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女神からのメッセージ

 女神からのメッセージが来た件をイサミとミホに連絡し、放課後に女神研一同に相談すべく、部室に向かっていたが運悪く、教師に見つかり、雑用を頼まれ、荷物を運ばさせられる。


 部活動の一部とはいえ、間が悪いと思いながら用事を済ませ、多目的室に着いたときに、扉には【撮影中、お静かに】という掲示がされている。おそるおそるノックもせずに部室に入ると、イサミ達は部活動その①の女神の広報用の動画を撮影していた。


 今回はフリップに書いているお題を出題者が声を発さずモノマネし、回答者が答え、制限時間内の回答数を競うというゲームを二人一チームでやっているようだ。どうやら、商品をかけ争っているようだ。ちなみに委員長イサミとギャル(クミ)チーム、クリエイター(ミホとミイシャ)チームで分かれている


 なぜ広報になっているかと言えば、ミホが書いた小説の【黒髪美少女女神があまりにも可愛かったので世界を救ってみた】が一人に1枚は必ず入ってるようだ。気持ち多めにフリップを何回も写している感じだった。そのお題の時だけは皆同じポーズをしてアピールしている……明らかな不正だな(笑


「これですよ、イサミ先輩」


「しゃべるなクミ、ペナルティになるだろ!?」


意外と言うか、落ち着きがない委員長とギャルに比べ


「…。」


「ゴリラ? ……大洗先輩よくそんな動きよく出来ますね」


 無口だが、よく動くミホにミイシャがツッコミを入れるシュールなクリエイターチームという、天然系と論理系で見事に分かれたが、口数の多さの違いか意外と僅差で争っている。……ギャルが特にしゃべる。


 結局はクリエイターチームが勝ち、次回、商品授与回を撮影するという流れで撮影が終わった。クミの「オーケーっす」の言葉を聞き、4人に声を掛ける。


「皆、お疲れ」


「ああ、お疲れモザイ君……、遅かったな?」


「ごめん、また飯沼先生に荷物持ちさせられた」


「そうか、まあ、それも部活動の一環だから、しょうがないな」


「すまん。……それにしても、不動、残念だったなゲーム、負けたな」


「なんっすか、モザイ先輩。感じ悪っ!!」


「もうちょい落ち着けよ。時間が気になるのは分かるけど」


「しょうがないじゃないですか、奢りが掛かってるんですから!?」


「そうだけど、前モノマネした時は落ち着いただろ? どうした、どうした?」


「うっさいなぁ、この態度どう思います、ミホ先輩?」


「……モザモザ、イジメは良くない」


「イジメてないよ、ミホさん」


「そう? だってクミー」


「ミホ先輩はなんだかんだでモザイ先輩に甘いっすっからね……ってかいつの間に名前で呼び合ってんすか!? ミイ、どう思う?」


「茂在先輩の女性に対する馴れ馴れしさはどうかと思います」


「そうか? 悪い悪いなんかノリが良いのでついな……気をつけます」


「……モザモザ、私は別に気にしてないよ」


「私も男女でどうこうという考えはないから、今まで通りでいいぞ、モザイ君」


「なんっすか、イサミ先輩、ミホ先輩、流れ的にモザイ先輩にマウントを取りに行ける雰囲気じゃなくなったじゃないっすか!? ……まあ、私も特段気にしてないっすけど」


「まあ、でも神山さんの意見も正しいとは思うから、なるべく気をつけるよ」


「…。」


 やや変な空気になっているところにイサミが発言する。


「そう言えばモザイ君、話したい事があると言っていたと思うが何かな?」


「ああ、そうだった。実は女神からメッセージが来た」


 イサミとミホは反応を示し、対照的にクミとミイシャは反応がなかった。 


「どんなメッセージなの、モザモザ?」


「ああ、『モザイ君、近々、あなたに会えそうです』だって」


「それは本当か、モザイ君!? 5年後じゃなくて」


「ああ」


 クミが悪戯っぽい笑顔を見せた後、「モザイ君、近々、あなたに会えそうです」と女神の声マネをした。


「!? って、いきなりはやめろよ、不動!!」


 思わず、周囲を確認した後にショウはクミに怒る。


「私をイジメた罰っすよ」


 ショウはため息を一つ漏らし、クミに何か言ってやろうとした時、不意に胸ポケットに入れていた生徒手帳が振動しだした為、慌てて手帳を取り出し、ギフトカードのメッセージを確認した。


「モザイ君、どうした?」


「また来たメッセージ」


「なんと書いているんだ?」


「ああ、『モザイ君、あれが見えていますか?』だって」


「??? モザイ君、もう一度頼む」


再度、クミが声マネをし、再度セリフを言う。


「モザイ君、あれが見えていますか? ……あれってなんっすか?」


「だから、モノマネをやめろ、不動!! あれが何なのかは僕にも分からない」


「……ねえ、モザモザ。たぶん【あれ】が示しているものはモザモザの力(認識阻害)じゃないと見れないんだと思う」


「そうだな、可能性としてはそれが一番だと私も思うぞ、モザイ君」


「そうだよな……」


また先ほどとは違う変な空気にクミが切り出す。


「なんか、私とミイには分かんない事、話してますが……、そう言えば聞きましたけど、先輩達は異世界に行ってたんすか?」


「「「へ?」」」


「いやぁ~、兄のモロが言ってましたよ?」


「「「あぁ……」」」


 変な空気を通り越して、変な人達と思われそうな瞬間に立ち会った3人の誰彼が声を発しようとした時、部室の扉をノックもせずに誰かが開け、何者かが入って来た。


「よっ! イサミ、ミホ、それにモザイ!!」


「ノックぐらいしろ、モロ!!」


 イサミの叱責にもどこ吹く風という感じで部室に混乱をもたらした張本人、ミケランジェロの筋肉こと不動茂呂が現れた。

面白いと思って頂けたら、嬉しいです。


道 バターを宜しくお願いします。


他にも作品をアップしています。


作者ページを見て頂くと、なんと!?すぐに見つかります(笑

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