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俺だけが、怪獣の襲来を知っている

怪獣。怪獣。怪獣。


「ーーぐわぁ」


声に出してみる。

思ったより、軽い。


俺の口から炎は出ない。


キュルキュルキュル。


椅子を仰向けにやりながら、回してやるとそんな音がなる。


カンカンカン。


デスクの上の明かりが、少し揺れて三度の点滅をする音だ。


…。…。…。


オフィスには誰もいない。

帰ったのか、食われたのか、そもそも居なかったのか。


はぁ。はぁ。




はぁ。


明日、怪獣が来る。


俺だけが、知っている。



外ではヘリの音が鳴っている。

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