2.幼馴染
「アレク?!」
「!? フルト!?」
「あ、やっぱりアレクだ。
よかった〜。アレクじゃなかったらどうしようかと思ってたんだ。」
彼─フルトは、半年前とは変わらず、優しい笑みを見せてくれる。
「アレク、彼は?」
フリッシュが訊いてくる。
「あぁ、彼はフルト。
私と同じで師匠に育てられたんだよ。
幼馴染って、ところかな。」
「へ〜、アレクに幼馴染がいたとは…」
「そんなに驚く?!
私にくらい幼馴染はいます…いるよ!」
私は敬語になりかけた口調を、慌てて直しながら講義する。
「いや、すまない。
少々意外だったのでな。」
「セイブルの中の私って、どんな感じなの?!」
「はいはい、二人共騒がないの。」
フリッシュが私たちを止める。
こういうところを見ると、長男なんだな〜っと思う、馬鹿だけど。
「フルトさん、でしたよね?
凄いですね、そのような目立つ格好なのに、気配を感じさせないとは。」
ペデットが笑顔で言う。
ん? でもなんか、空気がピリピリしてるぞ?
目立つ格好─確かにそうだ。
フルトは昔、右目に怪我をしていて、今では黒い眼帯をしている。
それに加え、フルトは綺麗な赤毛だ。
こんな派手な見た目をしていて、一切気配を感じさせないとか、凄いと思う。
「そりゃまぁ、ウベル師匠の一番弟子だからな。」
フルトはドヤ顔をする。
「ウベル師匠?」
「うん、私たちのスパイの師匠。
ちなみに私は二番弟子。」
「アレク様とフルト様の─。
一度お会いしてみたいですね。」
テナーがそう言う。
……、様付けていいのかな…?
「それでアレク。そいつらは誰なんだ?」
フルトがまとう空気が、一層ピリピリする。
警戒しているのだろうか?
「職場の上司だよ。
こちらがフリッシュさんとセイブルさん。お2人はご兄弟です。」
「へ~、上司か。
それにしてはアレクと親しすぎなかったか?」
……、この反応からして、私が王族であることは師匠から聞いていないのだろう。
「あぁ、俺らが敬称や敬語はなしにしてくれって頼んだからな。
堅苦しいのは嫌いなんだ。」
「ふ~ん。
じゃぁ、そちらの人たちは?」
一歩引いているペデットたちのことをフルトが訊く。
「この人たちは、ボクらの護衛。
左からペデット、テナー、バリト、ラリネ。
そして、治療師のヒルナ。」
「護衛と治療師─。
貴族様か?」
「まぁ、そんなところだね。」
「だから、大所帯だったんだな。」
「まぁね。」
フルトが納得のいっているような、そうでないような、微妙な顔をする。
「あ、さっきテナー、師匠に会いたいって言ってたよね?」
「? はい。」
「これから会いに行くよ。」
「そうなのか?
だったら道中、詳しいことを聞かせろよ。」
そうして、私たちは食事処を後にした。
どうも、こんにちは。
フルトを好きな見た目にしてしまったあぷりこっとです。
実は私、片目を隠したり、眼帯をしたり、片目に傷があったりするキャラが好きなんです。
最初は何も考えずに、「このキャラ好きだな〜」って思ってたら、後から片目隠してるじゃん!みたいなことがよくあります。
そして、私は赤毛のキャラもかなり好きです!
先程と同じように、後から気づくことが多いのですが(笑)。
ということで、フルトはそのミックスで私好みのキャラに仕上がっております(笑)。
今後、外面だけでなく、内面も好きになれるようなキャラになればいいな〜っと思ってます。
がんばれ、フルト!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
また次回、お会いしましょう。
バイバ〜イ!




