすっかり柔らかくなったのかい?」


「大きなお世話よ!!」


魔女でありながら、キリー村であっけなく石化させられてしまったことを揶揄され、メイシンの顔に青筋が走る。

以前ブランがアリッサに聞いた話だと、元々彼女は、アリッサに匹敵する程の魔力の持ち主だったのだが、若さと美貌を維持するため、おのれの魔力の大半を注ぎこんでしまったため、今や大した力もない三流魔女に成り下がってしまったようなのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ