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23 がんばる陣内さん

◆雑感ドキュ ※あとで整理 小柴兄は単独ドキュ?


・異世界のエルフやケモミミを見るためには?

 どのようなアプローチが必要になるか?

 その結論はひとつ

  エネミーの世界に行く方法を確立することに他ならない

   これまでは観測するだけだった

    次元の裂け目から向こう側へ直接足を踏み入れる技術や経路

     探求は不可欠


【次元の向こう側は異世界】

 無限の可能性

  しかし我を出しすぎてはいけない

   観光程度にするべき

    侵略者になってはならない ※厳守


・無謀とも思える領域

 私の計画を早める切っ掛けをくれた兄には、感謝しなければならない

 あの日、兄が次元の向こう側へと突入し、無事に帰還したという前例がすべての前提を覆した


 場所によると思われるが、高知能体の次元は人間も行動できる可能性が高いという極めて貴重なデータが得られた


【この謎をさらに解き明かすためにも、今回の合宿の主催であるドワーフにも聞くべき事案だと言える】


・表向きは通常の救助訓練や戦闘訓練とされていた

  実態はまったくの別物といっていい、かなりの高難易度訓練

   女学院生も巻き込んだ訓練のため、事前に共謀していたと思われる


 運営側は、私たちの実力を測るために内緒の合同訓練を画策していたということ

 先生とドワーフの策謀によって、突発的な事態への対処を見られたということ


・評価基準

 私たちが落ち着いていられるか?

 非戦闘員や仲間を完璧に護衛できるか?

 そしてなによりも、混乱する状況の中で的確に周囲の人間を誘導できるか?

 このようなことを見られていたはず


 これらすべての要素が、今回のインスタンスダンジョンにおける本当の評価基準だったと思われる


 他クラスとは分断されているこの隔離空間こそが、彼らの仕掛けた実験場だった


 さらに言えば、同行していた女学院生

  ヤンチャしてはいけないという暗黙のルールもあったかもしれない

   お嬢さまとはいえ、能力が強くなる時期

    己を律する精神も試されたはず


 そんな彼女たちの安全を担保しつつ、高校生側がどう動くかを先生たちは観察していたに違いないと、私は確信している


・事の真相がどうあれ先生とドワーフは私たちを騙した

 だから出せる情報は全部出してもらうことにする

【今後の交渉において】

※ 彼らの秘密や保有する異世界の情報は徹底的に毟り取ってよいものとする


#問い詰めリスト#

・質問事項(常時追加)

 最初は侵入者だった?

 交渉役が送られた?

 コンタクトを取った?

 方法は?

 こちら(地球側)からアクションを起こした可能性は?

 別の友好的種族の心当たりは?

 どこの世界でも次元移動可能なのか?

 見付ける手段は?

 {※ 可能であれば連絡先を交換する}


・異世界旅行 この大きな目的を果たすために、これから必要なのは?

 私の戦闘力だけでは圧倒的に足りないはず

 (武術を習得する必要性も考慮しておく)


 もっとも単純なのはパーティを組むこと 戦武僧魔は基本

  次元を渡るため、ヒーローであることは必須

   協力者として佐々木司を候補に入れておく

    最低でも治療薬だけでも手に入れておきたいアイテム

     その際は使用期限をチェック


・公的な縛りに囚われない独自の戦力が必要不可欠

 タフな精神の持ち主 好奇心旺盛 協調性 秘密の厳守

  最低でも上記は必須

   戦闘力は人数でカバー可能


【ひなを筆頭に、秘密の共有をしている小柴兄妹を巻き込んでヒーロー会社を作る】

 これが私の現時点における最大の目標であり、未来への布石

 この案が一番まるい

 つばさも巻き込めれば、男子連中も移動可能になる?

  空潜行エアダイバーが次元の裂け目と、どう干渉するかは現段階で把握できていない


 準備に3年間使う予定だったが、早くもメンバー候補が揃うのは嬉しい誤算

  これは行幸であると言わざるを得ない

   会社立ち上げのタイミングは早くなるだろう(カグヤの高校卒業後予定)

    渡航前の準備などは、チームを組んでからのほうが良い

    兄の意見は重要と考える

     ノリで動いているようだが、驚くべきことにしっかりと考えてはいた


・これだけの逸材が身近に揃っているのなら、計画の実現性は一気に跳ね上がる

 この計画の要となるのが、やはり小柴カナタという存在の規格外な行動力

 戦闘力も申し分なし

  全容は知れないが、兄の戦闘力は想像を超えるものである


・小柴カナタの戦闘力

 客観的なデータから見て精査

  トップクラスのプロヒーローや自衛官と比べても遜色がない

   私の能力で見ているので間違いはない

    懸念点であった範囲攻撃力は、発勁の連射(?)でカバーしていた

     連射攻撃を2連続で放つことが可能なのは映像で確認できる

      映像から推測できる攻撃範囲は、ひなのチェイン6発分ほど


【武術というのはそれほどまでに攻撃性能が高いものなのだろうか?】

 能力は1人ひとつという絶対的なルールが存在している

  兄の能力は性別反転ガールズフォーム

   つまり兄の戦闘力は、ただの技術であることで間違いはない

    しかし一般的なものではないことは確かである

   (情報が出てこない 武術は極秘のもの? 秘奥義とかいう感じ?)

     近いものは、漫画 アニメ 映画 ゲームといったコンテンツ


・小柴カナタは自分の強さを全く理解していない

  ただの一般人としての認識を崩さない

   彼の戦闘力は明らかに異常な域に達している


 固有の攻撃スキルを持たない彼がこれほど強いのは、人を超えた動きであること

 これほどまでの力を持ちながら、本人は本当に弱いと思っていることも、また事実である


 ではなぜ、彼はそれほどの超常的な技術を身につけるに至ったのか?

  幼少期の事件が、兄を狂気の世界に招いたであろうことは明白

   そこには明確な動機と、執念が存在していたと思われる

 その根底にあるのは、妹であるカグヤを護ることが始まりだったはず

  そしてプロヒーローである草野あかねへの憧れ

   この2点は子供ゆえに純粋で強烈な感情だったのだろう


 強い想いは年月を経て、全ヒーローへの憧れと変化したものと考えられる

  両親とも簡単に会える距離ではなかったことも、原因のひとつではないだろうか

   小柄なカグヤを守ろうとする良き兄であることもまた、原因のひとつ

    彼の気質がヒーローという偶像にぴったりハマったということだろう


・ヒーローの身体能力を使い、限界を超えた鍛錬の結果?

  積み上げられた兄の戦闘力は、ヒーローの可能性を示唆している


※ 普通の人間の肉体では崩壊するような負荷を、変身時の身体能力でカバーしながら鍛え上げたということ

 しかし、彼が日常的に使っている氣功は謎の技術と言わざるを得ない

 ただの鍛錬だけで空間を歪めるほどの衝撃を生み出せるとは思えない

  やはり師がいる?


#問い詰めリスト#

 もし独学でないとするならば、その技術の源流には一体なにがあるのだろうか?

 少なくとも彼が感覚で語るような、てや!ツイー!ドパア!では出ないことを私は確認している

 時間が足りない? そもそも1週間の実験では発現には至らないのかもしれない

  (要検証 兄にもあとで聞く 論理的に説明させること 翻訳にカグヤ必須?)


 私がドキュメントを保存したとき。


「嬢ちゃんは研究熱心じゃのう。明日は自由行動じゃが、早う寝えよ? お肌の天敵じゃあ! がっはっは」


 丁度いいことにナチュラルセクハラドワーフが声をかけてきた。

 私の問い詰めリストが1つ減る。

 訓練も終わって明日はお休み。


 1徹程度なら問題はない。


「逃がさない」


 セクハラ分も追加する。

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