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選ばれしコンビニ店員

俺の名前は神夜勤、コンビニで週5で夜勤のアルバイトをしているごく普通のフリーターだ。今日は待ちに待った給料日、いつも通り夜勤を終えると給料日のプチ贅沢である一人焼肉へ向かっていたのだが…唐突に謎の光に包まれて気付けば謎の平原に立っていた。


神夜「えっ、ここは?俺の焼肉は?」


アルミック「やあやあ、はじめまして神夜君。僕の名前はアルミック、いきなりで申し訳ないけど君は僕に選ばれました!」


緑の髪をした少年の様な大人に見えなくもない、良く分からない相手から唐突に告げられたのは選ばれたという言葉。

とりあえずと頬を捻るがそれなりに痛みはある。どうやら俺は今流行りの異世界転生をしてしまったらしい。ということはこれからめくるめく冒険の旅、新たな友との出会い、別れが繰り広げられるんだな!


アルミック「と、ご期待してる所悪いんだけど僕が君を呼んだのは君に闘って欲しいからなんだ」


まるで俺の心を読んだかの様に釘を刺してくる、随分とご都合主義だがまあ良い。


神夜「闘う?誰と?」


アルミック「ビターズン…あ、君の住んでた世界の事ね?ビターズンでは警察官って呼ばれる職業の人かな」


はい、負け確定。コンビニ店員ぞ?こちとらコンビニ店員なんだぞ?何が悲しくて武道派上位確定の警察官と闘わなきゃならんのか。勝てるわけがない。


アルミック「まずはルール説明をするね。職激武道祭ルール!その1、無差別かつランダムに闘技者は選ばれます。

その2、勝敗はポイント制、先に10ポイント分先取した方が勝利。

その3、選ばれた者はその仕事におけるスキルを3つまで使用して戦える。

その4、スキルをどう生かすかは選ばれた闘技者次第で決められる。

その5、スキルが絡まない攻撃はペナルティとして得たポイントがマイナス、ポイントは0よりマイナスにはならない。

その6、ポイントの判定は攻撃、防御等総合的な判定。

その7、審判は神自ら行う。

その8、各職業への肩入れは無し、公平な勝負。

その9、試合は勝ち抜き、5回連続勝利すれば優勝。

とりあえずこれだけかな。あと基本的には試合が終わると死なないで元の世界に戻れるからそこは心配しないでね?」


相手の説明に耳を傾けるとスキルがどうとかペナルティがなんとか言ってたな。流石異世界…というかそんな一気に喋られても覚え…あれ、なんか頭に残ってるな。


アルミック「この場所は僕が特別に用意したフィールド、『平原』だよ。やっぱり最初はポピュラーなところから始めたいよね」


俺の疑問を放置して説明は続いていく。それにしてもスキルか…コンビニ店員のスキルってなんだろ。レジ?販売?分かんねぇな、とりあえず警察官が相手ってところから考えて銃が来るのは確定っぽいしな…それに対抗するのを考えないと。


アルミック「というわけで、少し時間が欲しいだろうから僕はもう一人の闘技者の警察官を連れてくるよ。一応警察官の方が有利だから君の考える時間を少し長めにしておいたから」


神夜「あ、ありがとうございます」


アルミック「最後に。勝てば報酬としてそのスキルを現実世界でも使えるのと、何でも一つ願いを叶えるからその辺りも考えておいてね?それじゃ、暫くシンキングタイム!」


声と共に姿がゆっくりぼやけて行き少年は消えてしまった。警察官が来るのがどれくらいか分からないがとりあえず能力を考えないと。…よし、なんだか分からないけどこれに勝てば願いが叶うみたいだしやってやる!

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