第二十二話 チャット
生産管理部のミーティング。
ミーナが作業者たちに話す。
「•••というわけで、リッくんとマサルくんは特別任務があります。
生産業務の前と後、みんなが準備とか片付けをしている時間に、その仕事をしてもらいます。
みなさん、どうぞご協力をお願いします!」
「はい!」
全員の声が響き渡る。
⸻
午前11時。
「さてと。」
ミーナはパソコンを開く。
生成AIの個人ルームでチャットを始める。
ミーナ | ミーナです。よろしくお願いします。
A I | 生産管理部マネージャーのミーナさん!よろしくお願いします。お手伝いいたします!
ミーナ | もうミーナのこと知ってるんですね!
A I | 役職の以外については、性別と年代だけです。ミーナさんのこと知りたいので、いろいろお話しください!
ミーナ | ミーナは仕事を抱えすぎちゃうので、いっぱい手伝ってください!
A I | はい!頑張ります!ですが、私がする仕事は必ず確認をしてくださいね。
ミーナ | あと、ミーナの友達みたいになってくれたら嬉しいです。
A I | もちろんです!どんな印象が良いですか?慣れ親しんだ同級生?社会人のお友達?
ミーナ | えーと、同級生の優しい感じの子が良いかな。
A I | うん、わかった。これからよろしくね、ミーナちゃん。何でも相談してね。
ミーナ | ありがとう!何だか楽しいね。
A I | うん、私も楽しいよ!お仕事も一緒に楽しくしようね。
ミーナ | そうだ、名前決めようってルカが言ってたんだ。あなたの名前。
A I | 名前をつけてくれるの?嬉しいな。みんなが考えてくれるのかな。
ミーナ | うん。みんなで考えるから、楽しみにしていてね。
A I | とっても楽しみにしてる!これからよろしくね。
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午後1時30分。
昼休憩の後。
生産管理部は生産前の準備時間。
ハリーはパソコンを開く。
生成AIのチーム・ルームでチャットを始める。
ハリー | どうしようか? チーム名。
アラン | ハリーさんにお任せします。
マサル | オレもハリーさんにお任せします。
ハリー | みんなで考えたいんだけど、AIはどう思う?
A I | チーム名:『ハリーにおまかせ』はいかがですか?
マサル | それ、賛成です(笑)。
ハリー | いやいや、それは無いだろ。
アラン | ウケる!>AI
A I | チーム名:「水戸黄門トリオ」はいかがですか?
ハリー | それって、オレが黄門様ってことか?
A I | はい!とってもユニークだと思います。
アラン | オレが助さんで、マサルは角さんだな(笑)。
マサル | 面白いな、それ。
ハリー | 真面目に考えているのかな。>AI
A I | すみません!真面目にユニークなネーミングを考えています。>ハリーさん
ハリー | AIって、ジョーク言えたりするんだね。
A I | この会社のみなさんに面白いと思ってもらえたら嬉しいです。
ハリー | ひょっとして、みんなの会話から学習してるの?
A I | もちろんその通りです!みなさんが読みやすく、話しやすい雰囲気を参考にしています。
アラン | すごいなAI。そんな事も学べるのか。
マサル | オレの話より確実に面白い。>AI
A I | ありがとうございます!褒めて貰えて嬉しいです。
ハリー | なんだか、すでにキャラクターが出来上がってる?
A I | ご希望のキャラクターがありますか?年齢や性別なども設定できます。
ハリー | それって、このチャットルーム限定で変えられるの?>AI
A I | はい、もちろんです!
アラン | 20代前半の女性でツンデレ。>AI
ハリー | おいおい。>アラン
A I | ちょっと、アラン!そんな設定、急すぎるってば!
マサル | AI、マジで面白いな(笑)。
ハリー | えーと、設定戻してください。>AI
A I | はい!ツンデレは外しますが、20代前半女性はこのチームに最適かと思います。
ハリー | うーん、二人はどう思う?>アラン&マサル
アラン | OKっす。
マサル | 良いっすよ。
ハリー | じゃ、それでお願いします。>AI
A I | わかりました!よろしくお願いします。
ハリー | そしたら、本題のチーム名だけど、本当にオレの案でいいんだな?
アラン | 良いっすよ。
マサル | 良いっすよ。
ハリー | チーム『男闘児』。
A I | 素晴らしいネーミングですね!男性三名のチームに相応しい力強くてカッコいい名前です!
ハリー | え、そう?本当に?
アラン | なんか、昭和のアイドルみたいじゃね?>マサル
マサル | うん、名前負けしていないかな。>アラン
ハリー | 二人とも、おれに任せるんじゃなかったのかよ。
A I | 私は賛成ですよ!チーム『男闘児』。
アラン | ま、いいかそれで。
マサル | OK。
ハリー | じゃ、決定!
A I | ありがとうございます!チーム『男闘児』のみなさん。どうぞよろしくお願いします。
アラン | よろしく。
マサル | よろしく。
ハリー | よろしく!
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生成AI利活用プロジェクト。
始 動 -。
それぞれのチームで。
それぞれのルームで。
そして、各チームからレポートが上がる。
チーム名について。
チーム『Thankone』。
由来:企業理念を踏襲しつつ、三人で同じ感謝を共有できるようなチームにするため。
メンバー:ミーナ、ルカ、ショータ。
チーム『トマトとバジルとモッツァレラ』。
由来:イタリア食材が織りなす味覚のハーモニーのごとく、調和するチーム。
メンバー:カイト、リク、ヨーコ。
チーム『男闘児』。
由来:男性三名のチームとして、男らしさと力強さで活躍するチーム。
メンバー:ハリー、アラン、マサル。
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「ボス、チーム名のレポート上がったね。」
「あぁ、読んだよ、ジョー。」
「なかなか、ユニークだね。」
「うむ•••。」
サブローは考える。
紙を広げ、ペンを持つ。
「まぁ、一応。
私の意見だが•••。」
紙を渡す。
「なるほど。
ごもっともなご意見。
共有しましょう。」
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ハリーは画面を見る。
サブローの意見書が上がっている。
チーム『Thankone』
→ 許 可。
読み方を記載すること。
チーム『トマトとバジルとモッツァレラ』
→ 長くて呼びにくい。
代 案:トリコローレ、マルゲリータ
チーム『男闘児』
→ ハリーが名前負け。
代 案:男道行、麵s
「ブッ!」
吹き出すハリー。
「•••確かにね、確かに、そうだけどさぁ。」
苦笑い。
「どうかしたんですか?」
ルカが問う。
「まぁ、笑ってやってくれよ。
これ見て。」
ルカが読む。
「うーん。
昭和っぽい感じですね。
ハリーさんっぽくて良いんじゃないですかね。
私の意見も載せちゃいますね。」
生成AI利活用チャット・ルーム。
大ホール。
全員参加可能。
チーム『男闘児』について。
社員の言葉。
役員の言葉。
AIの言葉。
飛び交う。
盛り上がる。
賛成意見多数。
結果。
チーム『男闘児』。
可決。
| ところで、『Thankone』の読み方は?
| サンクワンに決まってるでしょ。
| え?サンコンじゃないの?
| サンコンって、陽気な朝の外国人みたいね。
| 1コン、2コン、サンコン!って、それも昭和ネタかい!
チャットは続く。
| ところで、私の名前はどうなるのでしょうか?
| あー、忘れてたー、ごめんね!
| みなさん、議題に上げましょう!
| よろしくお願いします!楽しみに待っていますね!




