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水族館デート

そんな彼女の初訪問から1週間。

今日は彼女と水族館デートをすることにしていた。


(昨日は、彼女との仲を(主にエッチ方面で)進展させる方法を研究したぞ。今度はほっぺじゃなくてせめて接吻まで…。ま、最後は自慰行為で終わったけど。オナニーしたからか緊張がほぐれてよく眠れたのは良かった…。)


などと考えながら歩いていると、待ち合わせの駅の改札口に到着した。

彼女は…。

まだ来てないようだった。


改札口の中をぼーっと見ていると、 「だ~れだ?」 かわいい声とともに突然、視界がふさがれた。

もちろん彩夏ちゃんだって分かったけど、僕はわざと、「え、誰だろ? ミクちゃんかな?」 と言ってみた。

ちなみにミクちゃんというのは僕の好きなボーカロイドキャラの名前だ。

すると正面に彩夏ちゃんがまわってきて言った。

「ちょっとミクちゃんって誰? 浮気者!」 怒った表情の彼女を見て、僕は焦って弁解した。

「あ、彩夏ちゃんだってすぐに分かったよ、もちろん! 普通に答えたら面白くないかなって思って、僕の好きなマンガのキャラ名を言ってみただけで…。う、浮気なんてとんでもないっ…!」

僕が必死にそう言うと彼女はにっこり笑って言った。

「うんっ、わかってる。あなたはそんな人じゃないって。私もからかってみただけ。ごめんね」

彼女の方が一枚も二枚も上手だった。

まだ5月だというのに、夏みたいに汗をかいてしまった。

冷や汗だけど…。


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