8話 対面と話し合い
授業が終わってものの数分で
「優斗行くぞ」
誠司があまりにも来るのが早くて正直びっくりした
周りを見るとやはりクラスの人は誠司にも睨みつけていた・・・誠司は辛くないのかな?
「誠司どうしたの?こんなに早く来て」
「そりゃ早く来るさ、またお前が連れて行かれたら何されるか分からないからな」
誠司はそう言いながら睨んでいた、向いた先は相馬と江美と薫子の三人だった
本人達も汗を流しながらも睨み返した、そこは愛佳の席だ・・・愛佳はうつ伏せになっていた
「行こうぜ!」
「・・・うん」
誠司と一緒に決めていた待ち合わせ場所に向かった
歩いて十分くらいだからここで誠司と話そうと思った、僕は誠司に向き
「誠司・・・聞いてくれ」
「っ?どうした急に?」
話すなら月乃さんに会うまえに話したい
「誠司は今日すぐに僕の所来てくれたでしょ?」
「あぁ、そうだな」
「僕は本当に嬉しかったけど、誠司も無理しないでくれ!」
「・・・」
少し黙った後誠司は
「ハッハッハ!」
「え?」
笑っていた、何で?少し怖くなりながらも見ていると
「悪い悪い笑ってしまって・・俺は無理なんてしてないよ」
「本当に?」
「あぁ・・それにな」
「?」
「俺はお前にいつも助けてもらってたからなぁ」
誠司は笑顔のまま僕の顔を見て言った
「お前は忘れているがお前の優しさに俺は救われた、それは昔もそうだが今でも助けてもらっている」
「・・助けた覚えはないよ?」
「それはお前が助けたと自覚してないからだよ」
助けた自覚・・・やはり考えたが思いつかない
「忘れてしまったのならそれでもいい、だが俺はずっと覚えている。だからこそ今回は俺が助ける番なんだ」
「・・・ありがとう、誠司」
「いつでも頼ってくれよ!・・・お、そろそろだな・・・ん?可愛い子がいるがあの子か?」
そして向いたら、月乃さんがいた
「うん!そうだよ、おーい月乃さん!」
声をかけて彼女は僕達に気づいた途端笑いながら手を振ってこちらに走ってきた
「優斗先輩!」
「うわぁ!」
「おぉ」
月乃さんがダイブして抱きついてきて三人とも驚いていた・・・月乃さんは驚いてるのはおかしくないかな?
「あ!すいません、会えたのが嬉しくて・・・」
「その行動は勘違いするからね」
「・・・優斗先輩なら〜まぁ・・・」
「えっ?」
この子は本当に心配になるなぁ
「今先輩、『本当に心配になるなぁ』て思いましたね?」
「っ!・・・ふふ、相変わらず月乃さんはすごいな」
「・・・お前たち〜俺を混ぜろ〜!」
「「あっ!」」
「忘れてたな?」
普通に月乃さんと話していたら誠司が混ざりたそうに入ってきた
「すいません!優斗先輩といるとなんか楽しくなって、コホン!改めまして日守月乃です、よろしくお願いします高城先輩!」
「高城誠司だ。こちらこそよろしく・・・できれば下の名前で頼む、下の名前で呼ばれるのが嬉しくてな」
誠司の苗字は高城、高城だと自分個人ではなく家族全員と認識してしまって嫌だと言っていた
「なるほど、高城先輩は個人としてみられたいのですね」
「「っ!?」」
2人して驚いた、やはりすごいな月乃さんは
「私は考えている事を読むのが得意なんですよ、悪気はないのですがついつい癖で。私は高城先輩のその考え好きですよ」
「・・・くっ、ハッハッハ!。不思議な子だな」
「よく言われます!と言う訳で私も下の名前で呼んでくださいね『誠司先輩』!」
「あぁよろしくな『月乃さん』」
「呼び捨てでいいですよ?」
「うーむそれだとまだなれないから『月乃ちゃん』でいいか?」
「その呼び方の方が嬉しいのでそれで・・・それにしても優斗先輩と同じ様な事いいますね」
「そりゃまぁ、幼馴染だからな」
誠司がウィンクしてそう言った、月乃さんも笑顔とダブルピースをして返した
「じゃあカフェに寄るか?」
「うん、月乃さんもいい?」
「勿論です!」
そして僕たちはカフェに入り席についた
「あっこれ美味しそう、私これにします。優斗先輩はこれとかいいじゃないですか?」
「うん?・・おぉ美味しそう、ありがとう月乃さんこれにするよ」
「誠司先輩は〜これとか好きじゃないですか?」
「どれどれ・・おぉ!うまそう!俺もこれにする」
「じゃあ頼みますね!すいませ〜ん!」
「・・俺たちの後輩はすごいな優斗」
「だね」
「?」
僕たちの好みを当ててしまって本当にすごいなこの子・・・とりあえず誠司もどうやら気を許してるみたいだ
「さて、とりあえず月乃ちゃん」
「どうしました?」
誠司が踏み出し、誠司は頭を下げた
「優斗を支えてくれてありがとう、俺は気づくのが遅れてしまってな・・もし間に合わなかったらと今でも思うんだ」
誠司は負い目を感じていたらしい、僕は誠司を見て首を振った
誠司もそれに気づき、苦笑いしていた
「お礼なんていらないですよ?私は優斗先輩を見つけた時自分の自己満足で助けたに過ぎません。でも今は優斗先輩と毎日話したいなと思っていて、これも自己満足になるのかもですね」
「・・・」
「私は優斗先輩に会えてよかったと思っています」
僕は嬉しかった、誠司も黙っているが目はちゃんと月乃さんを見ていた
「・・・君と今日会えてよかった、改めて一緒に優斗を支えて欲しい。いいかな?」
「勿論です!バリバリ頼ってください!」
気づいたら僕は涙目になっていた
「2人とも・・・ありがとう(グスン)」
「全くお前は泣き虫だな」
「嬉しくて」
「いつでも頼ってくださいね優斗先輩!何なら前回みたいに膝枕させてあげますよ?」
「ハッハッハ!ならさせて貰えば優斗?」
「からかわないでよ!・・・ありがとう2人とも」
2人は笑いそして注文したものが来たので少し休憩がてら食べ始めた
ー 愛佳視点ー
私は相馬君と江美ちゃんそして薫子ちゃんと帰っていた
「春山さん大丈夫?」
「あんな奴のことは考えなくていいからね」
「そうですよ、私達がいます」
「・・・ありがとう、みんな」
心臓が痛い、どんどん私は罪を重ねて行く
八田先輩の影響力がすごく、やってもいない事を投稿し、優斗を傷つけた
戻りたい・・・また優斗と楽しい事をしたい
わがままなのは分かるけど、どうしても戻りたい!
「見つけた!」
後ろから声が聞こえて振り向いた、そこには花ちゃんがいた
「は、花ちゃん?」
いつも笑顔な子が今は怒りを表している、何日か前にあって喋っていた子が今は怖くて仕方がない
これから何を言われるかわからない、一体私はどうしたらいいの?
ちなみに月乃の考えている事が分かると言っているが能力とかそう言うのではなく顔を見て何となくなので・・・異世界物ではないですからね。
まぁアイツが来るかもだけど・・・
では皆さん次の話をお楽しみに〜




