エッチなイルカ
水族館ではちょっとしたハプニングがあった。
イルカを見ていたら、2人の目の前でイルカが勃起させてたんだ。
周りも飼育員も大人だから、あえて何も言わなかったけど、僕は彼女の方をチラチラ見てしまった。
彼女の気持ちは表情からは分からなかったけど、あれが性器の勃起だということは分かっただろう。
「ねぇねぇ、さっきのイルカ、男の子だったのかな…?」 お昼ご飯を食べてる時、唐突に彼女が聞いてきた。
「え?」
「なんか、誰も何も言わなかったけど、みんな気づいてたよね…? アレって…。 ほら、なんか、私も今日は彼氏と一緒だから、ちょっと気まずいというか…。だから、気づいてるのかなって思って、ちらちら見ちゃってた」
「あ、ああ…。そうだね。みんな気付いてたよね。何だろうね」
動揺した僕は、何気なく手元のパンフレットに目を落とす。
すると、こんなことが書いてあった。
「イルカは繁殖だけでなく、優位性を示したり、オス同士の絆を形成したりするため、または遊びの一環として社会的性行動を行うことがあります。」
「あ、これ…」
僕がパンフレットの該当箇所を指して彼女の前に差し出すと、それを読んだ彼女。
「絆の形成や遊びの一環だって…。知らなかった。こういうことが書いてあるってことは、そんなに珍しいことじゃないんだね、きっと」
「そうだね…」




