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2/10

事の始まり

正直初連載なのでおかしいところもあるかと思います

あと結構色々と他の作品が混ざってるかもしれませんが、もう私には何が混じってるのか、どこに混じってるのか、判断できなくなりつつあります。

 今日はなにか様子がおかしい。いつもご飯を持ってくるメイドが来ないし、扉の外がざわざわしている。年に1回くらいはこんなこともあるけど、今日はやけに長い、と思ったら静かになった。何かあったとしか思えない。

 ん? なんで扉が光って...っ!? え? 誰!? あの子!? え? ってあっ! ちょっと! どこかに行かないで...、って私、声が出てない? あぁ、そっか。私、声を出す訓練とかしてなかったから、出し方がわからないんだ。どうしよう。多分あの子はこれからもこの部屋に来るはず。根拠はないけど、なぜか確信が持てる。なんでだろう? まあ、そのうち分かるか。たぶん今の私には関係ないことだし。いつも通りパソコンで遊んでよ。


◇◇◇


 今日の昼はびっくりしたなぁ。あれからいっぱい練習して、声くらいは出せるようになったけど、まだちゃんと喋るのは難しいし...。まあ、私が喋る必要が出てくることなんてたぶん一生無いから大丈夫だと思うけど。って、また扉光ったし!? なんで!? そもそも扉が光るのすらさっきが初めてなのになんで1日に2回も起こるの!? 私なにかしたかなぁ(泣)?

 ん? なにか話してる? なんて...。


「マジで開いたよ...」

「だから言ってんじゃねぇかよ! ここの扉が開いたって!」


 えっと、昼の子となんかかっこいい男の人?


「いやいやいや、いくら可愛い弟の言う事とはいえずっと開かずの部屋として教えられてきたんだぞ!? そう簡単に信じられるかっての! で、この部屋にきれいな人がいるっt...」

「兄貴? どうしたんだよ?」

 

 会話の内容から察するに兄弟なのかな? 結構仲良さそうだけど、この王宮にそんな雑な口調の兄弟居たかなぁ? 単純に私が接したことがないだけなのかな? まあ多分一番可能性が高いのそれだけど


「レインボー...、アイ? 流石にこれはきいてないぞ...?」

「...。えっと、ごめんなさい...。言い忘れてました...」

「はぁっ!? なんでそんな大事なこと言い忘れんだよ!?」


 レインボーアイ? って確か、大神の能力を継承できる人が持つ目だよね? 私がそんなの持ってるわけ無いでしょ? この人たち何言ってるの? っていうかそもそも人の部屋に入ってきて挨拶もなし? いや、それどころじゃなさそうではあるんだけど...。


「要するに父様の隠し子...、ってことだよな?」

「じゃなかったら何なんだよ!? 俺達なんかより圧倒的に継承権が高いやつが自然発生してここに幽閉されてるとでも言うのか!?」

「いや、そうは言わないけど...」


 え? え? え? もしこの話が正しければ、この人たちは私の兄弟でもあるってこと? 嘘でしょ!?


「っと、挨拶がまだでした。はじめまして。ここ、ルミエルトを治める大神の第一王子のアキト・クラウディオです」

「あっ! 確かに! えっと、俺はその弟のライト・クラウディオですっ! あの、あなたは?」

「あ、えっと、その、うま、く、しゃべ、れ、ない」

「ゆっくりで大丈夫ですよ。俺達も急いでいるわけじゃないので」

「兄貴さっきまでの俺への態度とぜんぜん違うね!?」

「そりゃそうだろ。初めて会う女性に対してあんな態度は失礼じゃねぇか」

「そうかも知んないけどさぁ...」

「えっと、えっと」


 えっと、私の名前は...、って、また声に出せてない。もう一度、もう一度落ち着いて...。


「わたしの、な、なまえ、は、かれん、くら、うでぃお、です」

「...。それ、本当ですか? あ、いや、おこってるとかバカにしてるとかじゃなくて、純粋に気になるというか」

「えっ、えっと?」


 どういうことだろう?


「要するにこんなきれいな人が自分の姉弟でいいのか、ってことだよな?」

「さすがは兄貴! 俺の言いたいことがすぐわかる!」

「えっと、えっと、たぶん、ほんとう、です。まえに、ごはんを、はこんで、きて、くれた、ひとが、おおがみさまから、こんなこが、うまれるなんて、って、いってたので...」

「マジかよ...。」


 これは私にも自信はあまりないけど、私が得た知識が正しいなら多分そうなはず。


「あの、これから毎晩来てもいいですか?」

「え? あの、いい、けど、なんで...?」

「なんか喋り方からして喋り慣れてないのかなーって。毎晩俺達と話してたら多少はリハビリになるでしょう?」

「おい、あまり勝手に話を進めるな。相手が嫌がってる可能性だってあるんだぞ?」

「えっと、だいじょうぶ、です。いやじゃ、ない、ので」

「なら...」

「だから勝手に話を進めるなって」


 べつに、嫌じゃないし、むしろ嬉しいんだけどな。でも、今までのことを考えるとこの人たちはあまりここに来ちゃいけないっぽいし...。この場合、私はどうすればいいんだろう? でも多分断ると相手も困っちゃうよね? うーん、そもそも今の私だと対人経験がめちゃくちゃ低いし...。声も思ったよりでなくて今結構焦ったもんなー。まぁ、この人たち気にしないどころか協力を申し出てくれてるんだけど...。ていうかこの人たち何歳なんだろう? みた感じライトさんは私より下だけど、アキトさんは私よりかなり上っぽいし。


「あの、おふ、たりは、いま、なんさい、なんで、すか?」

「俺が今日で20で、こいつが先日10になったばかり。それと、俺達も疲れるから無理して敬語は使わなくて大丈夫だ。あと、俺のことはぜひとも『お兄ちゃん』と呼んでくれると嬉しい」

「いや俺より私欲丸出しじゃん! なんで俺は注意されて兄貴はOKなんだよ!」

「主にカレンさんに迷惑になる可能性があるかどうかの違いだからな。それに、お前の提案は俺達にとってあまりにもリスクが高すぎる。もし見つかったらどうするつもりなんだ?」

「うっ、それは...」

「あの、おに、ちゃん、かれん、で、いいよ。それに、まいに、ち、きてくれる、のは、うれしい」


 だってこんなかっこいい人達が私のリハビリに付き合ってくれるなんて贅沢も良いところだもんね。ところで、結構長い時間ここにいるけど大丈夫なのかな? もし衛兵とかに見つかったりしたら...。


「それより、じかん、は、だいじょうぶ?」

「時間? ってもうこんな時間なのかよ!? 時間たつの早すぎだろ...」

「うえぇぇぇぇ!? マジじゃん! なあ兄貴?今の俺達って見つかったりしたら相当やばいよな?」


「そうだな。見つかる前に帰るぞ。 ありがとうな、カレン。教えてくれて」

「どう、いたし、まして」

「じゃあ、ありがとう、姉ちゃん!」

「じゃあな、また来るから」

「ばい、ばい」


 騒がしかった...。でも久しぶりに楽しかったな。やっぱり無味乾燥した人生なんてつまらないもんね。そういえば、レインボーアイ云々についての話一切確認してなかったけど、私本当にあの人のことお兄ちゃんて呼んでいいのかな? なんか一種のトラップとかじゃないよね? 引っかかったら処刑される的なの無いよね? まあ、今日のところはもう寝るかぁ。眠いし。おやすみなさぁぃ...。

これから結構いろいろな種族が出てくると思いますが、あくまでも私の趣味の範囲のため、独自解釈や願望などが多々入っております。どうしてもここだけは絶対に違う! というところ以外は、黙認あるいは軽いツッコミ程度で済ませてくださると嬉しいです。

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