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下克上の幕開け

82話目になりますわ…くすぶり始めた…世界…満里奈は、下克上を促すような触れを発します。どうなるのでしょうか?

プシケ…

「なる程、そうか…援軍もいるわね…あと念話…解った…」上座のエナが頷く。


奥の会議室…満里奈、ニション、ランス、ウルカヌス、バッコス、ゼンゲン、ミッシェル、エマニュエル、萌…そして、サマン……シン、ヴァジュ


「さて…ポルキュス、シトクに関しては、話した通りだ…」エナが言った。


「長距離の物理攻撃…あとは、制空権をポルキュスに取られそうですね…」満里奈が尋ねる。


「そうだ…竜を使役出来るのは、アヴァローと私だけだ…バイシャ、ハマーンは陸戦だからな…あっ巴がガーゴイルを持っているか?心もとないわね…さらに、対空物理防御など…誰も装備していないわ…」エナが言った。


「しかし、戦車、飛行機、機関銃など…知識としてはありますが…作ろう…戦術に利用しようとは、完全に失念してました。」ウルカヌスが言った。


「物理攻撃を無効化出来る結界と、魔導攻撃を無効化出来る結界…これは、同時に展開するのは、可能なんですか?」ヴァジュが聞いた。

「同時展開は、まぁ…無理かな?」エナが、言った。

「そうですよね」シンが言った。


「気合いを入れれば…出来る?訳無いね…アハハハ」エナが笑う。

「さて…戦術に関しては、サマン、ヴァジュ…至急、構築してくれ…その戦術を持って巴に有岡城を攻略する。巴に頑張ってもらおう…」エナが笑いながら言った。


「さて、信長殿…内乱の件…どう考えます?」満里奈が聞いた。


「各都市…人口が増えている…特に増えたのは……家康殿…お主の所だ…あとは、バイシャの都市…」エナが満里奈を見つめる。


「まぁ…扇動者が潜り込んでいても…おかしくはないわね…問題は大義よ…何を持って乱となすのか?」エナが言った。


「ふっ…」満里奈がため息をついた。


「大義?解りますよ…いえ…もう知っています。目の当たりにしましたから…」満里奈が全員を見渡した。


「大義…お決まりの善と悪ではなく…言わずもがな…正義と不義でもない…そこにあるのは、希望、夢、目標、野望、自分で天下に名乗りを上げる…本当の戦国乱世の始まり…ポルキュスって頭が良いわね…」満里奈は西の空を見つめた。


「……なる程…そうでしたか…あのジョージとヴァージニアなる程…なる程…ギャングスター……!武器が機械式魔導銃…誰でも、魔導力がなくても…力を手に入れられる…名がなくても…術式を貰える。」ランスが呟く……

「クリスチーヌ…あいつ…馬鹿野郎!まんまと乗せられやがって!!」ランスが机を叩いた。


「裏切りでもない…あるのは、希望…夢…ときたもんだ!アハハハ!群雄割拠か!」ウルカヌスが笑う。


「ゼンゲン…ゼンゲンよ…お前はどうだ?たぎるものがあるのではないか?」エナがゼンゲンを見つめる…


「えっはい…無いと言ったら…嘘になりますね…天下に名乗りを上げる…男子の本懐ここに極めり…って感じですか?」ゼンゲンが声を出す。


「アハハハアハハハ…そうよね…ゼンゲン…あえて聞くわね……貴方は、徳川と歩む気はあるの?」満里奈が言った。


「満里奈様…我の忠義は徳川と共に…絶対の忠義を捧げます。恐れながら申しあげます。もし!………満里奈様が間違った道を進もうとしたのなら…私が全力で止めるつもりです。それが私の役目です。」ゼンゲンが声を上げた。


「アハハハ…ならば政宗…仙台城に入る事を許す…」満里奈は言った。


「………………今……なんと?なんと??上様…なんとおっしゃられた……のですか?」

ゼンゲンは声を絞り出した…。


「聞こえなかったのか…伊達政宗?…青葉城に入る事を許すと言ったのよ!ゲートは作ってあるわ、伊達政宗を北の要とする!副官として、アルクアンシェル!ボルトボーヌルをつけるわ…」満里奈が言った。


「がぅっっ…おうぇ〜っっ…頭が割れる…」ゼンゲンは、うずくまった。

「はっはっ…うぐぐっ!」

「まったりな様〜いきなりは…やめて下さいな…アハハハ…頭が爆発するかと…思いましたよ…」ゼンゲンは、汗を拭った。


「アハハハ…すまぬ…さて…政宗…これを下賜する…受け取れ!」満里奈は、大小の刀をゼンゲンに差し出した。


「これは…燭台切光忠!太鼓鐘貞宗…ではありませんか!」ゼンゲンは声を上げた。


「アハハハ…わかるか?懐かしかろう…」


ゼンゲンは…目を閉じた…

薄暗い奥書院の中――

伊達政宗は、静かに一振りの刀を眺めていた。

それは、名工・光忠が打った名刀――

燭台切光忠。

漆黒にも見える鞘に、淡く灯火が映る。

その光が、まるで刀自身の記憶を浮かび上がらせるようだった。

政宗は、指先でゆっくりと柄を撫でる。

幾度、共に戦場を駆けただろう。

奥州の荒野を裂いた雪風。

血煙の中で聞いた鬨の声。

雨に濡れた陣幕。

燃え落ちる城。

そして――己の野望。

若き日の政宗は、まさしく烈火だった。

天下を睨み、龍の如く牙を剥き、誰よりも高みを望んでいた。

だが。

年月とは、剣より鋭く人を削る。

家臣を失い。

友を失い。

かつて敵として刃を交えた者たちさえ、今は土の下。

天下は既に徳川のものとなり、戦国の焔も静かに消えつつあった。

政宗は小さく笑う。

「……お前だけか。あの頃を知っているのは」灯火が揺れる。


その瞬間、燭台切光忠の刃文が、まるで月光を呑んだように青白く浮かび上がった。

粗相をした小姓を、青銅の燭台ごと斬り伏せたという逸話。そこから付いた名――“燭台切”。

だが政宗にとって、その刀は単なる武勲の象徴ではなかった。

野心に燃えていた若き日。

天下を夢見た孤独。

伊達の誇り。

そして、自らが確かに“戦国”を生きた証。

それら全てが、この一振りに宿っていた。

外では、冬の風が鳴いている。

政宗は静かに刀を納め、独眼を細めた。

「……もし再び乱世が来るならば」

その声は、どこか懐かしむようで――

どこか寂しかった。

「その時はまた、共に駆けるか。燭台切」

そして部屋の灯だけが、静かに揺れていた。


……………。


「どうした…?政宗?」満里奈が聞いた。

「いえ……満里奈様…ありがとう御座います。来るであろう…動乱…この燭台切光忠、太鼓鐘貞宗と共に…満里奈様の道を開きます。」ゼンゲンは平伏した。


「さて!アハハハ…明日、触れを出す!アハハハ!政宗!アハハハ…」エナが突然笑い出した…。


「なんですか?」ゼンゲンがエナの顔を見つめる…。


「内容はこうだ…!アハハハ!良いのか家康殿?アハハハ!本当に?アハハハ!」エナが大笑いしている。


「今から話す話しはオープンだ!、レイン!シンダラ!フランソワーズにも…伝える…心して聞くように…大志ある者、名を残したい者!大名として独立したい者よ集え…!!本多忠勝!池田輝政、井伊直政、伊達政宗が、兵を募っている。集まれ、徳川の為に命をかけよ!名を残せ…力を示せ、1週間後より開始する…尚、私、徳川家康に挑みたいという者がいたら…満里奈殿は断らないだろう!!目覚めよ!徳川の子供達!!アハハハ!待っておるぞ!」

エナがプシケの全市民に声を飛ばした。


「信長様…こっこっれは!大丈夫なのですか??」ランスが言った。


「満里奈から話しを聞いた時…私も驚いたわ!だか…くすぶらせるより!良いと判断した。」エナが言った。


プシケが揺れた…正に下克上!家臣として取り立てられたい者!大名になりたい者!暴れたいだけの傾奇者!

「聞いたか??レイン様を倒せば!徳川の重鎮だぞ!」

「いや…いや…!大名として独立だろ!」

「リン様は出ないのか?」

「フランソワーズ様の家臣になりたいぜ!願わくば…夫として…!」

「俺がポルキュスを倒してやるよ!ガハハハ」

「俺は、後方で、兵站をやりたいのだか!大丈夫か?」

「試験は何だろうな!」

「徳川万歳!家康様万歳!」

「魔王エナ様…覇王家康様…手合わせ出来るのか?」

「やるぞ!俺はやってやる!認めさせるぞ!」


「エナ様…もしかして…アヴァロー殿…バイシャ殿…ハマーン殿にも念話を飛ばしました?いや!許可しました??」満里奈が聞いた。


「あぁ…許可した。アハハ彼らも、野心ある者を取り込むだろうね…」エナが、言った。


「ただ…野に住まう者とは、一戦交える事になるでしょうね!」ランスが呟く…


「さて、私は街に出て…食事でもしてこよう…アハハハ!」エナは、シンとヴァジュを連れて退出した。


アヴァローの街…

「なる程ね…」アヴァローが声を上げた。


「アヴァロー様?どうかされました?」

ムボンがアヴァローの顔を見つめる。


「今、魔王エナから連絡があった。」

「はいぃぃ??エナ??宮澤?」ショウジョウがアヴァローの顔を見る。


「たわけ!それは、エマだろ!…エナァ!!」アヴァローが言う!


「アハハハ…で、魔王エナから連絡って?なんですか?…手紙?」


「そうそう、俺とエナは、ペンフレンド…ペンパルだからねぇ…って、今の子供は知らんぞ、ペンフレンドなんて、アハハハ、ヤバい!ツボにハマった。アハハハ」アヴァローは笑いが止まらない。


「んっんっっ…多分…念話の類いだろうね…シン、ヴァジュ、マンジュ、サマン、エナ、私、バイシャ、ハマーン、満里奈と…テレパシー?のような物で連絡出来るようになっているな…」アヴァローが、言った。


「どれどれ!ハマーンに飛ばしてみるかぁ〜」

……「もしもし〜ぃぃ…私…えっ私よぉ私ぃ!わったっしっ!!…忘れたのぉ…私ぃ……妊娠したの…貴方の子供よ!あの夜……でぇお金を振り込んで欲しいだけどぉ〜」アヴァローが念を飛ばす。


「……切られた…アハハハ!」

「当然でしょう…」コウカが笑っている。


「おっハマーンだ…!」

「アハハハ…アハハハ…冗談だよ!冗談!…来週から舞踏大会?えっダンスじゃないのね!武闘大会ね!ステンノー達が城持ちにねぇ…アハハハしょうがないわね…それは…ふむふむ…しかし、あっなる程…イヤーカフね…えっ嘘!ゼンゲンが生きてる?まさか…満里奈殿の所に…青葉城??あの古城?えっ…改修済?えっ!!クリスチーヌ殿が追放??アハハハ…今回の流れならあり得るわね…しかし………これは…便利だわ!アハハハ」


「なんですか?ゼンゲンが、生きてるって聞こえましたよ…」ムボンがアヴァローを見た。

「あぁ…満里奈殿の所にいたらしいぞ…で…あの古城が知ってるだろ?…荒野のあの古城が改修されて、青葉城となっているらしい…近日中に入城するらしい、その際、イヤーカフをいくつか持って、私の所に挨拶に来るとよ…」アヴァローが言った。

「それと、ステンノー達が…独立ですか?」コウカが呟く… 


「あぁ…ゼンゲンも城持ち…アハハハ…面白くなってきたな…で!クリスチーヌ殿が追放ねぇ…何をやらかしたのか?アハハハ…」ムボンも呟いた。


「我々も取り込める人材は取り込む!敵対する者は、速やかに排除する…街全員に触れをだせ!武田の間者は、見つけ次第……殺せ…」アヴァローは指示を出した。


同じようにな触れが、バイシャ、ハマーン、巴の城でも発せられた。


メビロス島…

「アハハハ…流石は、徳川殿…その手があったか…でも、忙しい日々の始まりだな…アハハハ…見させて貰うよ…そのお手並みを!」

ポルキュスは、東の空を見つめた。




不定期でアップします。満里奈達の活躍にご期待下さい。評価、ブックマーク…よろしくお願い致します。

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