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乱世…希望の世界

83話目になりますわ…ポルキュスの扇動は、あっという間に世界に浸透していく様です。誰が抜け出すのでしょう。

話しは、数日前…


ソレイユ、アクタ、エコウ、ウグバは、峡谷を歩いている。

昔は、川だったのだろうか、切立った岩肌が続いている。


「おい、ウグバ…この辺りか?」ソレイユが聞いた。


「私に解る訳ないでしょ…!」ウグバが言った。

「おい…ウグバ…言葉使いに気をつけろ!」エコウがウグバを睨みつけた。


「アハハハ…気に入らないなら殺せば?むしろ、殺して欲しいわ…やってごらんなさいよ!さぁ早く!!この意気地なし共!アハハハ……んっっ?えっ?」突然…ウグバが黙った。


「どうした…?ウグバ?」エコウが顔を覗きこむ…エコウの顔はニヤついている。

「貴様…エコウォォ!やりやがったな?てっめぇ!!」ウグバは、歩みを止めた。震えている。


「どうした…??ウグバ…懐かしいだろ…昔は、私達の罰ゲームだったなぁ〜アハハハ!ソレイユ杯争奪!!おならじゃないのよ!お腹が鳴ったのぉ大会ぃぃ…!ドンドン!パァフパァフ!アハハハ」エコウが笑い出した…。

「ってってめえ!エコウ!この野郎ぉ!ひっひっ…ヤバい!駄目!止めて!やめて!これ以上は…ヤバい!ごめん!ごめん、ごめんなさぃぃ……許して下さい。エコウ兄様…」ウグバはお尻を押さえる!


「ガハハハ!懐かしいな…何年ぶりか?」アクタが笑い出した…

「ウグバ…口の利き方に気をつけろよ!」

エコウは、空気を抜いた…


「ってめぇ……!昔から毎回毎回!乙女を恥ずかしめやがって!殺すわよ!!」ウグバが睨みつけた。


「あひぃぃぃ!駄目駄目!膨れるぅ!エコウ兄様…あひぃ!ひゃぁ!駄目駄目!出ちゃう出ちゃう!空気を抜い抜いてぇ!!兄様!嘘嘘!尊敬してます。毎朝…拝んでおります。私は、従順な妹です。お供え物もします…エコウ兄様を讃える歌を歌うわ!」

 

「歌?歌ってみろ!ウグバ!」

「♪エコウにい〜様ぁ〜!素敵な…兄様ぁ…もう〜ラブラブ!兄様ぁ♪私の兄様ぁ〜♪」

エコエコエコウアザラク♪エコウ兄様ぁ〜!」


「アハハハアハハハ!可笑しい!ウグバは面白い!!」アクタは、笑い出した…


「アハハハ!なんか呪いの言葉が入っていた気がするけど!!アハハハ!だから口の利き方に気をつけろって!」エコウは笑っている。


「アハハハアハハハ!懐かしいな!俺も入れてくれよ!アハハハ」

突然…岩陰から声がした。


「シトクか?で?なんなんだ!こんな所で…秘密の打ち合わせか?」ソレイユがシトを見る。


「エキはどうした…?」ソレイユがシトクを見る。

「いるよ!エキ…こっちに来いよ…」


岩陰からエキが現れた。

「エキ…無事か?」ソレイユがエキを見る。

「大丈夫です…。」エキが言った。


「なーんにもしてないよ…まぁ…心配なら殺すべきかな?アハハハ」シトクは言った。


「で?人質交換なんてまどろっこしい事をしてまで…何の話しだ?シトク…」


「アハハハ…そう急くな!将軍…」

「今、世界が変わろうとしている。そう!夢!野心!希望?欲望?…野に燻ぶってる輩が、声を上げ始める…本当の戦国乱世の到来だ…ポルキュスの配下共が…各地に潜伏している…奴らは、扇動者だ…」シトクが両手を広げる。


「扇動者?戦国乱世?」ソレイユがシトクを見る。


「あぁ…一向一揆なんてものじゃないぞ…天下に名乗りを上げるんだよ!!この世界なら可能だからね…」シトクが言う。


「アハハハ無駄な事を…どう足掻いても、エナ様や、バイシャ様にかなうわけ無いだろう!」ソレイユが言った。


「ソレイユ将軍…意外と短気なんだねぇ…いや、魔法の無い世界ぽいっていうか…」シトクは笑い出した…


「将軍?さっき…無駄って言ったよね…無駄ってなんだろうねぇ〜!」シトクが腕を組んだ。


「無駄は無駄だろ…エナ様を倒す?出来る訳が無い…挑んでも無意味!勝つなんて不可能!だから無駄って意味さ!シトク!」ソレイユは呆れ顔だ。


「アハハハ…将軍、間違っているよ…間違っているって言うか…その考えは普通って事かな?」シトクがソレイユを見つめた。


「無駄って言うのは、無駄と解るまで…やり切った奴が使う…悟りの言葉だと知っているかな?将軍………無駄だったって知る事で、次の道を見つける…賢者の言葉…だろ?」シトクが言った。


「将軍は迷宮に迷い込んで、出口が解らないとしたら…何処に行っても無駄だから…進まない人かな?違うよね…一つ一つ…道を探索し…無駄を見つける…そうする事で、正確の道を絞り込んで行く…無駄や失敗は、成功への大切なプロセスだろ?将軍?」シトクが言った。


「人間は、先人達の無駄と失敗の上に成り立っている…こうしていらるのは、先人達の失敗と無駄の上だろ?将軍……成功って文字を拡大したら…失敗と無駄って小さく書いてあるよ!アハハハアハハハ!」シトクはさらにソレイユを見つめた。


「覚えていますか?魔法の無い世界…便利な世界…スマートフォン?覚えてますか?将軍…テクノロジーは進歩!進化していきます。でも…その分…………人間は、退化しているんですよ…無駄が無いからです。正解を即時知る事が、出来るからですよ…将軍…間違いを知らないから問題に投げ槍になる…短気になる。…失敗の確立を減らす事は、大事ですが…人間的には、退化でしょう…!」

シトクは目を閉じた…。


「何が言いたい…シトク…!」ソレイユがシトクを睨みつけた。


「将軍…!天下を目指しせんか?無駄と解るまで…やり切りませんか?死ぬなんて…この世界じゃ大した事ではないんでね…アハハハ…死んだら、やり直せば良いでしょ?アハハハ!最高ですね!このクソったれのこの世界は!」シトクは、両手を天にかざした。


「将軍…私も…将軍こそ!天下に名乗りを上げても良い…人物だと思います。」エキが言った。


「何も、反逆しろって話しでは無いのでしょう?独立ですよ…!世界にソレイユ将軍の名前を轟かす…」さらにエキが言った。


「エコウ…どう思う?」ソレイユが、言った。


「私に考えなどはありません…ありませんが…………将軍が天下に討って出るなら…お供致します。」エコウが、言った。


「アクタは、どう思う?」ソレイユがアクタを見る。


「アハハハ…地獄の底まで…お供しますよ!将軍がそう決めたなら…」アクタは、平伏した。


「なる程…時間をくれ…」ソレイユは目を閉じた…。


「シトク…今日はセイタが来て無いが…お前達は…どうするんだ…討伐要請を私は、エナ様に具申している…程なく大軍が来るぞ…」


「将軍…気になっていたんですが…一つ宜しいですか?」シトクが話しをせいした。


「………将軍は、誰に仕えているんですか?なんか……なんとなく…いや…まさか………」シトクがソレイユを見つめる…


「アハハハ…シトク…教えてやるよ…織田信長様…配下…ソレイユ将軍である。」


「げっ!!なる程……あのボンクラバイシャを見限っていたんですね…城に籠る事しか脳がないからな…時代遅れの…アホウ…」

……………!

「ちょっと待ってくれ…信長?エナねぇ…ん?まさか!まさか……アターナー様の話しは、ハッタリじゃ無いのか?」

シトクは真っ青になった。


「あぁ…要請したら…エキドナを除く、全員が…黒龍で来ただろうね…今頃…ここは…溶岩の海かもね…アハハハ…グライアイを傷つける者、蔑ろにする者を…彼女は、決して許さ無いからなぁ…」ソレイユは言った。


「なる程…逢ってみたかったなぁ…アターナー様に………で…この先ね…いいタイミングで…トンズラします…でも…見てて下さい…色んな奴が野にいますよ…面白そうな奴は、宮本武蔵!可児才蔵、後藤又兵衛!竹中半兵衛、伊藤一刀斎、風魔の小太郎…雑賀孫市…大名クラスなら…島津義弘、義久、大友宗麟、長宗我部元親、宇喜多秀家、尼子経久、佐竹義重、蒲生氏郷、伊達政宗、最上義光…言い出したらきりが無いわ!アハハハ!そこには、希望、願望、欲望、野望が入り乱れる!正義だけの世界!」

シトクは、笑い出した…。


「皆…知った名だなぁ…その中の誰かはどこぞで配下となり…また、野で名を馳せる者もいるだろうね…」ソレイユが言った。


「将軍…答えなんて…聞かなくて良いです…そんな物すら要らない世界ですから……天下に名乗りを上げたら…馳せ参じますよ!アハハハ」


「さて…私は…行きます…あっそうそう…ポルキュスから手紙を預かっていたんだ…後て読んで下さいな…あっ…ウグバは…まぁいいか…」

「さて…また何処かで…ソレイユ将軍。」

「あぁ…またな…」ソレイユは言った。


………ザン……空気を切り裂く音…

ドサッ……2つの首が地に落ちた…

2つの体は、折り重なるように…崩れ落ちた…ソレイユは、目を閉じた…


「さて…エコウ、アクタ…戻るぞ!」

「ははぁ…!」二人は平伏した。


駐屯地テント前…

「おう…戻りましたか…将軍…」ダイダロスが声をかけた。


「で…人質は、…まぁ聞くまでもないですね…」ヘシオドスが言った。


「コンカラ殿…我々は、エキを迎えに一度、バイシャ殿の所に戻ります。宜しいかな?」


「巴殿が10000人の兵でこちらに向かって…いるそうです。なんでも、機甲兵団って言ってましたから…私は、見聞するつもりです…」コンカラが言った。


「機甲兵団?なんですか?」ソレイユが言った。


「解りません…竹中半兵衛の発案とか…なんとか…」コンカラが、言った。


「竹中半兵衛重治ですか…新たな人材を獲得しましたね…巴殿も…」ソレイユが言った。


「で?何の話しだったのですか?」ヘシオドスが聞いた。 


「話しですか?簡単です…バイシャ様をみかぎれば?って話しです。」ソレイユが呟く。

………!

「ほぅ〜」ダルタロスがソレイユを見る。

………?


「ちょっと違いますね…バイシャ軍の全権を掌握しろ!そして…私が、バイシャ様に取って変わって、天下に名乗りを上げろって事ですね………各都市にポルキュスは扇動者を潜りこませている…街から野から天下を目指す者が現れる…一揆などではない…本当の戦国時代が到来する…希望、野望、欲望、願望が入り乱れる世界が来ると…」ソレイユが言った。


「で…貴方は?」ヘシオドスがソレイユを見る。

「事と次第では…全軍の指揮を掌握する事もやぶさかでは無いと言いましたね…かなり…私も毒されましたね…アハハハ!これは…洗脳?扇動?誘導?…もはや…解りません…でお二人は?」ソレイユはヘシオドスとダイダロスを見た。


「天下を目指す…者達の台頭か…その兆しは、感じている。うちらの街から南に新たな大河が現れてなぁ…対岸で…村上水軍とおぼしき…動きが顕著になっている。」ダイダロスが言った。「蠢いているね…世界が…」


「立身出世、下克上、一党の主、城の主…大名…自己の力の頂点…夢のある世界?乱世?天下統一?!希望のある時代って言うのか?生き抜く時代?世界にやり甲斐が溢れている世界…ここは、理想郷なのか?全てをねじ伏せのは…やはり……織田信長なのか?徳川家康?…豊臣秀吉…??いや!我らが天下を取る!」ダイダロスは…独り呟いた。

「我々に立ち向かう者は、全て滅してやるわ!」ヘシオドスも声を漏らした。



不定期でアップします。満里奈達の活躍にご期待下さい。評価点…感想、ブックマークをよろしくお願い致します。

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