皆のアイディア
調査の後にSNSでイサミから女神研の活動促進案に関して、考えて欲しいとの連絡があり、ショウは週末を身体の鍛錬とスキルの鍛錬の中、ずっと考えていた。
週が明けての月曜日、結局は部活動に関する促進案や女神の広報活動の策は思いつかなかったので、寝る時間も削り、ひたすら、認識阻害及び他人がひた隠しにしている秘密の覗き見スキルを使い続けたがあまり成長の実感は得られていない。
ショウは少し眠けを感じつつ、登校した。
いつの間にか、授業が終わり、放課後になった。
今日も部員はモロ含めて、5人全員か揃っていた。
ショウが部室に入ったの確認した後、イサミは話始めた。
「では、皆、揃ったみたいだし、先週の土曜日にSNSで知らせておいた女神様の広報活動の加速させる案があれば皆、教えて欲しい。では・・・」
その言葉に真っ先に反応したのがモロだった。
「いいか、イサミ?」
「ああ、何かあるか?」
「ああ、実は他の部の大会が日曜日にあってな、優勝出来たんだが」
「おお……、凄いな」
「ああ、その時にたまたま新聞部とか、何かの雑誌の記者から取材を受けたから、ミホの書いた小説の話をしといた。記者や観客の何人かは読むと言ってくれたな」
「おお、そうか!!」
「また同じようなことがあれば宣伝しとく」
「ああ、助かるなそれは。うん、頼んだ!!」
「はい、イサミ先輩」
「クミも何かあるか?」
「はい。まあ、単純に投稿ペースを増やそうかと、最近動画のコメントも増えてきたんで、動画以外に音声配信でコメントに答えるとかなら、まあ、編集も動画程は頑張らず出来そうなんで」
「そうか、無理せず出来そうなら、やってみようか」
「イサミ、私もある」
「そうか、どんなアイディアだミホ?」
「小説以外に4コマ漫画を頑張ってつくる」
「……出来そうか?」
「もちろん、イサミも一緒に考えて」
「……わかった」
「はい、勇木先輩」
「凄いな皆、ミイシャもあるのか?」
「はい、でも、その前に、茂在先輩からアイディアがあるんだったら、先に聞いてください」
「そうか? モザイ君、何かアイディアはあるか?」
「すまないが、何も浮かばなかった」
「そうか、まあ、モザイ君は他に頼んでいることもあるからな……、それにしても、体調は大丈夫か?」
「あぁ? ……ああ、大丈夫だよ」
「そうか……、まあ、体調には気をつけてくれ」
「ああ」
「では、ミイシャのアイディアを聞こうか?」
「はい、動画のオープニング画像を書いてみました、こんな感じです」
ミイシャがイサミに見えるように携帯端末に保存した画像を見せる。
「おお、見事だな、是非使ってみよう、ありがとう」
イサミは他の部員にも携帯に表示している画像をまわして見せた。
「はい。実はもう一つあって・・・」
「まだあるのか!?」
「これです」
ミイシャは持参したノートPCを開き、イサミに見せる。
「これは女神様の3DCGモデルか? 良く出来ているな」
「先輩ただのCGモデルじゃないですよ」
そう言って、ヘッドマイクとカメラを取り出し、PC内のソフトを起動させる。
「女神様のアバターです」
ミイシャの声がPCから流れ、ミイシャがカメラの前でしている顔の横でサムズアップしているポーズをPCに表示している女神のCGも同じくしている。
「こ、これは凄いな!!」
「マジでヤバ!!」
「ヤバイ」
「ヤバイな」
「ここまで出来るもんなのか!?」
「土曜日に部活休んで作ってました」
「ミイシャ、良くやった!! 凄いぞ、ホントに!!」
「ありがとうございます」
「これ、クミが声出せば完璧」
「そうだな、ミホ。クミ、頼めるか?」
「分かりました! あー、あー・・・」
クミが声のチューニングをし、カメラの前に移動するために立ち上がり、ミイシャはヘッドマイクを外し、机に置き、席を立った。
そして、誰もマイクを使用していないときにその声は聞こえてきた。
「勇木イサミ、大洗美保、茂在翔、不動茂呂、神山美依沙、そして、不動久美……、よく頑張りましたね、感謝致します」
PCから女神ジェイド=メイヤーが語りかけて来た。
面白いと思って頂けたら、嬉しいです。
道 バターを宜しくお願いします。
他にも作品をアップしています。
作者ページを見て頂くと、なんと!?すぐに見つかります(笑




