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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第2章 楽しい?学園生活
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新聞部ニャめんニャ

サブタイトルはいつも結構テキトーです。

以前から誤字報告してくださってる方々ありがとうございます。

新聞部の部室は魔法校舎の2階にあるのだが、通常は部外者を入れないため、その部屋は謎に包まれていた。


「新聞部ってここだよな...うおっ!」


リュートが部屋の扉の前に立つと、勝手に扉が開いた、人を認識して開く魔法でもかかっているんだろうか。


そんなことを思っていたが違った。


「リュート君、良く来たニャ。」


扉の後ろからネリがひょっこり顔を出す。


「なんでわかったんですか?」


「シーフの【気配察知】ニャめんニャ。」


「扉越しでも気配が分かるのはすごいですね!」


「ニャめんニャに対する反応はないのかニャ?まあいいニャ。部長がお待ちニャ。」


「ネリさんが部長じゃないですね?」


「わ、私は王都の新聞社の仕事と勇者パーティーで忙しいからニャ。」


そんな会話をしながら部屋の奥に歩いていく。


なかなか広い部屋の中にはたくさんの本や、望遠鏡みたいな魔道具、さらには手裏剣や煙玉などが乱雑に置いてある。


部屋の奥には眼鏡の見るからに頭が良さそうな男が座っていた。


「ようこそ新聞部へ。新聞部部長のテヅだ。」


テヅは指で眼鏡を押上げながら挨拶をしてきた。


「リュートです。そういえば今日はなんの相談でしょう?」


リュートはネリから相談があると言われて呼び出されたが、具体的な内容については聞かされていなかった。


「相談もあるのだが、その前にまず訂正をさせてくれ。ネリが部長ではないのはこいつが忙しいからではなく、腕はいいのによく魚料理で買収されてしまうからだ。」


「部長!?それは言わニャいで…」


「そういえば以前、ユキヒロさんに買収されてましたもんね。」


「あのとき食べた魚料理は美味しかったニャ。」


「美味しかったニャじゃない!反省しろ!まあ説教は後にするとして、本題に入ろう。実は相談は2つある。」


「なんでしょうか?」


「1つ目は、3大大会への意気込みについてインタビューさせて欲しいというものだ。昨日ユキヒロに喧嘩を売っただろ?それでますます注目が集まっているんだ。」


「あー、そういえばあのとき周りに人がたくさんいましたもんね。いいですよ。」


「ありがとう!そしたらインタビューは2つ目の相談の後にさせてもらおう。2つ目の相談だが…リュート君、何か教頭を怒らせるようなことをしたか?」


「いえ、身に覚えがないのですが、なんだか最初から敵視されていたみたいです。」


リュートは、少しずれたカツラを被った小太りのメガネをかけた男が中庭で小鳥にキスしようとしていたのを思い出し、思わず顔をしかめた。


「そうなんだね、まあいい。最近その教頭がリュート君を褒める記事を書かず、貶める記事を書くように圧力をかけてきていたんだ。」


「圧力?」


「ああ、部の活動費を減らすとか。部員を個別に買収しようとしたりとか、うちの部はもちろん圧力に屈したりはしないけどね。」


「いくら高級な魚料理でもあの教頭に奢ってもらうのは嫌ニャ。」


ネリが買収される心配はなさそうだ。


「なるほど、俺のこと何度か記事にしていただきましたもんね。」


新聞部はリュートが入学してきた翌日から、リュートに注目していた。新聞部がというか主にネリがリュートに注目していた。


新聞部の記事の影響もあり、リュートがニーネと決闘し、ニーネをセクシーな格好にしてしまったことも校内中に知られてしまった。

ただし、記事にすることは事前にリュートに許可をとり、そのときのニーネの写真は載せないで欲しいというリュートの意向も尊重してもらえた。


その後もリュートがダンジョンに潜ったときのことや、三大大会に出場が決まったときのことは記事になっている。


「やっぱりリュート君の記事は最年少Sランク冒険者だけあってか反応がいいんだよな。特に1年生の男子生徒の反応が。」


「ニーネちゃんの一件のせいだニャ。リュートは『真の勇者』だと呼ばれているニャ。」


ネリがからかうように言った。


「あれはああするしか仕方がなかったんです。多分。」


「多分って...こういうときは嘘でも言い切った方が良いニャ。」


ニーネはそうアドバイスした。


「それで教頭の圧力は大丈夫なんですか?」


そう言うと、部長のテヅの顔色が少し暗くなった。


「それがな…教頭はついに自分でもう1つの新聞部を立ち上げたんだ。うちの部員が掴んだ情報によると明日記事ができるみたいなんだが、その内容がちょっとな。」


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