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『ダンジョン配信のトップ層、まともな奴が一人もいない件』 〜規格外のソロ配信者5人が集まったら、同接1億の伝説パーティになりました〜    作者: うちの猫
序章

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第8話【楽屋裏トーク】

――ピツッ。


配信終了の電子音が鳴り、ギルド合同控室へ静けさが戻る。


机の上には、黄金色に輝く特別教官章をモストは布で丁寧に磨きながら、小さく頷いた。


モスト

「うむ、磨けば磨くほど輝くな、実に筋肉と同じだ。」


ガチャ。


控室の扉が開き、受付嬢ひよりが書類の山を抱えて入ってくる。


受付嬢ひより

「モスト教官、お疲れ様です。」


モストは首を傾げる。


モスト

「おや?もう教官と呼ぶのか。」


受付嬢ひより

「ギルド長が正式発表しましたからね、今日から特別教官です。……おめでとうございます。」


モストは照れくさそうに頭をかいた。


モスト

「ありがとう、未来の若者たちを守れるなら、これ以上の名誉はない。」


ひよりはニコッと笑う。


受付嬢ひより

「でも、一つだけ心配があります。」


モスト

「何かな?」


ひよりは静かに資料を一枚差し出した。

そこには大きく、


《特別教官・マッスルキャンプ予算申請書》


と書かれていた。


モストは目を輝かせる。


モスト

「素晴らしい!さっそく大型トラック三台分のプロテインと、巨大タイヤ五百本ほど注文しよう!」


ひよりは真顔になる。


受付嬢ひより

「予算。」


モスト

「おや?」


受付嬢ひより

「予算です!ギルドにも限度があります。」


モストは腕を組んで真剣に考え始めた。


モスト

「ならば岩山を運ぼう。」


受付嬢ひより

「運ばないでください!施設管理課が泣きます。」


モスト

「木ならどうだ?」


受付嬢ひより

「もっとダメです!森林管理局まで来ます。」


しばらく沈黙の後そして二人は同時に吹き出した。


モストは笑いながら読者へ向き直る。


モスト

「ガイズ、今日、私が少年へ伝えた言葉…それは未来の冒険者だけではない。仕事でも、学校でも、スポーツでも数字や評価ばかり追いかけると、大切なものを見失ってしまう。」


「だから忘れないでほしい、画面を見るよりまず、君自身の人生を見ることを。」


ひよりも優しく頷く。


受付嬢ひより

「そして無理だけはしないでください、モストさんみたいなのは特殊事例です。」


モストは胸を張る。


モスト

「もちろん!世界中を探しても、この筋肉は一点物だからな!」


ひよりは即座にツッコミを入れる。


受付嬢ひより

「そこは自信満々なんですね。」


モストは教官章を胸に付ける。


カチッ。


黄金のバッジが静かに輝く。


モスト

「ガイズ!」


「もし今日の物語を気に入ってくれたなら、画面下の【ブックマーク】と【評価】で応援してくれると嬉しい!」


「君たちの応援は、私だけではない、これから育っていく未来の冒険者たちの力にもなる!」


ひよりも読者へ一礼する。


受付嬢ひより

「次回新・第9話『その男、特別教官』【前編】:『地獄のマッスルキャンプ開幕!教官モストの命の授業』でお会いしましょう。」


「筋肉も大事ですけど、皆さん覚悟も持ってきてくださいね。」


モストは豪快に笑った。


モスト

「はーーーーっはっはっはっ!!」


「地獄のマッスルキャンプ、開幕だぁぁぁ!!」


──バシィィィンッ!!!


その瞬間。


胸元の教官章が勢いよく跳ね上がり、天井へ突き刺さった。


受付嬢ひより

「きゃあああっ!!」


「教官章を投げないでくださーーい!!」


モスト

「おや?」


受付嬢ひより

「"おや?"じゃありません!就任五分で備品破壊しないでくださいーーーっ!!」


ギルド控室には、今日もいつもの笑い声が響いていた。

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