表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お師匠様はお留守です!  作者: 瀬名 杏子
6/11

恋占いのついで II

お昼のランチは、ローストビーフと野菜を挟んだカスクートとポテトのチーズ焼きを食べた。


眠くなってまったりしていると、デッセ商会から荷物が届いた。


「もう届いたんですね?」


「チェーンは、後日お届けにあがります。」


「ロベールさんとジェニーによろしくお伝えください。」


「はい、かしこまりました。それでは失礼致します。」


デッセ商会の従業員は、平民相手でも貴族と対応が変わらない。


バザール商会の従業員は、貴族と平民では露骨に態度を変えるし、まだ子供のレイアは買い物に行って監視され、気分を害した。


バザール商会の台頭を好ましく思わない人間は多い。


荷を解くと色付き硝子だった。


レイアは、同封された手紙を読んでから、光魔法で色付き硝子をハート型にカットしていく。


「何をしてるんだ?」


僕と同じくうつらうつらしていたエヴァンも、目が覚めたらしい?


「恋のお守りを作るの!」


「これが?」


レイアはハート型の硝子に光魔法を使って、古代魔法文字で『恋愛成就』と刻み込む。


「効果があるのか?」


「500エステルだから、可愛かったら大丈夫!」


「それは詐欺じゃないの?」


常識人じゃなかった常識猫の僕が諌める。


今では、古代魔法文字を読める人間も減ったけどね。


「500エステルで恋が叶えば、誰も苦労しないわよ!」


「それはそうだけど、売れなかったらどうするの?」


色付き硝子を全部カットしたら、そこそこの数になる。


「売れなかったら、デッセ商会で買い取ってくれるそうよ。」


「心労で倒れたロベールに、更に心労を掛けるのか?」


エヴァンが呆れた顔をする。


「この色付き硝子なんだけど、ほら見て!」


「何?」


「色ムラになっていたり、ここは埃が入っているでしょう?予定より安く仕入れたから、心配しなくてもいいって、手紙に書いてあるわ。」


「それならいいけど、光魔法をそんなことに使わなくても…?」


エヴァン、君は正しいよ。


光魔法の遣い手少ないんだよね。


ピンク、乳白色、ライトブルー、ペパーミントグリーン、レモンイエロー、バイオレットなどなど。


色付き硝子は各種揃っている。


小さな穴を開けて、金や銀のチェーンを通すと確かに可愛い。


本当に売れるのか?


レイアは、新商品をいきなり店に並べたりはしないのだが、今回は時間がないから見切り発車したのかな?


売れなかったら、売れる商品を考えればいいか?




「レイア、ジェニーのお化粧見て、ロベールの反応はどうだったの?」


気になっていたことを聞いてみる。


「ちょっと驚いたけど、何も言われなかったそうなの?」


「照れてるのかな?」


「幼馴染だから、兄妹みたいな関係なんですって。」


少し位、褒めてあげればいいのに。


「エヴァンは、幼馴染の女の子が急に綺麗になったらどう思う?」


エヴァンに聞いても、役に立たないよ。


「普通は、好きな相手か恋人が出来たんじゃないかと思うだろ?」


あれ、まともに答えてる。


エヴァンは、ジェニーには友好的だよね~。


「そうよね!ジェニーにもっと可愛い服を着せよう。」


「ジェニーにはジェニーの似合う服があるんだからね!レイアが似合う淡いピンクのドレスとか勧めちゃ駄目だよ。」


「わかってるから、大丈夫!」


本当に大丈夫なんだろうか?


前途多難そうなジェニーの恋の成就を僕は心から祈った。





















家内安全とか子宝祈願も作りたい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ