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無限の魔法使い  作者: 志野 勇希
4.港町ウィダス
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18.新たな仲間(2)


クシェルさんは、黒い髪で強めのパーマがかかっている。

目の色も黒だ。

木の強そうな切れ長の目をしている。

日に焼けて、褐色の肌をしている。

22歳だそうだ。


「そういえば、2人の名前教えてもらっていいかな?」

「私は、アリーヤといいます。」

足を折ってた子だな。

青い髪で、緑色の瞳をしている。

ストレートのきれいな髪をしている。

肌も褐色に焼けている。

21歳だそうだ。


「私は、ファギーです。」

気絶していた子だ。

黒髪、茶色っぽい瞳だ。

この子も焼けて褐色の肌をしている。

19歳だそうだ。


「で、俺の所で働きたいという真意を聞いてもいいかな?建前的なのはいらないから。」

「・・・分かりました。正直にお話すると、私達は銅ランクの冒険者です。

3人でこのまま冒険者に戻って生活する事も出来なくはないと思います。

ですが、私達は半年ほどあそこにいました・・・。体は魔法使い様に直していただきましたが、

すぐに何もなかったかのように冒険に出れるほど強くない。

それに、このまま冒険者を続けたとしても、ただ生きるだけの生活です。それも怪しいかもしれない。

今回のように冒険者を離れる事が出来る機会があるのでしたら、願ったりだったのです。

後は、打算なのですが・・・魔法使い様へのつながりができ、お仕え出来る機会があるのでしたら、

このチャンスを逃さないようにしたいと思いました。」

「なるほどね。クシェル、アリーヤ、ファギー、俺に仕えるという事は、

さらに秘密を抱える事になるけどいいのかな?」

全員、覚悟していたのかうなずいて俺を見る。


「了解です。君たちを雇いましょう。」

「ありがとうございます。」

「では、俺の仲間に紹介しよう。」

「はい。」

「こっちについて来てくれ。」


俺は、倉庫の奥の2重の壁の向こうにある亜空間から、家に向かう。

家に戻ると、マディとリルだけが家にいて、他のみんなは解体場で解体作業中らしい。

「リル。みんなを呼んできてもらっていい?」

「はい・・・クシェル!?」

「リル!あなたも・・・。」

「はい。私もハルト様に助けていただいたのです。」

「あなたが無事でよかったわ。連れて行かれた時には・・・もう・・。」

「ええ。ハルト様が来てくれなかったらそうなってたんだと思うわ。」


リルとクシェルが話出したので、俺は、

「知り合い?」

「はい。クシェルも、アリーヤも、ファギーも同じ境遇でしたから。」

「少し違うわよ・・・。私達は、あなたの村を襲った盗賊なんだから・・・。」

「ん?どういう事だ?」

「私たちは、最初あいつら盗賊の仲間だったのです。

私達パーティーは依頼という事で冒険者として参加したのです。

実際に村を襲うまで知らされていなくて、

ただ少し恐喝して少量の食料を得るだけの事だと思ってたのですが、

村を全滅させて金品を奪うのが目的だって判って・・・抵抗して囚われたの。」

恐喝でもどうかなと思うんだけど、そういう物なのかもしれないな。

ここでは純粋な力がある者が、力の無い物を虐げるって事なのかもな。

金の無い冒険者が、人数揃えるとそういう事をするんだろうな。


「なるほどな。。リルは何もないのかな?」

「はい。。村は襲いましたが、事実を知って私を助けてくれました。

おかげで私と一緒に囚われたので、恩人ともいえる人なんです。」

「リルに、しこりが無いのならそれでいいよ。今後はここで住むんだから、仲良くしてほしいしね。」

リルはうなずいていたので大丈夫なんだろ。


「マディ。今晩は、露店で出す予定の料理出してほしい。」

「はい。了解しました。」


クシェル達を、リビングの椅子に座らせる。

「君たちは住む所は確保済み?」

「いえ。先ほどギルドから出た所ですので、これからです。」

「じゃあ、ここに住んでもらうよ。ここなら、生活の保障が出来るからね。

ただ、他の雑用もいくつかお願いする事になるけどね。」

「ありがたいお言葉ですが、そのような事をしていただいてよろしいでしょうか?」

「まあ、従業員になにかあっても困るし、他にも手伝ってほしい事もあるしね。」


俺は、話をしながら木材から、椅子を3つと机を1つ追加で作成していく。

人数が増えたから、必要だもんね。


「ハルト様お待たせしました。」

リルが、みんな連れて来てくれた。

「みんなに紹介するね。前に話をしていた露店で働いてくれる新しい仲間だ。」

「クシェルと言います。獣狩りを主にした冒険者をやってました。」

「アリーヤと言います。同じく獣狩り主体の冒険者でした。斥候が主な仕事でした。」

「ファギーと言います。私も同じく獣狩り主体の冒険者でした。」


「リルは、家事全般と薬剤師関係それに畑や果樹を見て貰ってる。」

「よろしくね。」

「マディは、料理を主に見て貰ってる。後は解体とだな。

これから露店の料理はマディに教えて貰ってほしい。」

「よろしくお願いします。今晩、露店用の料理をお出しします。

すっごいおいしいので味わっていただければと思います。」

「次は、アリス。アリスは俺の友達で、ずっと一緒にいた子だ。今は解体を主にやってくれてる。」

「アリスです!」

「次は、ジャックとミーアだ。俺の友達で、兄弟で一緒に住んでる。解体を主にやってる。」

「よろしく!冒険者って事は、剣とか使えるのか?」

「はい。それなりには。」

「剣教えてほしい!」

「まあ、余裕出来たら教えてもらったらいいよ。」

「ミーアも、剣やってみたい!」

「ミーアは、ちょっと厳しいかもだけど。。まあいっか。。やってみるのもいいかもね。」

「あ!アリスもやってみたい!」

「という事だ、クシェル、アリーヤ、ファギー、余裕がある時でいいから教えて上げて貰えるかな?」

「はい。かしこまりました。」


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