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キャラ崩壊、キャラ崩壊ったら、キャラ崩壊。

長らく放置してしまい申し訳ありませんでした!

今回は、超ぉぉぉぉ長いです。

時間があるときにお読みください。

……………。


………………………。


………………………………。



『ふぅ、まあ、こんなもんよね。ありがとう太郎君』

『ん? なに? もしかして太郎君って俺のことか? んー、まあ、どういたしまして。なんだか分からないけど、役に立てたようでよかった』

『うん。そう言えば、演技力が凄かったわね。読者、何て設定は言ってなかったのに、それに違和感無く取り入れてきてて、ビックリしちゃったわ』

『ははっ、ありがとな。こう言うのは、得意なんだ。それよりも、急に何だったんだ?』

『あはは……。ごめんね? 何か、あまりにもいいタイミングだったから、のらないと損だなって思っちゃって……』

「アリア。和やかに会話している最中で悪いんだけど、説明してくれるかな?」

「え、あ、そっか。ごめん」



確かに急にこんな話し始めても、意味わからないわよね。

実はね。さっきの演技なのよ。

本当に小説の中の世界なわけないじゃない。本当だったら怖いわよ。

ちょうど、来てみなさい!! って言ってたときに、異世界からやって来たからちょっと遊んじゃった。


「ちょうど、いいタイミングで太郎君が着たからちょっと遊んじゃったの」

「ちょうどいいタイミング?」

「あ、いえ、こっちの話。気にしないで」

「まあ、そこはいいよ。で、そいつ誰なの?」

「誰って、もちろん太郎君だよ」

『あ、今のわかった。太郎って言っただろ。なに? 俺のこと?』

『うん、正解。もう、ここの言語理解してきたんだ。早いね。将来有望そうだ』

「話をそらさないで下さい。名前を聞いているのではないんです。そいつが何者なのかを聞いているんですよ」

「あ、口調が戻った」

「…………」


ジェイドさんがにっこりと、それはそれは美しく微笑みました。後ろの黒いオーラがなければ、の話ですけど。


「……ごめんなさい。ふざけすぎました。真面目に答えるのでそんなどす黒い笑みを私に向けないで下さいっ!!」

「そうですか。では、よろしくお願いします」

「えっと、彼は異世界からやってきた、本当の今期の異世界人です」

「それは、わかっています。私が聞きたいのはアリアとそいつの関わりです。アリアはこちらの世界の住人でしょう。なぜ最初にそいつが来たとき、親しそうだったんですか」

「いや、だから、それは演技だって」

「まら、なおさらわかりません。演技なら前から準備が必要でしょう」

「えー? そんなの何もしてないよ? ただ、私の力で協力仰いだだけだし」

『ああッ! それだよ、それっ!! アレなんなわけ!? 急にアリアが土下座していないことをそれっぽい雰囲気で言え、って俺の頭の中に直接聞こえてきたんだけど!!』

「あー、あれが――――って、あれ!? 何、会話、聞こえてたの!? もう、言語完璧に理解しちゃったの!?」

『んー、とりあえず、聞くことは出来るようになったな。でも、話すことはまだ無理みたいだ。それよりも、早く説明してよ』

「そうですよ、早く説明してください」


ん? あれ、何か違和感……。

てか、さっきから割りとずっと、違和感感じているんだよね。何なのかしら。



んー…、んんーー……、わからん!

違和感はしっかりあるのに、それが何なのか分からないわ。


まあ、分からないことを何時までも考えてても仕方ないわよね。説明も求められていることだし、このことは後に回しましょう。



『私には他の人にはない力があるの』

『力? 何、超能力でも持ってるの!?』

『うーん。そうね。似たようなもの、かしら。私はね? 人の考えていることが分かるのよ』

『はああぁぁぁぁ!? それ、反則だろ!?』

『あ、ついでに、自分の思考を相手に飛ばすこともできるのよ』

「あー。後、言語理解能力が無駄に高いんでしたっけ。その言語理解能力の、発展系みたいなものですか」

『無駄言うなッ!! これは、とても重要視されている力なんだから! んー、いや、発展系と言うわけではないわ。原点が、えーと、太郎君の世界で言うテレパシー? なの。その"ついで"で、言語理解能力が高くなっているだけ。私たちの血族はその"ついで"が遺伝しているの』

「あー。だから、血が純血なほど原点に近いというわけですか」

『そうそう。ジェイドさん、意外に理解力あるのね。異世界人にも遅れをとらないような気がするわ』

「っ! ……ふぅ。アリア、意外にってどういう意味ですか?」

『うええっ!? ええーと、うん! 特に深い意味わないわ!!』

「……そうですか。まあ、いいです。それより、早く説明の続きをした方が良さそうですよ? 彼、えーと、太郎君でしたっけ? 太郎君が今か今かと目を輝かせて説明を待ってますよ」

『おう! センセェー、早く続きをお願いしまーす。後、人の心を勝手に読むとか最低だと思いまーす』

『ああ、そうだったわね。はーい、太郎君。さらっと最低と言わなぁーい。そんなことを言う子は廊下に立ってなさーい。ちゃんと、そこには条件があるから大丈夫よ。相手に触れているか、相手が私に送ろうとしてこない限り聞こえないの。まあ、私が送る分には何もないんだけどねー』

『ああ、だから、俺に急にアリアの思考が聞こえたのか』

『そうそう』

「ですが、どうして太郎君の言語が分かったのですか? 太郎君の開口一番は、"あ、なんだ、これんじゃん"的なことでしたよね。その時から演技は始まっていたのでしょう?」

『あー、確かに。それ言ったときは、もうアリアからお願いはされてたな』

『そうね。では、太郎君? 貴方が落ちてくる間に考えていたことは何だったかしら?』

『あ? えーと、――あっ……』

『思い出した? 貴方、落ちてきているとき、


"うわぁー!? 何だこれ!? 落ちてる!? て、うおっ!? きもっ! 周りの背景きもっ!! 灰色でうにゃうにゃしてるし! て、違うだろ!? 俺、何で落ちてんのぉぉぉ!? まだ、ポテチ食ってる途中だったのにぃぃぃ!! こぼしちまっただろ!? 誰か片付けてくれんのかな。――て、誰も片付けてくれる人いねぇーし!! 俺、独り暮らしじゃん!! ああっ! 冷蔵庫!! 早く帰んないと冷蔵庫の中身が腐るッ!! 特売の豚肉がぁぁぁ!! 100g89円だったのにぃぃぃ!! て、ちっがぁぁぁぁぁう!! 今、一番気にしないとおけないのは、この状況だろ!? なに、どういうこと!? 誰か、説明プリィィィィーーーズッ!!!!"


て、言ってたわよね! 特売の豚肉が腐る前に還れるといいわね!!』

「誰かに説明を求めていたために、アリアに聞かれた、と言うわけですか。私なら、絶対に聞かれたくないですね。でも、まあ! 良かったではないですか。声に出して来ていたわけでなくて。被害も最小限ですよ」

『結局、あんたにも聞かれたんだから被害は変わんないだろ!? てか、アリア! 俺の黒歴史を語るな!! てか、何で一言一句間違えずに覚えているんだよ!?』

『えー? だって、前の時と反応が違いすぎて楽しかったから、記憶に残っちゃったんだよー。恨むなら、変なこと考えてこの世界に来た自分を恨んでよー。責任転嫁はいけないよっ! キリッ』

『キリッとした顔で言うな! そして、自分でキリッ、とか効果音を言うなッ!!』

『ええ!? ヒッドォーイ! 私にアイデンティティを捨てろと言うの!?』

『あんたのアイデンティティは擬態語か!? それがなくなったら、もう、あんたじゃなくなるのか!?』

『なっ! 私のアイデンティティがなくなっても私は私だって言うの? キユゥンッ!! パッパカパァーン! アリアの太郎君に対する好感度が上がった』

『何故そこで上がる!? てか、擬態語を使うな! 説明するな!!』

「何だか、太郎君のキャラが壊れてきていませんか?」

『そんなことないわよ。元からこんな感じの人だったわ。それにしても、よかったぁー。私、本当はボケだったのに、周りがボケしかいなくて仕方なくツッコんでいたのよね。太郎君はツッコミができるみたいだから、これからは私もボケていけそうね!』

『て、それ、俺、確実に苦労人コースじゃん! 手伝えよ!!』

『あら? それが人にものを頼む態度かしら? もっと、企業の契約のときみたいに言いなさい』

『いや、企業の契約って言われても俺知らないし!! あんたは知ってるのかよ!?』

『うん。私も知らない。どうするんだろうねー?』

『なら、言うなぁぁぁ!!』

『さぁーてと、説明も終わったことだし。そう言えば、太郎君は、何に執着しているの?』

『急に話題変えんなよ! で、えっと? 執着? 何にってどういう意味だ?』

『あぁ、この世界に来る異世界人は何かに執着しているのよ。前は飛行機だったり、食べ物だったり、水洗トイレだったりしてたわよ』

『水洗トイレ!? 凄いものに執着してたんだな、その人……』

『うん。で、貴方が何かに執着していることは決定事項なのよ。だから、何に執着しているのか気になって』

『俺が執着していること、か。そんなの決まってるだろ』

『いや、決まってるとか言われても知らないし。てめぇー、美形だからって自分のことを誰もが知っているとか思うなよ!! 美形死ね! この野郎ッ!! うわぁぁぁぁん!!』

『ええ!? 何で泣く!? てか、話変わりすぎだろ!? 俺、あんたは美人だと思うぞ!!』

『うわぁぁん。そんな慰めいらなぁーい! 社交辞令で言われても嬉しくないんだよ!! 余計に、虚しくなるの!!』

「そんなことないですよ。アリアは美しいですよ」

『本当!? ありがとう!!』

『俺のときと反応全然違うんですけど!?』

『はっはっはっ、気のせいだよ、ワトソン君』

『あれ? 俺のあだ名を変わってね?』

『さーてと、で? 太郎君の執着しているものはなんなわけ?』

『あ、あだ名が戻った。あと、話も戻ったな』

「早く答えなさい、太郎君」

『あれ? 俺の扱いがみんなひどい気がする。気のせいかな、気のせいだよね、気のせいだと言って!!』

「うるせぇーんだよ。さっさと、答えろ」

『……すみませんでした。さっさと、話すので、その襟首を掴んでいる手を離してください。首しまってますッ!! 俺しぬぅぅぅ!!』

「さっさと、話せ」

『……はい。俺が執着しているのは――』
























『――推理小説』


………………え?



『あの、えっと、ごめん。もう一回言ってくれる?』

『推理小説』

『……ごめん。もう一回』

『推理小説』

『ごめん』

『推理小説』

『うぜぇーんだよ!!』

『グベハッ! 何で!? あんたが言ったんだろ!? 理 不 尽 ! !』

『知るか、バァーカ。キャラ崩壊男が!』

『アリアのキャラの方が完全に壊れてるからな!?』




んで? 太郎君はなんと言ったかな?



『あ、今無理やり本編に戻してる?』

『……』

『すみません。何でもありません。どうぞ、続けてください』

『よろしい』





えーと? 気を取り直して。



『あー、ごめん。なんだったっけ』

『推理小説です』


あ、そうそう。そうだった。



て、ん?


………………。


………………………。


………す、す、推理小説ぅぅぅううううう!!??



まさかの来たぁぁぁ!!

せっかく恐怖の推理小説の雰囲気から脱出できたのに!!

逃げ出して新しい話題(小説の中の世界)にいったと思ったのに!!

どこまでも、追いかけてくるのねっ!

さすが、推理小説ッ!!

狙った獲物は逃がさない! って、これは違うか。


ありがとうございました!


※誤字脱字等ありましたら、ご報告ください。

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