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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第2章 楽しい?学園生活
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数億円のキノコを消化した結果...


「よし、今日も頑張るぞ!」


「あんた何もしてないじゃない!」


リュートが意気込むとニーネがすかさずツッコミを入れる。


キノコを探し始めてから今日で3日目だ。

初日はリュート達も森を歩いて探して回っていたのだが、4万匹ほどいるスライムに探させるほうが早いので、スライムに探索させ、リュート達は近くで待機している。

魔物もあまりいないので剣や魔法の稽古をしながらのんびり過ごしていた。





「最近ニーネの料理が数段美味しくなったよな。知らないメニューも増えたし。」


ニーネが作った弁当を頬張りながらリュートが言う。


「ふふん、リュートがいない間にレイに習ったのよ。」


ニーネはちょっと得意気だ。


「うん、でも今日は私は何も手伝ってないわ。」


レイはリュートが故郷の村に帰っている間に料理をニーネに教えていた。

異世界から来ている上にいつも兄の分までご飯を作っていたレイの料理はかなり美味しい。


「いつも料理を作ってくれるニーネが腕を上げるのは俺にとっても嬉しいな。教えてあげてくれてありがとう。」


「ニーネちゃんから頼んできたのよ。リュートを喜ばせたいからって。」


「喜ばせたいからっては言ってないわよ!」


「でも実際9割はリュートのためでしょ?」


「そ、そんなことないわよ!」


慌てて否定するニーネを微笑ましく見ていたとき、リュートはスライムからの信号を受け取った。


「お!見つかったみたいだぞ!」


探していたキノコがついに見つかったのでリュート達は昼食を中断して急いでその場所に向かった。




「聞いていた通りだな。」


小さいキノコだが、薄い色の障壁に阻まれて半径30cm以内には近寄れなくなっていた。

リュートは壁を叩いてみるが、びくともしない。


「私の出番ね。」


レイは聖剣を召喚すると思いっきり見えない障壁を斬りつけた。


パリンと音がした。障壁にひびが入ったがまだ完全に壊れてはいない。


2回斬りつけると障壁が壊れてキノコを手にすることができた。


「なかなかの硬さね。」


レイは思い切り斬ったのに1回では障壁を完全に破れなかったことに驚いていた。


このキノコは食べた者にも見えない障壁をもたらす。勇者の一撃さえ防いでみせるような障壁のため、特に戦争や魔物討伐へ行く貴族などからの需要が非常に高い。

ちなみに効果時間は12時間ほどである。



リュートのスライムが寄ってきてそのキノコを飲み込む。


「あ、数億円が消化されていく…」


レイはそんなことを言っていた。リュート達が使っている通貨のダーツと円の価値は大体一緒である。


数億円のキノコを飲み込んだスライムを鑑定してみるとバリアスライムという名前のスライムに進化しており、【バリア】【バリアオーラ】という魔法を覚えていた。

どうやら【バリアオーラ】という魔法がキノコを食べたときに出る効果と同じもののようだ。


(この魔法を使えば大金が稼げそうだな。)


リュートはそう思ったがお金に困らない限りはしないだろう。


【バリア】は障壁を特定の方向に出す魔法だった。仲間全員を庇う大きな障壁なんかも出せるため使い勝手が良さそうである。


こうして、強力なキノコを手に入れたリュートはいち早くキノコジジイを成敗するため王都へと戻って行った。



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