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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第1章 学園入学を目指して
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幼馴染のスキルと可愛い反応

ファイヤーボールのレベルを無しにしました。

鑑定を終えたリュートはうるさいシスターから逃げるように家に戻ってきた。


「【スライムレンズ化】、これは使えるぞ。ははは。」


鑑定結果で有用なスキルが見つかってご機嫌である。

【スライムレンズ化】・・・スライムがレンズになる。レンズは【鑑定】の効果を持つ。


リュートは家の庭で早速【スライムレンズ化】を唱え、2匹のスライムをレンズに変えた。

さらに、【スライム形状変化】、【スライム拡大縮小】を使って水色のメガネを作り出した。


「これで鑑定し放題だ!これで色まで変えれると最高なんだけどな、ま、それはスキルが増えるのを待つか。」


試しにその辺の石ころを【鑑定】してみる。



名前 石ころ


価格 0G


説明 ただの平べったい石ころ。水切りに向いてるかも。




(ん?水切り?まあいいか、とりあえずちゃんと鑑定できた!)

そう思ってると、


「リュート!素敵なメガネね。」


手入れの行き届いた赤髪がサラッと靡く。幼馴染のアイカである。


「アイカ!どうしたんだ?」


「折角【役職】を得たんだし、魔物を倒しに行きたいと思って、リュートがいたら誘おうかなって思ってきた。」


「偶然だな。俺も森の方に魔物を倒しに行きたいなって思ってたんだ。」


「え?森?平原じゃなくて?あそこはたまにDランクの魔物もでるから危険よ」


「大丈夫!俺は森に入らないから」


「え、どう言うこと?」


「ま、来てみればわかるさ」


そう言うとリュートは半ば強引にアイカを連れて森に向かった。森に向かう途中でアイカを鑑定してみる。


名前 アイカ


年齢 10


性別 女


役職 【魔法使い】 


レベル1


HP 20/20


MP 50/50


筋力 6


魔力 18


防御力 9


素早さ 5



パッシブスキル


【魔法習得】・・・魔法に関する理解を深めたり訓練することで魔法を習得できる。


【成長速度3倍(*条件つき)】・・・気になる異性や好きな異性とパーティーを組んでいるとき経験値が他人の3倍早く貯まる。


魔法

【ファイヤーボール】






驚いて「成長速度3倍?」とつい声に出してしまう。


「え、なんで…はっ!見たの?」

アイカが顔を赤くして尋ねる。


「便利なスキルだな、そういえばアイカは気になる異性とかいるのか?」


「はぐっ、さ、さあどうかしらね。そ、そう言えばパーティー組んでなかったわね。」


「そうだな、組むか。」


アイカの可愛い反応はスルーして手を握り「パーティー作成」と唱える。

これによって2人には24時間経つか半径300m以上離れるか、リーダーであるリュートが「パーティー解散」と唱えるか、メンバーであるアイカが「パーティー離脱」と唱えるまでは経験値が均等に分配される。


それから少し歩くと森が見えてきた。


「よし、この辺でいいかな、今日は10匹ずつグループを作っていくぞ。50匹は俺たちの護衛。他はここから半径500メートルの森の中を探索しろ。Eランク以下の魔物は1グループで倒してDランクは3グループで集まって倒せ。それ以外は退却だ。それではいけー!」


リュートがそう言うと【スライム合体】で1つになっていた約1000体のスライムがバラバラにばらけていき森の中へと向かっていく。その光景は圧巻であった。

テイマーとテイムした魔物は精神的な繋がりを持つため、本当は口に出さずに頭の中で命令してもいいのだが、かっこいいからあえて口に出してみた。

アイカは目が点になってしばらくポカーンと口を開けて突っ立っていた。

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