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スライムしかテイムできない男、スライム道を極め最強となる  作者: やまのうえのおくらん
第1章 学園入学を目指して
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デート?で草を買い占める話

リュートたちが昨日行ったレストランで食事を済ませてライリのアパートに戻り、しばらくするとライリが帰ってきた。


「ニーナから聞いたぞ、お前ら1日でDランクになったんだろ?たった2人でどうやったらそんなに依頼こなせるんだよ!今の私らのパーティーでも難しいと思うぞ。」


すぐに興味津々という様子でライリが言った。


「私は何もしてないですよ。リュートのスライムがほとんどやってくれたので。」


「俺も何もしてないぞ、スライムが優秀なだけだ。」


そう言いながらリュートはスライムを撫でる。少し冷たくて弾力のあるこの触り心地がリュートは好きだ。


「便利なスライムだな、私も欲しいよ…そうだ、2人に良い報告があるんだ。」


そう言うとライリはニヤリと笑った。


「実はな、今日ニーナからお前らのことを聞いたところに勇者兄妹がいてな、お前らに会ってみたいっていうんで3日後一緒に食事することにしたんだ!」


「ほんとか?」


リュートは嬉しそうに聞いた。アイカも嬉しそうだ。


「ああ、楽しみにしておくんだな!」





翌日、アイカとリュートは買い物に1日を費やすことにした。

ライリにそのことをいうと「おお!デートか!楽しめよ!」っと言っていて、アイカは顔を赤くしていた。


ここでこの国の通貨等について説明しておくと、支払いは現金(偽造不可能な魔法が施された紙幣)の他にギルドカードや学生証などの身分証を使うことも多く、村では現金が主流、王都や町では身分証を使うのが主流である。


単位はダーツであり、100ダーツでパンが1個買えるくらいだ。


リュート達の今の資金は30万ダーツである。

ちょうど普通のDランク冒険者の一ヶ月の給料がそのくらいである。

3分の1は昨日のクエストの報奨金である。残りの3分の2は姉から借りた分であるが、ほとんどは能力強化に使って強くなって早めに返済するつもりである。


リュート達はまずライリオススメのポーション屋に向かった。

裏通りの方にあるが、とにかく品揃えが豊富だそうだ。


やや古びた見た目の扉を開けると、店主らしきおばあさんと茶色の髪をポニーテールに結んだ女の子が話していた。歳はリュートと同じくらいだろうか。


「いらっしゃい、あら、見ない顔じゃね。」


優しそうなおばあさんが話しかけてくる。


「こんにちは、姉のライリの紹介で。」


リュートが答える。


「ライリさんの弟さん!じゃああなた達が例の!」


と茶髪の女の子が反応した。リュート達を興味津々という感じでじろじろ見てくる。


「え?」


「ううん、なんでもないわ。遅くなるとバカ兄がうるさいから私はこれで失礼するわ。またすぐに会うことになるだろうからそのときはよろしくね!」


茶髪の女の子はそう言うと颯爽と去って行った。


「それで、なんの用なんじゃい?」


おばあさんが口を開く。


「あ、そうだ。ポーションの原料となる草をできるだけ多く譲って欲しいんですが。特に魔法耐性が上がるようなものの原料を探していて。」


「ポーションじゃなくて草じゃと?ポーション造りでもする気かい?」


「いえ、スライムの餌にしたくて。加工済みポーションと同じ価格で買い取るので。」


「….よくわからんが、まあいい、ポーションに関する知識には自信があるからの。今はここにないものについても教えてやるわい。」


おばあさんはそういうと色々なポーションの原料を教えてくれ、あるものは全種類買い取らせてくれた。

魔法耐性を上げるものの他にも、筋力、魔力、防御力、素早さ、火耐性、水耐性などなどたくさんのものがあった。

とりあえずスライム収納で保管して後で食べさせてみることにした。値段は全部で12万ダーツした。

大量に買った上に貴重な薬草も含まれていたためこのくらいですんでよかったと思いたい。


それから武器屋や服屋などを回って最低限度の服や装備を揃えたりした。


夕食のレストランはライリが予約してくれているらしい。教えられていた場所に行くと何やら大きくて立派な建物が見えてきた。

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