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絶望から始まった恋〜希望を与えてくれたのは・・・後輩と幼馴染と妹だった〜  作者: チカフジアース


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2話 学校でも


周りから「大丈夫か!」と言われて立たせてもらった


僕は一言お礼を言って、走った


ずっと走った・・・そして歩いた


走っては歩いて走っては歩いて・・・気づいたら僕は家の近くまでいた


(ガチャ)


家の扉を開けた


母さんと妹は幸い外に出ていた、〈やっぱり私と花で買い物してくるから大丈夫だよ〉と連絡が来ていた


気づかないほど僕は必死だった


それから僕は寝込んだ、帰ってきた母さんは度々僕の部屋に来て「大丈夫?」と心配してくれた


僕は何とか「大丈夫だよ」と言って、家族を心配させてしまって申し訳ないと思いながら


それから僕は覚えていない、気づいたらもう学校に行く日になっていた。憂鬱になっていたが家族を心配させたくないから無理やり登校した


学校について教室に入った


「おはよう、みんな」


いつもならみんな返事を返してくれるのに無視された・・どうして?


目が合う人もいたが、睨んできた


「え?、みんなどうしたの?」


僕は何もしていないはずだ、どうして?


「優斗・・・」

「相馬、何でみんな・・・」

「お前ふざけんなよ!」

「え?」


相馬がいきなり怒り出して僕の胸ぐらを掴んだ・・頭がどんどん真っ白になっていく


「そうよ!、あんたがそんな奴だと思わなかった!」

「・・最低です」


江美と薫子まで僕を、どうして


「みんなどうして怒ってるの?」


僕は心当たりが無いからこそ、これくらいしか返せなかった


そして薫子が僕を叩いていた


(パチン!)

「なにいってるの!春山さんに酷い事しておいて!」


愛佳に酷い事?・・・僕がされたのに


そして言い終わった薫子はスマホを僕に見せた、SNSの画面だ、書いてあった事は


〈今日、男が可愛い子を問い詰められていたから助けに入ったら女の子がすごい泣いてたんだよね〜、助けられてよかった〉


〈助けた女の子は彼に暴力を振るわれていたらしい、よくよく聞いたらその彼の名前は八代優斗というらしい、俺の学校の後輩だったよ。そんな事をする奴が後輩なんて最低だなぁ〉


〈可哀想だからとりあえずこの子は俺が守ることにします。だからみんな!俺がいない間、彼が彼女と接触したら守ってあげてくれ〉


愛佳の名前は出てないけど、僕の名前は出ていた。愛佳の席を見るが愛佳は学校に来ていない


SNSも何万人と見ている


「見損なったぜ、もうお前なんか友達でも何でもない!。二度と話しかけるなよ!そして春山さんとも話しかけるな」

「私も同意見!愛佳に近づいたらただじゃ置かない!」

「最低だよ、信じられない!」


相馬が僕を突き飛ばし、そして他のみんなも僕に罵詈雑言を言ってきた


「おーいもうすぐ席につけよ〜それと八代!いるかぁ?」


担任の真中先生が僕を呼んだ


「話があるからホームルーム終わったら来い」


本当になんでこんな事に


先生に呼ばれたのはやはり愛佳の件だ、僕はやっていないと言ったが信じてもらえなかった


SNSには身に覚えがない証拠も出て来た、それは腕に痣がある写真


愛佳の顔は映ってない、捨てアカにアップされてる・・・おそらく八田先輩だ


後々から気づいたが八田先輩のSNSはかなり人気らしいこと、だから学校のほとんどの人が知っている


真中先生も僕が愛佳と付き合っていたのは知っているから僕が愛佳に暴力を振っていたと思われた


僕は諦めず真中先生に言ったが


「まだ認めないのか!俺はお前がそんな奴だったと思わなかった・・・一旦早退して反省してろ!」


信じてもらえず、帰れと言われた


教室に持って来た荷物を取って下校した


他の人からはまた睨まれて何人からか


「もう学校くるなよ」

「あんな奴死んじまえ」

「居なくなれば春山さんも来てくれると思うし」

「そうよ!あんな奴死んじゃえ!」

「次来たらただじゃ置かない」

「そうだね、この場合イジメじゃなく制裁だね」


先生に聞こえない声で僕は罵倒される


幻聴なのか分からなかったけど、愛佳に振られた時と同じ音がした・・・何かが『砕けた音』


僕は歩きながら泣いてしまった、誰も僕のことを助けてくれない


家族にどう言えばいいかなと思った


・・・母さん達なら僕を・・・救ってくれるかもしれない!


(パチン!)

「 アンタ!愛佳ちゃんに暴力を振ったそうね」


家に入った途端僕は母に頬をビンタされた


父は会社、妹は学校だから家にいるのは母だけ


また、『砕ける音』がした


「僕は・・・やってない!」


僕はやはりこれしか言えない、母はまた僕を叩いて


「いい加減にしなさい!そんな嘘ついても何にもならない事くらいわかってるでしょ!まさか一昨日そんな事をしているなんて思わなかったわ!心配した私が馬鹿みたいよ!・・・アンタ聞いてるの!」


母は心配をしてくれると思ったがそんな事はなかった


僕はもうどうしたらいいかわからなかった、僕は家を飛び出した


母さんが「どこいくの!まだ話は終わっていない!」と言っていたが、我慢ができなかった


誰も僕を信じてくれない、僕はもうどうしたらいいかわからないまま走って・・・着いたのは近所の公園だった


ここはよく愛佳と遊んでいた公園・・・そして結婚を約束した場所だ


心や体が疲れたからベンチに座ることにした


僕は何もやっていないのに・・・どうしてこんなことになるんだよ・・・振られて、暴力を受けて、罵倒されて、信用もしてくれない


「生きるのが辛くなるとは・・思いもしなかったなぁ」


自然と声が出てしまう、夢であって欲しいと何度も何度も願ってしまう


・・・あぁ・・・辛い事がどんどん溢れていく・・・思い出したくないのに・・・死にたい・・・もう僕はどうしたらいいんだよ!


涙がまた出ていた、止まって欲しいけど止まらない


もう僕は・・・死んだ方がいいのかなぁ


「どうしたんですか?制服姿でこんな所で泣いてるなんて」

「・・・え?」


声の方を向くと女の子が立っていた、黒髪のツインテールで喋り始めが明るい子だ


「・・・君は?」

「あ!名乗りが遅れてすいません、『日守 月乃』です。よろしくお願いします」


明るっぽいから陽キャの人かなと思ったが何か真面目そうな子とも思ってしまった


これが彼女との出会いだ




新たな出会いは本当にいいですよねぇ、ただそれも勇気が必要


何か恥ずかしいことを言った様な・・と!取り敢えず新たなメインのキャラクター登場です!


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