表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/8

天下人への1歩

今回は初の冒険者としての依頼、信長の天下統一の1歩はどんな1歩になるのだろうか?

俺はこの世界を知るために冒険者になった。

そして、早朝、鶏が鳴くそれよりも前にギルドの前に立っていた。


「なぜ、そんなに早く起きるのですか?」


蘭丸が俺に問いかける。


「昨日から天下統一への第1歩となると考えだしたら、恥ずかしながら興奮鳴りやまぬからだ」


「信長様は今日何をするおつもりで?」


「ギルドランクという制度があるようでな、俺は魔法を試しがてら依頼を受けてみたくてな」

「それに、お前のような仲間も増えてうれしく思うぞ」


「?」


こんな会話をしていると、後方から誰かが話しかけてきた。


「の、信長さん!?」


振り向くと昨日ギルドの申請をしてくれた女がいた。


「おう!昨日の!」


「なんでこんなに早くからきてるんですか?」

「ギルドが開くまであと30分もあるのですよ?」


「なんと、あと半刻で開くのか」

「受付の女子(おなご)を見て思ったのだが蘭丸よ、お前は冒険者に申請しておるのか?」


と蘭丸に問うと首を小さく横に振っていた。

信長は蘭丸の肩に手を置き、決めたような顔で受付に対して言う。


「こやつも冒険者になるそうだから、申請を頼むぞ。女子(おなご)よ」


「え!?」

蘭丸と女子は驚いている様子だった。


「いいではないか蘭丸よ、お前は戦わず、俺の後ろにいればいい」

「そうであろう?」


「信長様がよろしければ、申請しますが...]


「では、決まりだな」


「こやつの申請を頼む、女子よ」


「申請は良いのですが、その呼び方ではなく、コノハとお呼びください」


「それがお前の名か?」


「はい」


「失礼した。コノハよ、改めてこの者の冒険者申請を頼む」


「はい」

なぜかは分からんが、俺の目にはコノハが照れくさそうにしているように見えた。


それから半刻ほど過ぎ、ギルドにて蘭丸の申請が行われた。

魔力検査にて俺の破壊した石に蘭丸が手をかざすと青い光を放った。


「わー!すごい固有スキル持ちですよ!」


「こ、固有スキル?」


「それh」

受付がしゃべり出そうとした時、俺が割り込んで話す。


「本で興味本位で読んだが、固有スキルとは全生物の中に100人に1人の確率で生まれる特有の秘術のようなものだ」


「まぁ、信長さんの言う通りです」


「青く光ったので、サポート系のスキルかと思います」


「何だ、そんなのが色彩で分かるのか?」


「はい、固有スキルには赤、青、緑、黄、紫の5色で判別しています。赤は攻撃系、青はサポート、緑は回復、黄は防御、紫は特殊として分類されていますが、能力判別が正確ではないときが近年だと増えてきているので、色だけでは判別は難しいかと」


「では、俺の色は何だ?」


「信長さんはそんなの確認する暇もなく粉々にしてしまいましたから...」


「そうか、わからぬというわけか」


そこで俺は固有スキルについて少し学んだ。


蘭丸のギルドカートが作られ、コノハが蘭丸にカードを渡していた。


「こちら、"ランマ"様のギルドカードになります」


"ランマ"と呼ばれていた蘭丸を不思議に思い尋ねた。


「おい、こやつの名を間違っておるぞ。こいつはらんまるだ。"る"が抜けている」

蘭丸が必死に割り込んでくる。


「何だ、そそっかしい」


「信長さん、ランマさんは任意の名前で登録したんです」

それを聞いて蘭丸に質問する。


「なぜ、その必要がある」


「見た目のことを気にしてです。」


「は?」


「だって、今はあちらではなかった乳房がありますし、下腹部には"あれ"が付いていないのです」


「まことか!」


「はい、ですから少しは愛嬌のある名がよいかと思いまして」


「うむ、そういう事かならば問題あるまい」

「では、これからお前をランマと呼ぼう」


「蘭丸でいいです!」


「ははは、冗談だ」


そうやってからかってやった。コノハからの説明を聞いた後、俺は依頼を差し出した。それはGランクより上のFランクの内容だった。その依頼が[繁殖期で大量に出現したフロッガの討伐]だ。報酬は1匹につき銅が5枚、狩猟数に制限なし。そうして俺たちは依頼に向かうためにギルドから最小限の装備をもらい向かった。


ちなみに蘭丸の冒険者ランクはDランクだった。


こうして大量発生しているといわれる南の草原に来たのだが、確かに何十匹も見える。人並みの大きさだから際立っている。


「蘭丸よ、俺の魔法を見たくないか?」


蘭丸の方を見ると、生まれた仔馬のように震えていた。


「どうした?」


「どうも、蛙が昔から苦手でして...」


「なんと!そうであったか。しかし問題はない、俺がすべて狩ってこよう」


「それだけでいいなら安全なとこにいますが...」


「まぁ、心配せず見とれ」


そういって、俺はフロッガの群れに突撃する。

フロッガはヘドロのようなものを吐き出し、こちらに攻撃してくるが、華麗にすべて避け5体ほど一撃でたたき切る。フロッガのヘドロは酸性が強く、人の肌には外傷はないが衣服は解ける、粘性で動きにくいというなんと悪趣味な性質を持っていると本に書いていた。


(わかっていたからこそ避けれていた。知識とは偉大よ)


仕留めきれなかった、フロッガたちは群れで逃げてった。

それを見送った後、蘭丸が駆け足で駆け寄ってくる。


「信長様、お見事です!全盛の時代からちっとも変わらずお強いです。」


「まぁ、若い時代の俺の姿だからな」


そんな褒め言葉と若い肉体のすごさに酔いしれていると、蘭丸の後ろの背丈ほど大きい草から1匹のフロッガが飛び出してヘドロを蘭丸に浴びせた。


その瞬間に俺は出て来たフロッガにとどめを刺した。


「大丈夫か!」


蘭丸の方を見ると、


「!?」


衣類が溶け始めていて、見たころにはほぼ全裸になっていた。


「見、見ないでください//」


俺は瞬時に目をそらしたが、からだは正直な物よ、恥ずかしながら下腹部が興奮してしまった。

こやつの美貌と妖艶の身体はあまりにも刺激的であった。


「ひとまず、報酬をもらうため蛙の一部を持ち帰るぞ。衣服はいったん戻って伸長しよう」


こうして俺と蘭丸の初依頼は終わった。


ひとまず町に帰還することにした。

この道中に俺は考えていた。魔法は使えなかったし、先ほど若い体は良いと思ったが、思い違いだった。

興奮が数刻の間おさまらなかった。


ちなみに無事帰ることができたのだが、報酬は銅30枚、蘭丸の衣服で25枚なくなって残り5枚。

この日の食事はすごく質素な食事となった。


何ともまぁ、中途半端な天下統一への1歩であるか...

次回はここから3日後のお話、ある日ギルド全体で騒がしくなっていた。新たに発見された洞窟に様々な冒険者が操作に行くが負傷して帰って来てるとギルドで問題視されているところに信長がその洞窟に挑戦する

果たして信長は無事帰ってこれるのだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ