第28話(特別編)「またひとつ忘れられない思い出」
あのホワイトクリスマスから2ヶ月余りが経過し、2月14日のバレンタインデーに私たちは結婚式をあげる。
私はウェディングドレスを着用し、鳥羽くんはタキシードを着用して新郎新婦の入場の時を迎える。
その後、開宴の辞・祝辞・乾杯・ケーキの入刀などが行われた。
私はこの瞬間についてすごく幸せな気持ちでこう感じていた。
『まさか遥樹くんと一緒に結婚できるなんて嬉しい。それにたくさんの人に祝ってもらえていることや、生まれて初めてウェディングドレスを着れていることも嬉しい。』
ちなみにこの結婚式には、舞桜さんと栄川さんも参加されていて、舞桜さんは私にこう言ってくれた。
「御結婚おめでとうございます!私が鳥羽くんと式を挙げられなかったことはすごく悔しいけど、必ず幸せになってください!」
私は舞桜さんに微笑みながらこう言った。
「ありがとうございます!必ず幸せになります!」
続いて栄川さんも頭を下げながら私にこう言った。
「望月さん、意地悪なことを思ったり考えたりして本当に申し訳ございませんでした!どうかお二人には幸せになることを強く願っております。」
私は、栄川さんにも微笑みながら返事をする。
「反省してくれてるならそれで良いですよ。必ず幸せになって、栄川さんが羨ましがる人生を送ってみせます!」
鳥羽くんサイドにもプロ野球関係者の方が多数、駆けつけており一人一人にしっかりと挨拶をしていた。
一軍の望月勝監督から鳥羽くんに一言、すごく真剣な表情で言った。
「御結婚おめでとうございます!幸せになってください!そして新婦を必ずしあわせにしてあげてください!」
そして鳥羽くんもすごく真剣な表情で返事をした。
「ありがとうございます!もちろん幸せにします!」
立会人の人によって、誓いについての問いかけを私たちにしてくれる。
「その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くす ことを誓いますか?」
そして私と鳥羽くんは、一緒にこう誓った。
「はい。誓います!」
立会人の方が、私たちにさりげなくこう言った。
「それでは誓いのキスをおねがい致します。」
私たちは、お互い見つめ合ってからゆっくりとキスをした。
特に問題なく、結婚披露宴は幕を閉じる。
新郎である鳥羽くんが贈呈された花束を片手に取りながら私と手を繋ぎ、ゆっくりと退場していく。
周囲の人から祝福の気持ちを込められ、花びらを撒いてフラワーシャワーまでして頂けた。
フラワーシャワーも終了してから鳥羽くんは私に笑顔でこう言ってくれる。
「結婚式終わったね。これから麻友ちゃんをもっと幸せにしてみせるからね!」
そして私は、顔を赤くしながら鳥羽くんに抱きついてから返事をした。
「ありがとう!これからずっとずっと一緒にいようね!」
こうして無事に結婚式が終了し、私たちにとって、またひとつ忘れられない思い出が出来たのであった。




