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第27話「ひとつの愛へ」

 2人で話し合っていると突然、雪が本格的に振り始め、クリスマス当日のためホワイトクリスマスとなった。


 ここで鳥羽くんがカバンからプレゼントを取り出しながらこう言ってくれる。


 「これ以上、雪が降る前に麻友ちゃんにクリスマスプレゼントを用意したから受け取って欲しいんだ。」


 私はすごく嬉しそうにしながらプレゼントを受け取っていく。


 「プレゼント用意してくれてありがとう!すごく嬉しい。実は私も遥樹くんにプレゼント用意したから受け取って欲しいなぁ。」


 私がプレゼントを受け取ってから今度は、私がズボンのポケットからプレゼントを取り出して渡していく。  


 「ちょっと待ってね。サイズは似たようなものなんだけど、これなんだよ。」


 鳥羽くんもすごくうれしそうにしながら、私のクリスマスプレゼントを受け取ってくれる。


 「わざわざありがとう。なんかコンパクトでめっちゃ良いじゃん。ちょっと中身開けても良い?」


 私も中身が気になったので、鳥羽くんにこう言った。


 「それなら一緒にそれぞれのプレゼントを開けない?私も中身が気になるから」


 鳥羽くんは、大きく頷いてから返事をしてくれる。


 「もちろん良いよ。さっそく開けよう!」


 そう言ってからお互いプレゼントの中身を開封かいふうしていく。


 すると鳥羽くんがプレゼントしてくれた方には、雪の結晶のヘアアクセサリーもついていた。

 しかし両方とも全く同じ雪の結晶のデザインが入っている指輪であった。


 これにはお互い、驚いてしまい鳥羽くんは驚きながら私にこう言った。 


 「え?一緒の指輪じゃん!こんな偶然ってある?ちなみに僕は大阪梅田で買ったんだけど」


 私は、鳥羽くんの話を聞いてから同じく驚きながら返事をする。


 「確かに一緒の指輪だね。ちなみに私は神戸で買ったよ。いや、でもこんな偶然ってあるんだね。ビックリだけどなんだか嬉しい!これってお揃いな指輪なわけで、お互いサイズもピッタリだし。」


 鳥羽くんもこの指輪を眺めながら、すごく笑顔でこう話す。


 「たしかにお揃いなのは、めちゃくちゃ嬉しい!やっぱり僕たちものすごく気が合うなんだなって思う。」


 その話を聞いて私は、思わず鳥羽くんにさりげなくこう言う。


 「ほんと、私たちってものすごく気が合うね。遥樹くん、今度こそこれからずっと一緒にいよう!」


 この言葉を聞いて鳥羽くんも顔を赤くしながらハッキリと返事をしてくれる。


 「うん。もう他の女性に行ったりなんてしない。それにこれからも麻友ちゃんの身に何かあったとしても必ず助けてみせる。約束するよ!」


 私は、ものすごくキュンしてしまい、顔を赤くしながらこう言った。


 「ありがとう。遥樹くん、大好きだよ!」


 そして私たちは、ここから何も言葉を発することなくお互い静かにじっくりと見つめ合う。


 お互い優しく抱き合い、ゆっくりと距離を縮めてからキスをした。


 ここで鳥羽くんが空を見上げながらつぶやいた。


 「雪が降っててきれいだな。」


 私は、事前に用意していた手袋を両手に装着し、雪を少し左手に乗せてルーペで確認する。


 じっくり見ると雪の結晶の造形を確認することが出来てすごく輝いて見えた。


 私は、ルーペで雪の結晶の造形を眺めながら鳥羽くんにこう言った。


 「ルーペで雪の結晶をのぞいたら、すごくきれいだよ。一緒に見よう!」


 すると鳥羽くんも後ろからルーペで雪の結晶を覗いてくれながら返事をしてくれる。


 「確かにきれいだな。だけど僕は麻友ちゃんの方が圧倒的にきれいだと思う。」

 

 喜びのあまり、私は鳥羽くんを強く抱きしめながらこう言う。


 「そんなこと言ってくれてありがとう!これは一生、忘れられない思い出になるね!」


 こうして私たちは大きな苦難と困難を乗り越え、ふたりの恋はひとつの愛へと変わっていったのであった。


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