↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/138

第7話

木に激突したルパートがよろめきながら歩み寄ってくる。

「倒しましたか? いつつ」

ムイフレスはエルアーノに顔を向けた。

「エルアーノ」

「分かっている」

エルアーノは顔を歪めるルパートに手をかざす。魔方陣が構築され、ルパートを回復させた。

「平気か?」

「ああ。ありがとうな」

礼を言うルパートにエルアーノは鼻を鳴らした。

二人は恋人同士だったが、ルパートに番が現れたので、別れたばっかりだった。

グレンアーグは二人に目をやっていたが、ムイフレスに顔を向けた。

「副隊長と新人二人が偵察から戻ってーこーない。探しに行きまーすか?」

「いや。その必要はないみたいだ」

ルパートの長い耳がピクっと動き、ギムガントンが通ってきた方向に顔を向けると、三人がこちらにやってくるのをルパートは手を振るのをムイフレスは見る。

三人はムイフレスが抱き抱えているトトトゥーナを目にして驚く。

「報告しろ」

そう命令され、三人は言いたいことを飲み込んだ。

「報告する。新人を連れて偵察に向かった先で、冒険者だと思われる者たちがギムガントンと戦闘していたが、我々に気づいてギムガントンを擦り付けて逃亡。結果的に隊長たちがいる方向に招き込んでしまった」

報告するのは顔が美しい副隊長。残り二人は狼の耳と猫の耳がある。

顔が美しい副隊長は倒されているギムガントンを見る。

「擦り付けの行為は禁止されている。だが、ギムガントンを倒したのは自分たちの戦闘によるものだと主張するかもしれない」

「考えすぎだ」

ムイフレスはギムガントンに手をかざし、すると亜空間が開き、その中に消えていった。

「これにて、危険種討伐任務を終了し、帰還する」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。