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女神のウソ

 部室を赤い光が包み、ショウが真顔でPCの中のメイを見つめ、今まであえて発しなかった疑問をぶつけた。


「メイ、……ウソをついたよね?」


 メイは現れてからずっとしている微笑を崩さずに言う。


「モザイ君にはウソがつけませんね」


「何を隠した?」


 メイは目を伏せずにショウを真っ直ぐと見つめ質問に答える。


「……貴方は封印を解くだけの存在ではありません!!」


「どういう意味だ」


「貴方は全てを終わらせる存在です」


「なっ!?」


「でも、それに気づいてはいない」


「何が? どういう意味なんだ?」


「スキルを育てなさい、茂在翔!! そうすれば貴方にも私の言葉が分かります」


「……ああ、分かった」


 2人の間に静寂がしばし訪れた後、再びメイが言葉を発した。


「モザイ君、ナコ=クラインを覚えていますか?」


 ショウは顔を一度伏せ、直ぐにメイを見、答える。


「忘れる訳がない」


「彼女は貴方を忘れ、今、幸せに暮らしています。私は貴方の選択が間違いだったとは思いません」


「……、そうか」


 そこで会話が終わり、しばらくしてイサミ達が部室に入ってきて、女神が異世界の英雄達にこの世界での使命を伝えた。



 女神が現れ、使命を伝えた後、クラスメイト全員が女神研に入部した。


 人海戦術で小説の宣伝と女神アバターでの女神研でアップしている動画のコメントに対する返答動画、SNSでの四コマ漫画の発信、不動茂呂の活躍等で女神の認知が増し、女神がこちらの世界に出現出来る時間も徐々に延び、スキルを使用出来るクラスメイトの人数も徐々に増えてきている。また、共通の敵がいることによってクラスも再度団結し、心身共に鍛錬するようになっている。


 ショウはクラスメイトが団結する中、女神から受けた別命である。スキルの成長の為に他人の秘密を暴きまくっていた。


 親に見せられない点数のテスト用紙の隠し場所、片思いの相手への想い、借りて誤っ汚し返しづらくなったまま結果的にパクっているマンガの単行本、浮気をした事実、自室の机の下に隠したエッチな本、会社をクビになったのにまだ妻に話せていないという事実、フリマサイトでの詐欺行為、インサイダー情報で得た株の収益、昔犯した犯罪歴等々、軽い隠し事から、重くて暗い隠し事まで散々に無理矢理に覗き見し、ついに新たなスキルが発現した。


 新しいスキルは「触れたものを完全に見えなくする」スキルらしい。


 確かに、意識して触れたものを鏡や携帯端末のカメラ越しで消すことが出来ている。試しに両親の前で試してみたところ、消えている認識のようだった。だが、その際、ショウ自体の認識も曖昧になるデメリットがあった為、多様は禁止しようと考えるショウだった。


 早速、女神に報告した。ちなみに、メイへの連絡はメイのIDのSNSにメッセージを送れば、ギフトカードに返事が来るという少々ややこしい方法で可能である。


『新しいスキルを覚えたという話は本当ですかモザイ君?』


『マジだ。なんか触ったものを見えなく出来てる』


『そうですか、そこまでスキルが育っていれば、芝タワーの魔王の正体もたぶん見えるはずです』


『そうか、じゃあ、女神研の皆にも伝えないとな』


『分かりました……、ですが、もう少し芝タワーの魔王の正体の看破は待ってもらえないでしょうか?』


『メイが言うなら、待つけど……、何かあるのか? まだ皆のスキルを取り戻せてないからか? というか、魔王はまだ動かないんだよな?』


『魔王の方はまだ大丈夫だと思います。スキルもあと少し……、ここからのメッセージの内容は返信に書かないで下さいね。……まあ、最悪のケースを想定しているだけです』


『そうか……、また時期を教えて欲しい』


『ええ、分かりました』

面白いと思って頂けたら、嬉しいです。


道 バターを宜しくお願いします。


他にも作品をアップしています。


作者ページを見て頂くと、なんと!?すぐに見つかります(笑

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