↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/138

第40話

ロズに案内された場所は、蔓に覆われた、分かりにくい洞窟だった。

待機していたギットレイドとレオンが歩み寄ってくる。

「報告しろ」

「報告する。少し中を見たが、何だか薄気味悪いねぇ」

「そうか。周囲は?」

「異常なしだねぇ」

「そうか」

木の上に数体のレータンが様子を窺っている。

「ムイ。何だか気になるの」

洞窟を見るトトトゥーナがムイフレスに訴える。

「ムイ。ボク。行きたいの」

「分かったよ」

ムイフレスはトトトゥーナの額にキスをする。

「レオンとファーリスとエルアーノは俺とこい。残りのギットレイドとロズとアシュトンは待機だ」

部下たちは返事をして敬礼する。

「レオン案内できるか?」

「はい。でも本当薄気味悪くて途中で引き返すほどです」

レオンを先頭に洞窟に入るムイフレスたちは、すでに薄気味悪さを感じていた。

奥に進んでいくたびに薄気味悪さが重くのしかかってくる。

耐え切れずレオンは端に走り嘔吐する。背中を摩るファーリスも嘔吐した。

「大丈夫か?」

声をかけるエルアーノはファーリスの背中を摩る。

ムイフレスは足を止め、トトトゥーナを心配する。

「トゥ。大丈夫か?」

トトトゥーナは頷き、また嘔吐するレオンとファーリスを心配する。

「大丈夫なの?」

口元を押さえるレオンは頷くが、嘔吐する。

「これ以上無理。無理よ」

ファーリスが嘔吐しながら先に行くのを拒む。

ムイフレスはレオンに目をやる。

「お前もか?」

「はい……すみません」

耳が垂れながらレオンは口元を押さえた。

「分かった。ではファーリスとレオンは戻って待機していろ」

二人は返事をして敬礼するとよろよろと戻っていった。

ムイフレスはエルアーノを見る。

「お前は平気か?」

「平気だが、気持ち悪いな」

「行くぞ」

エルアーノは返事する。

ムイフレスは前に目をやった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。