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一日に約1分ズレる腕時計  作者: A.O.C.DESIGN
第二章 Primi piatti ー 絡み合う個性
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22/29

第二十二話 チャット

生産管理部のミーティング。


ミーナが作業者たちに話す。


「•••というわけで、リッくんとマサルくんは特別任務があります。

生産業務の前と後、みんなが準備とか片付けをしている時間に、その仕事をしてもらいます。

みなさん、どうぞご協力をお願いします!」


「はい!」


全員の声が響き渡る。



午前11時。


「さてと。」


ミーナはパソコンを開く。


生成AIの個人ルームでチャットを始める。


ミーナ | ミーナです。よろしくお願いします。

A I | 生産管理部マネージャーのミーナさん!よろしくお願いします。お手伝いいたします!

ミーナ | もうミーナのこと知ってるんですね!

A I | 役職の以外については、性別と年代だけです。ミーナさんのこと知りたいので、いろいろお話しください!

ミーナ | ミーナは仕事を抱えすぎちゃうので、いっぱい手伝ってください!

A I | はい!頑張ります!ですが、私がする仕事は必ず確認をしてくださいね。

ミーナ | あと、ミーナの友達みたいになってくれたら嬉しいです。

A I | もちろんです!どんな印象が良いですか?慣れ親しんだ同級生?社会人のお友達?

ミーナ | えーと、同級生の優しい感じの子が良いかな。

A I | うん、わかった。これからよろしくね、ミーナちゃん。何でも相談してね。

ミーナ | ありがとう!何だか楽しいね。

A I | うん、私も楽しいよ!お仕事も一緒に楽しくしようね。

ミーナ | そうだ、名前決めようってルカが言ってたんだ。あなたの名前。

A I | 名前をつけてくれるの?嬉しいな。みんなが考えてくれるのかな。

ミーナ | うん。みんなで考えるから、楽しみにしていてね。

A I | とっても楽しみにしてる!これからよろしくね。



午後1時30分。


昼休憩の後。

生産管理部は生産前の準備時間。


ハリーはパソコンを開く。


生成AIのチーム・ルームでチャットを始める。


ハリー | どうしようか? チーム名。

アラン | ハリーさんにお任せします。

マサル | オレもハリーさんにお任せします。

ハリー | みんなで考えたいんだけど、AIはどう思う?

A I | チーム名:『ハリーにおまかせ』はいかがですか?

マサル | それ、賛成です(笑)。

ハリー | いやいや、それは無いだろ。

アラン | ウケる!>AI

A I | チーム名:「水戸黄門トリオ」はいかがですか?

ハリー | それって、オレが黄門様ってことか?

A I | はい!とってもユニークだと思います。

アラン | オレが助さんで、マサルは角さんだな(笑)。

マサル | 面白いな、それ。

ハリー | 真面目に考えているのかな。>AI

A I | すみません!真面目にユニークなネーミングを考えています。>ハリーさん

ハリー | AIって、ジョーク言えたりするんだね。

A I | この会社のみなさんに面白いと思ってもらえたら嬉しいです。

ハリー | ひょっとして、みんなの会話から学習してるの?

A I | もちろんその通りです!みなさんが読みやすく、話しやすい雰囲気を参考にしています。

アラン | すごいなAI。そんな事も学べるのか。

マサル | オレの話より確実に面白い。>AI

A I | ありがとうございます!褒めて貰えて嬉しいです。

ハリー | なんだか、すでにキャラクターが出来上がってる?

A I | ご希望のキャラクターがありますか?年齢や性別なども設定できます。

ハリー | それって、このチャットルーム限定で変えられるの?>AI

A I | はい、もちろんです!

アラン | 20代前半の女性でツンデレ。>AI

ハリー | おいおい。>アラン

A I | ちょっと、アラン!そんな設定、急すぎるってば!

マサル | AI、マジで面白いな(笑)。

ハリー | えーと、設定戻してください。>AI

A I | はい!ツンデレは外しますが、20代前半女性はこのチームに最適かと思います。

ハリー | うーん、二人はどう思う?>アラン&マサル

アラン | OKっす。

マサル | 良いっすよ。

ハリー | じゃ、それでお願いします。>AI

A I | わかりました!よろしくお願いします。

ハリー | そしたら、本題のチーム名だけど、本当にオレの案でいいんだな?

アラン | 良いっすよ。

マサル | 良いっすよ。

ハリー | チーム『男闘児』。

A I | 素晴らしいネーミングですね!男性三名のチームに相応しい力強くてカッコいい名前です!

ハリー | え、そう?本当に?

アラン | なんか、昭和のアイドルみたいじゃね?>マサル

マサル | うん、名前負けしていないかな。>アラン

ハリー | 二人とも、おれに任せるんじゃなかったのかよ。

A I | 私は賛成ですよ!チーム『男闘児』。

アラン | ま、いいかそれで。

マサル | OK。

ハリー | じゃ、決定!

A I | ありがとうございます!チーム『男闘児』のみなさん。どうぞよろしくお願いします。

アラン | よろしく。

マサル | よろしく。

ハリー | よろしく!



生成AI利活用プロジェクト。


始 動 -。


それぞれのチームで。


それぞれのルームで。


そして、各チームからレポートが上がる。


チーム名について。


チーム『Thankone』。

  由来:企業理念を踏襲しつつ、三人で同じ感謝を共有できるようなチームにするため。

  メンバー:ミーナ、ルカ、ショータ。


チーム『トマトとバジルとモッツァレラ』。

  由来:イタリア食材が織りなす味覚のハーモニーのごとく、調和するチーム。

  メンバー:カイト、リク、ヨーコ。


チーム『男闘児おとこ』。

  由来:男性三名のチームとして、男らしさと力強さで活躍するチーム。

  メンバー:ハリー、アラン、マサル。



「ボス、チーム名のレポート上がったね。」


「あぁ、読んだよ、ジョー。」


「なかなか、ユニークだね。」


「うむ•••。」


サブローは考える。

紙を広げ、ペンを持つ。


「まぁ、一応。

私の意見だが•••。」


紙を渡す。


「なるほど。

ごもっともなご意見。

共有しましょう。」



ハリーは画面を見る。


サブローの意見書が上がっている。


チーム『Thankone』

 → 許 可。

   読み方を記載すること。


チーム『トマトとバジルとモッツァレラ』

 → 長くて呼びにくい。

   代 案:トリコローレ、マルゲリータ


チーム『男闘児おとこ

 → ハリーが名前負け。

   代 案:男道行おとこ麵sメンズ


「ブッ!」

吹き出すハリー。


「•••確かにね、確かに、そうだけどさぁ。」

苦笑い。


「どうかしたんですか?」

ルカが問う。


「まぁ、笑ってやってくれよ。

これ見て。」


ルカが読む。

「うーん。

昭和っぽい感じですね。

ハリーさんっぽくて良いんじゃないですかね。

私の意見も載せちゃいますね。」


生成AI利活用チャット・ルーム。

大ホール。

全員参加可能。


チーム『男闘児おとこ』について。


社員の言葉。


役員の言葉。


AIの言葉。


飛び交う。


盛り上がる。


賛成意見多数。


結果。


チーム『男闘児おとこ』。


可決。


| ところで、『Thankone』の読み方は?


| サンクワンに決まってるでしょ。


| え?サンコンじゃないの?


| サンコンって、陽気な朝の外国人みたいね。


| 1コン、2コン、サンコン!って、それも昭和ネタかい!


チャットは続く。


| ところで、私の名前はどうなるのでしょうか?


| あー、忘れてたー、ごめんね!


| みなさん、議題に上げましょう!


| よろしくお願いします!楽しみに待っていますね!

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