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サナトは何者?

「サナトくんって何者なんだろう」          結羽は考えたが分からなかった            あの言葉はなんだったんだろう            一緒に怪物になろうよ・・・か            うーうー僕が言っていると頭にポンと手が置かれた、刻和先生だった        「と、とととと刻和先生!?」         齊藤は叫んだ       「刻和先生・・・」    僕は先生を見上げた    リンカーンリンカーン   チャイムが鳴った     「それじゃあ授業はおしまい」           「ホームルームの後で職員室に来るように」      結羽は訳が分からずもこくんと頷いた         「刻和せんせー!」    刻和にダイブする齊藤   だがしかし避けられた   「どうちて」       「どうちてー」      齊藤は泣きじゃくった   そんな齊藤を無視して刻和は教室を去った       ・・・         ・・・         結羽は不安になりつつも職員室に向かおうとした    立ち塞がる影あり     齊藤だった        「さ、齊藤くん」     「何処に行くんだよ」   「まさか、職員室か!?」 「う」          「そんな、なんで、先生、先生」           「・・・行かせねえ、行かせるか!!」         齊藤は結羽に襲いかかった その時だった     齊藤をデッキブラシで押さえ込んだ人物がいた     「たかしくん!」     たかしだった       「た~か~し~」     「お前俺の母ちゃんより怖いぞ!」          「とにかく、行け、結羽!」「でっでもたかしくんが」 「俺のことはいい、早く行け結羽!」         迷った末        「たかしくん、ごめん」  その場を後にする結羽だった            ・・・         ・・・         ガラッ          「はあはあ」       「どうした朝霧」     「先生、齊藤くんが」   結羽は後ろが気になって扉を閉めた が        手があった        「うわあああっ」     結羽は刻和先生の後ろに隠れた            ガラッ          「結羽」         「たったかしくん」    現れたのはたかし     「ごめん」        バタン          「たったかしくん!」   「待って」        刻和の後ろからでようとして刻和に止められた     「せ~んせ」       現れたのは齊藤だった   「はあ・・・」      刻和はため息をつき眼鏡を外した           「齊藤、後で、再教育な」 甘いマスクで言う刻和   齊藤は固まった      (バラだ、先生のバラだ) 刻和は齊藤に片眼を瞑ってみせた           ピシッ齊藤にトドメをさした            トドメをさされた齊藤は固まったままヒビが入り砂と化した           「・・・齊藤、たかしを保健室に連れて行くように」  「はっはい」       復活した齊藤はたかしを連れて去って行った      刻和先生はドアを閉めて振り返る          「さてお茶を淹れようか?」途端にざわつく先生方   「?」          「せ、先生」       結羽までも顔が赤くなっている            「あの、め、眼鏡・・・」 「おっと」        先生は眼鏡をかけた    「じゃあ先生の椅子に腰かけて待っててくれる?」   「はっはい」       ・・・         ・・・数分後      「はい、温かいお茶」   「ありがとうございます」 「先生、椅子です」    「ありがとうございます真知代先生」         刻和先生は椅子に腰かけて脚を組みお茶を飲んだ    「あつっ」        「先生大丈夫ですか!?」 いつも完璧そうな刻和先生の意外な一面を垣間見た結羽だった           「ごめん熱かった?」   「いえ・・・それで・・・なんで僕を呼んだんですか?」「君、サナトのことで悩んでいるみたいだったから、ついね」           まるで嘘を見抜かれた子供のように小さくなる結羽   それを刻和は      「いいんだよ」      と優しく諭した      結羽は刻和の優しさに心を落ち着けた         「刻和先生、聞いてもいいですか?」         「なにかな」       「サナト、くんって何者ですか?」          意思を込めた目で刻和を見つめる結羽         刻和はそんな結羽を見てふうっと息をつき言った 「・・・サナトは僕のもと教え子なんだ」       「・・・え」       結羽はびっくりして固まった            まさかサナト、くんが刻和先生のもと教え子だったなんて結羽は口をパクパクさせた 「あははそんなに驚くかい?」          「あっいえ」       「ふう・・・サナトはね、出来がいいこだった」    「いいこ過ぎて逆に心配になる子だった」       「それくらいサナト、くんのことが気になってたんですね」           (齊藤くん・・・)    「・・・そうだね、気になってた」         「なんせあの子は行方不明になってたから」      「行方、不明?」     「うん、まだ学院にいたころ、交通事故に会ってね、下半身がマヒして動かなくなった、それで四肢を切るって手術をした」        「四肢を切る・・・?」  「だけど四肢を切ってから情緒不安定になった」    「それであの子は行方不明に・・・」        「先生・・・」      「これでも必死に捜したんだよ、でも見つからなくってね」           「お手上げだった」    「・・・」        「でもいずれ見つかる僕はそう思って教師を続けてきたつもりだ」         「それなのにまさかあんな形で出会うなんて・・・思ってもみなかったな」     「・・・サナト、くん・・・」       「いいかい朝霧決してサナトに心を許してはいけないよ」「君を、僕の大事な生徒を怪物にしたサナトを僕は許しはしない」         「先生・・・(本当にそれでいいんだろうか?)」   (サナト、くんをあのままにしていいんだろうか?)  僕は内心、不安だった・・・         ・・・          ・・・         結羽が教室に戻ろうと廊下を歩いてる時だった     ズキッ          頭が痛くなって声が響いた 「やあ結羽」       「サナト、くん」     「屋上に来てイイモノを見せてあげる」        「イイモノ?」      そこで声は途切れた    頭が痛いのが収まり僕は急いで屋上に行った      するといた        白い髪の男の子、サナトが・・・         サナトは気付いて振り返った            「やあ」         「サナト、くん」     「呼び捨てでいいのに」  「僕を呼んだのって」   「あれだよ」       サナトが指差した方向をみると町の中に赤い怪物がちらほらといた         「なっ」         「ね、びっくりでしょ」  「いつのまに増やしたんだか?”先生”」       「先生?」        「ほら、あれを見て人々が逃げ惑ってるよ」      「くくく」        「何がおかしいの」    「なんで笑うの、こんなの間違ってるよ!」      「うるさいなあ、じゃあ止めてみろよ」        「止められもしない癖にうるさいんだよなあ、君ってさ」パンッ          「なっに・・・」     結羽は駆け出した先生に教えてあげなきゃと・・・   屋上の出入り口に近付いた時            「はははっ無理だよ、君が何をやっても・・・」    「無理かどうかはやってみなきゃわからない!」    結羽は去った       結羽が去ったあとの屋上・・・         「・・・やってみなきゃわからない、刻和先生と同じこと言うんだ・・・」     結羽は職員室にきた    「刻和先生!」      「あら朝霧くん」     「刻和先生は?」     「刻和先生なら齊藤くんを育てに行ったわよ」     「じゃあ保健室か」    結羽は走って行った    「朝霧く、ん・・・もう行っちゃった」        保健室          「刻和先生!」      「刻和せんせっはあはあ」 「齊藤くん!?」     そこにはグルグル巻きにされた齊藤がいた       「とっ刻和先生は?」   「はあはあ刻和先生は外に向かったよ」        「ありがとう齊藤くん」  結羽は外に向かう

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