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フリーデン  作者: ルイ
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白崎透花

女性が一人、人気のない道を歩いていた。

フリーデン――白崎透花。

次の瞬間、背後から炎が弾けた。

爆炎。

包まれたはずの彼女は、ゆっくりと煙の中から姿を現す。

「やった……フリーデンに勝ったぞ」

男の声が震える。

「火の魔法……最初にネットで広まったものでしたよね。昔はライター程度だったのに」

背後から、透花の声。

男が振り向く。

「どうして生きてる……」

「この程度で死ぬ理由、あります?」

舌打ちと同時に、男が距離を詰める。

女だと侮り、近接戦闘を選んだ。

拳が空を切る。

「フリーデンの資格は、魔法を体系化できることだけじゃないんです」

踏み込み。

男の腹部に重い衝撃。

「圧倒的な実戦能力」

「ぐっ……なんで当たらない……!」

透花の周囲で風が唸る。

衣服が揺れ、地面の砂が舞い上がる。

「風の精霊――私の固有魔法。心臓に小さな台風を作る」

男が零距離で炎を放つ。

爆ぜる炎。

だがその中心で、風が炎を引き裂く。

「これで……終わりだ!」

「話の続きですが」

透花の拳に渦が集束する。

「圧縮した台風を一点解放すると」

拳が叩き込まれる。

轟音。

男の身体が十数メートル吹き飛び、地面を転がった。

「瞬間火力は、炎にも負けませんよ」

風だけが静かに残った。

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