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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第2章 楽しい?学園生活
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女子会、そしてその頃のリュート

魔法校舎の食堂で、一際目立つ美女揃いのグループが食事を取っていた。

アイカ、レイ、メリル、セイラ、ニーネの面々である。


「なんで私まで一緒にたべなきゃいけないのよ」


ニーネが不満を口にする。


「ニーネちゃんはリュートの奴隷でしょ?私たちの仲間みたいなものよ。」


アイカがそう言う。


「か、勝手に仲間にしないでよね!」


そう言いながらも少し嬉しそうだ。


「ニーネさんってかわいらしいところありますよね。お姉様に似ていますわ。」


セイラもニーネをいじる。


「か、かわいいってなによ!ば、馬鹿にしないでよね!」


(((かわいい!)))


その反応を見てみんなが思った。


「ちょ、ちょ、なによ!その目は!やめなさいってば!」


「ぷっ…なんでもないわよ。そういえばメリル様はリュートと一緒じゃなくて良かったの?」


レイがニーネのリアクションに笑いを堪えながら話を変える。


「はい...じ、実はこの機会に皆様とももっと仲良くなりたいと思いまして。」


勇気を出してメリルは言う。かなり人見知りのメリルにとっては大きな進歩である。


「私ももっと仲良くなりたいと思ってたの!」


アイカが食いつく。


「私もよ。でも特にアイカは将来家族になるかもしれないもんね。」


レイがそう言うとアイカの顔が途端に赤くなった。


「アイカさん、ごめんなさい。私、アイカさんとリュートさんのことを知っていながら婚約に浮かれてしまって...」


メリルが慌てて謝る。


「いや、私は平民だから正妻にはなれないし、相手がメリル様でよかったと思ってるよ。側室になれるかはわかんないけどね。」


相変わらず顔を赤くしながらアイカはそう言った。


「あの男にここまでゾッコンなんてどうかしてるわ。」


ニーネが悪態をつく。


「ニーネさんも数ヶ月後には"ご主人様にゾッコン"なんてことになってそうな気がしますけどね。」


セイラが言う。


「ちょ、ちょ、変なこと言わないでよ!そんなわけないじゃない!」


「あら、私の勘は当たりますのよ。」


そう言ってニッコリ笑う聖女様は案外ドSのようだ。


「そういえばレイは好みの相手いないの?まさかユキヒロさん?」


アイカが何気なく尋ねる。


「今のところいないわ。バカ兄のわけないじゃない、流石にアイカ相手でも怒るわよ。」


「ご、ごめんなさい。」


急に殺気を感じたアイカは慌てて謝る。


(これはあれだ、レイが前言ってた『地雷を踏む』って言うやつだ。)

と、アイカは悟った。


「わかってくれたらいいの。親友と喧嘩したくはないから、2度とそんなこと言わないでね。」


そう言ってレイはニコッと笑った。

親友の地雷にだけは気をつけようと誓ったアイカだった。


「でもそうね、もし私が想いを寄せる人ができたらバカ兄が暴走しそうだわね。」


レイは困った顔でそう言った。


「確かにユキヒロさん、レイのこととなると過剰だからね。レイの将来の旦那さんもお気の毒よね…」






一方その頃、騎士校舎の食堂でリュートと騎士科の教師ダインは2人で食事を取っていた。


「しかし、お前Sランク冒険者で準男爵様って随分出世したもんだな。今なら王都に来てすぐのお前に負けたことすら自慢話になりそうだ。」


「ははは、言い過ぎですよ。」


「その上メリル王女と婚約って聞いたぞ。あの仲良さげだった赤髪の綺麗な嬢ちゃんもいるし…はっ!お前もしかして勇者にも手出してるんじゃ?」


「手出してないですよ!」


リュートがそう答えたとき、突然後ろから声がした。


「その話、本当だよな?」


「はい、本当ですよ、って、え?」


リュートの後ろに立っていたのはプリン頭の勇者だった。


「お前がレイの”愛のボディーブロー”を受けていたって噂を聞いたんで警戒しているんだ。もしレイに手を出そうとしたならば俺への宣戦布告とみなすからな。」


「ははは、そんな手を出したりするわけないじゃないですか。それにあのボディーブローは愛なんかじゃ…いえ、なんでもないです。」


「あああん?レイが手を出す価値もない女だとでもいうのか?」


((めんどくせー!))


ユキヒロの近くでレイの話はしないように気をつけようと思ったリュートだった。

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