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**リエナさんと見守り隊女子たち**
リエナ露店で
(なんて、わたし運がいいのよ。凄い嗅覚だと思わない?わたし凄いよ!!きっとこれは王宮のお菓子!!!兄王子様と弟王子様がいつも食べていらっしゃるお菓子だと思うわ!?)
(兄王子様!!民を思いやる優しいお方!民のために自ら薬を調合されるなんて!神!!)
(これも安い!!もしかして王子様たち街の相場をご存じないのだろうか!でも、民のためにわざとお安くしてくれているのかも!!!)
(弟王子様が自ら作った装飾品!!!凄い!!!そしてそれほどお高くもない!!これも全部民のために!!!)
(な、なんていうこと、お酒まで、きっと王子様方が晩さん会で召し上がるお酒に違いない、逃亡している今、現金が必要なのかしら。ああ、協力するわ、わたし!!!)
(やっぱりお安い!!そして見たことのないお酒!!異国の王宮のお酒だわ。今日の夕飯に飲もう!!そしてその前に皆さんに報告に行かないと!!)
リエナ見守り隊の皆さんへ
「皆さん!大変です!!本日、王子様方が露店を開かれました!!わたし運よく一番に買えました。異国の王宮のお菓子に王宮のお酒、兄王子様手作りの傷薬に弟王子様のアクセサリーです!!!」
「ええええ!!!!」
「異国の王宮のお菓子!」
「王子様方の手作り!!」
「それは・・・それは凄いです!」
「ドーナツとクッキーと言う王宮のお菓子はそれは至福の時間でした・・・。」
「きっと兄王子様と弟王子様にいつも作って差し上げている従者の方の手作りなんですよね。」
「はう。尊い!!」
「わたしも買いたかったです!!」
「王子様たちにお聞きしたところ、今後も街で定期的に露店を出されるのだとか。やはり逃亡されてきたので、王子様とはいえ稼ぐ必要がおありなんでしょうね・・・。」
「お助けしたい!!」
「わたくしもです!!」
「でも、施しは出来ません。施しは失礼です。正当な対価をお支払いいたしましょう!」
「次回は必ず買いに行きます!!」
「はぁそれにしても、今日もとてもとても、お美しかったです!もう麗しのオーラが凄かったです。弟王子様の邪気のない笑顔に倒れそうになりましたし、兄王子様の微笑みに胸を撃ち抜かれましたわ。」
「ほんとあのお方たちは美しいです!!」
「ぜ、絶対、抜け駆け禁止ですよ!!」
「「「はい!!」」」
こうして、誤解から始まり妄想へと昇華していった、異国の王子様見守り隊が着々と街で勢力を拡大していっていることを、4人はまったく知らなかった。商業ギルドのリタさんがいつの間にか王子様見守り隊に加入していたのも知らなかった。
その夜は露店の商品が完売して勝利の美酒で乾杯した4人だった。




