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姫路城のカリテイモ

70話目になりますわ…武田とカリュブディス捜索に出ているリン達…姫路城にカリテイモ達がいる事を知り、過激な悪戯に出ました。ただ…そこで…過去の忌まわしい事件が…

ニライカナイの森…リン達は、カリュブディス、武田の同行を探るべく…黒龍の背に乗ろうとしている。


「リン姉ぇ…姫路城によっていく?ジン一郎達の話しだと…巴殿の配下かいるんでしょ?挨拶しておいた方が、良いんじゃない?って、前に私達の城を勝手に使ってるってのが気に入らないんだけどね」ヴァネッサがくちを尖らせた。


「…そうねぇ…文句ぐらいは、言っておく?ガツンッとね!」アイリスも乗ってきた。


「カリテイモとサカラがいるんでしょ?」リンか言った。「ちょっと待って…」

---ジン一郎?---

--ハイ…リン様--

---姫路城のカリテイモ達の動きは?---

--カリテイモ、サカラの他に、下女風の女と配下が多数…誰かを探しているようです。--

---誰かを探してる?---

--ハイ.部隊を編成して城を出入りしています。--

---なる程.監視を続けて---


「なんか……カリテイモ達も誰かを探しているみたい…まぁ察しはつくけどね!この状況なら」リンが、言った。

「…アハハハ、エキドナか?カリュブディスか、武田…この三択ですね」アシュラが言う。

「姫路城…ここから考えれば、…エキドナ一択ですね!アターナー姉様」ジャンヌが言った。


「これは…逢わない訳には行かなくなったわね!」リンが、笑う。

「エキドナぁ!あの魔道具はある?せっかくクロちゃん達で行くんだから…あれが欲しいわね!」リンがニヤリと笑う…


「えっあれ?ありますけど…本当にやるんですか?ヘスペリデスとラドーンは、好きだよね…アハハ」エキドナ犬は、黒龍の上で、寝ている。


「アターナー姉様…やってしまうのですか?本当に…あれは、最高ですよね…エニューアリオスとアカエアや、ステンノー達がいたらもっと凄いんだけとね…映画も最高でしたけど…アハハハ」ジャンヌとラドーンはリンを見つめている。


「ギャハハハ…やっちゃう?リン姉!アレは強烈よ!カリテイモって女のお漏らし顔を見たいわね!いや…絶頂?イキまくるわよ!…サカラは…発狂するかも…藤堂高虎…さてぇ…どれ程か!この、イタズラ!ギャハハハ」ヴァネッサは腹を抱えた。


「アイリス?カリテイモとサカラは、耐えられそう?我々…グライアイの訪問に相応しい…演出でしょ?オホホホ!」リンの目が赤く光った。


「出陣!…キャンディ!エキドナを落とさないでよ!」リンが叫ぶ。

 

黒龍は高く舞い上がる。



空は、金色の光を注いでいる。そよぐ風が心地よい

姫路城の大広間…そこに、カリテイモ、サカラ、キルケーが座っていた。

「誰よりも早く、エキドナを確保しなければ…殿の夢の為には…」カリテイモは、呟いた。

「カリテイモ様…ここは、やはり…徳川殿にも尽力願うのはどうでしょう」サカラが言った。

「あの目がクーベラに奪われるなら…殺せとの命を受けているわ…これを徳川殿が納得出来るかしら?」カリテイモはサカラを見た。


「徳川殿はまだしも…リンが納得するわけが無い!」カリテイモが、言った。

「それは間違い無いありません…アターナー様は、グライアイを傷つける者を決して許しません」キルケーが声をあげる。

「キルケー??ん?アターナー様??逢った事があるの?過去の記憶?」カリテイモが言った。


「いえ、逢った事はありません…噂で聞きました。」キルケーが言った。

「噂ね…確かに…アターナー様は、」


……「あの…カリテイモ様…なんか…体が重いのですが…」キルケーがため息をつく…

「…私もそうです…」サカラも肩を回す。

「何か聞こえませんか?」サカラが言った。


「……これは…これは…この音は、まさか…まさかぁ…まさかぁ…!!」キルケーが震えている。

「カリテイモ様…彼女が来ます…アターナー様です。グライアイが攻めて来ます。」キルケーは慌てふためいている。

「早く逃げないと…早く、早く…皆殺しにあいます!カリテイモ様ぁ!!」

「黙示録の始まりです。退避ぃ!姫路城から逃げろぉ!」キルケーが叫んだ…

「リンが攻めてきた?嘘でしょ?」カリテイモが驚愕している。

「大丈夫です。私が守ります。」サカラは抜刀した。


「姫路城が、見えてきました。アターナー姉様」ジャンヌが言っている。


「アハハアハハ…エキドナぁ!曲を…ワーグナーだ!大音量で流せぇ!」

「ハイ、アターナー姉様」エキドナ犬の方から聞こえている。


「ヘスペリデス!ラドーン!狂乱…怠惰だぁ!」

「アイリス!ヴァネッサァ!荊棘だぁ!」

術式展開…「ギャハハハ!」

「エキドナァァ…快楽を注げぇ!」

「ペムプレイドーォォ!戦慄だぁ!」


その静寂を、突如として引き裂く戦慄の旋律――

ワルキューレの騎行。…グライアイの騎行


だが、それを運ぶのはヘリの編隊ではない。

三匹の黒龍だった。

翼は夜そのものを引き裂いたかのように巨大で、鱗は輝く太陽を吸い込み、鈍い黒鉄の光を放つ。

一匹が咆哮すれば、大気が震え、

その振動がまるで重低音のティンパニのように大地へと叩きつけられる。

背には、白い礼式武装の女の騎士たち。

剣ではなく、異形の術式を展開し

耀く赤い目…咆哮…。

彼らの眼前に広がるのは――

姫路城。

白鷺城と称されるその姿は、

まるで天へ羽ばたこうとする聖なる鳥のように、静かに佇んでいた。

だが――

その白は、今まさに“黒”に覆われようとしている。

「突撃だ。」

アターナーの声、龍の背で呟かれる。

次の瞬間、三匹は一斉に急降下した。

翼が空気を裂き、衝撃波が城下町の瓦を震わせる。

旋律は最高潮へ――

弦が叫び、金管が唸り、まるで戦神そのものが降臨したかのようだ。

一匹が、口を開く。

そこから放たれたのは炎ではない。

黒き咆哮だった。

稲妻が空を裂き、一直線に天守へと奔る。

その光は一瞬、昼間の明るさを遥かに超えた輝き!その光は、城を純白に照らし出し――

そして、影に沈めた。

地上では、まだ誰も理解していない。

これは戦なのか、災厄なのか。

ただ一つだけ確かなことは――

この瞬間、姫路の空はもはや人のものではないということ…


「あっあっ…体中に何かが絡みつく…熱い!熱い!痛い…気持ち良い…痛い痛い…気持ち良い…もう…なにも…考えられない…なんなのこれは…?なんなのぉ!何?攻撃?これが?…誰か助けて!許して下さい!ひぃーーーーーっ助けてぇ…許して下さい!許して下さい…あっふぁ…あっ…あぅひぃーーーーーっ!あっあっァァァー!うっ…ウギャー!」カリテイモは涎を垂らし…尿を撒き散らし、のたうち回っている。


「ああああぁ!うっうっ……ウギャー…!アターナー様…アターナー様…許して下さい…私は、裏切りません!あっふぁ…うっうっ…ひぃーーーーーーーーっ!!あっひぃーーーーーーーーっイクゥーー死ぬぅー!」キルケーも涎を垂らし…服を脱ぎ去り…床に突っ伏した。股間からは、泉のように溢れ出している。


サカラは、廃人のように…涙、鼻水…涎を垂らし…体を痙攣させている。いや…失神している。

配下の者にいたっては、走回る者…泡を吹きながら…痙攣している者…身をくねらせ…絶叫する者…阿鼻叫喚の様相を呈している。


「アハハアハハ!全能力解放!狂えぇ…悶えろ!ひれ伏せぇ…我を崇めよ!我こそが、グライアイの長女!ヴァルプルギスの長女、リン-アターナーである。下郎…ひれ伏せぇぇ!アハハ!アハハ」


「ヴァネッサ…リン姉ヤバくない…」

「えぇ…アハハ…久々だからノリノリだねぇ…ワルキューレの騎行なんで…100年ぶりぐらいだからね…」アイリスが言った。


「アターナー姉ぇ!アターナー姉ぇ!落ち着いて!もう…ヤバいって…聞いてます?」エキドナが念話を飛ばす。


「………ん?ん?あれ?えっえっ?…ヤバい?私??何?あれ?……極刑 陰解…」リンは、真っ青になった。


ギュワン!巨大な魔法陣は、消滅した。


「黒龍すらドン引きしてますよ!アターナー姉」エキドナがため息をついた。

「カリテイモ殿は、敵じゃないですよ…やり過ぎでしょーが、」エキドナ犬が見つめている。


「いやいや…我らの城を乗っ取った輩ですよ…敵ですよ…」アシュラが口を尖らす。


「楽しかったぁ…これ、前にもやったよね…グライアイの騎行…あれ?ん〜あれ?グライアイ?アターナー姉様??ペムプレイドー??あれ?なんだっけ…あれ?」キャンディが眉をひそめた。


「全員降下ぁ…城内に入る」

三匹の竜は舞い降りた。


「ヤバいね…カリテイモ?怒ってるかな?」

リンが皆んなを見渡す。


「リン…怒るとかの前に、発狂してるかもよ…巴殿になんて言うの?」アイリスがため息をついている。


「いやいや…もし…発狂してたなら…エナ様への謀反を企ていたとか、武田に内通していたとか…話しをでっち上げましょう…全員発狂してるだろうし…証人はいません」シモーヌが言う。


「シモーヌさん…さらっと怖い事言うね…」アイリスが伏し目がちに言う。


「皆んな…謝りに行こう…アハハ」リンの顔が引きつっている。


「筋書きは、姫路城が何者かに、占拠されていると物見から連絡があった。なので…武田軍と思い…全員確保を!ここ大事よ!確保を目的に、精神攻撃をしかけた。…どお?」リンは…腹話術の人形のように…口をパクパクしている。


「ギャハハハ…通じる?巴殿が許してくれるかしら?」ヴァネッサが腕を組んでニヤニヤしている。


「まぁ出た所勝負よ…」リンが言った。


七人と一匹は、城内に入る…

「……?」

「……!」

「いつもながら…って言うか…いつも通りだけど…壮絶ね…」アイリスが言った。

何十人もの黒装束が…涎を垂らして…歩き回っている。壁の前で痙攣を繰り返す者もいれば、泡を吹きながら…何かを叫んでいる者。

何かを追いかけて走り回る者…


「ここは、ゾンビランドですか?」アシュラがぼやく…

「エキドナ…1回皆んなに、気付けをしてくれない?」リンが、言う。


「アターナー姉…ヘスペリデスとラドーンの能力知ってるでしょ?我々と違って…解呪も解放も、浄化も出来ない…純粋な攻撃なんですよ…これは、カリテイモとサカラは…廃人ですね、まぁ気付けぐらいならやりますけどね。」

エキドナ犬の目が光る…

「これは、治療ですよ…もはや…ホルモンバランスを整え、精神を安定させる…呼吸を整え…リラックス効果を与える。」


「カリテイモさん?いますぅ?サカラァァ!何処でーすかぁ?」

---アターナー様…大広間にいます---

--ジン一郎?大丈夫だった?--

---今度から…早めに言って下さい!マジで!!!本当にマジで!---

--ごめんなさい--


「大広間にいるって!」リンが叫ぶ

「ジン一郎?ジン一郎は大丈夫だったの」アイリスが言った。

「アハハハ…真剣に怒られたわ!」


一行は、大広間の前に立った。

「カリテイモさん?入りますねぇ…」

そこは、全裸の女が二人…同じく全裸の男が1人…大の字で倒れていた。

「アイリス?どっちがカリテイモ?」

「左よ左…エキドナ…治療して、」

エキドナ犬が、駆け寄る。

「これは…おぅ!さすがカリテイモ殿…あの攻撃にもある程度、耐えたみたいですね…」


「ちょっと待って下さい…精神を安定させますね」

カリテイモは、目を見開く。

「ん〜ん〜あっふぁ…ひっ!貴女は?」

「カリテイモ殿、リン-アターナーです。」

「ひっ〜ぃ!申し訳ありません、申し訳ありませんでした、どうかお怒りをお鎮め下さい。なにとぞ、お怒りをお鎮め下さい。」カリテイモは、必死に懇願する。


「いやいや…こちらこそ申し訳無い、武田軍に姫路城を占拠されたとの情報を得て、確認もせず攻撃してしまいました。本当に申し訳ありません。いや本当に申し訳ありませんでした。」

「武田?そうなんですか?」カリテイモがリンを見上げる。

「てっきりエキドナの件かと…あっ!」

カリテイモが口を押さえる。


「カリテイモ殿?エキドナ?何ですかそれは?」リンの目が赤く光る。

「…巴様の命でエキドナを捜索に来ました。」カリテイモが、言った。

「で?」

「クーベラに囚われる前に、エキドナを確保、確保出来ない状況なら殺せと命を受けています。」

「殺せ?」

「はい、エキドナの目を奪われたら、明智光秀の捜索は、完全に不可能になります。よってエナ様の為には、死んで貰うのが1番と考えました。」

「ふぅ~」リンの目が元に戻る。

「殺す?私を…なんとも…」エキドナ犬がぼやく…


「あれ?リン様?私?気絶してました?」

「いやいや、大丈夫です。少し休まれよ、カリテイモ殿…あっお風呂に入った方が良いかも!」リンが笑った。

「?あわわぁ…何故?全裸?下着は何処?えっ?なにこの水は、ひっぃ!私…おねしょ?加齢による尿漏れ??アハハハ、失礼しました。」

「で?サカラ殿は良いとして…こちら…の………じょ…せい…は?」リンがその女を見つめた。


「全員抜刀ぉ〜貴様ぁアンフィトリテ、この大罪人!憎き魔女…嫉妬の女王」

ようやくサカラが気がついた。

「頭が、割れる…」


「カリテイモぉ!サカラァ〜そう言う事かぁ〜最初から、グライアイに逆らう者だったかぁ…生かしてはおけぬなぁ」


「………アンフィトリテ?  アンフィトリテ?アンフィトリテ?アンフィトリテ?アンフィトリテェ!!キルケー アンフィトリテ!アンフィトリテェェェェェ!!この糞女ぁ〜!見つけたぞぉ!アンフィトリテェェェェェェェェェ!!バラバラにして、黒龍に食わせてやる」キャンディの目が赤く光る。


「えっ?何事?何?誰?え?」サカラが戸惑っている。

「あっカリテイモ様?ご無事で…で、この状況は?」サカラは、カリテイモとリンを、交互に見つめた。


「お待ち下さい…リン様…私の下女のキルケーがどうしたのでしょうか?何か無礼を働きましたか?」カリテイモが平伏し声を上げた。

「キルケー?なる程ね…キルケーアンフィトリテ…アハハハ…聞いたか?アイリス、ヴァネッサ、キルケーだって!」

「まぁ…良い…皆殺しだ。死体すら残すな…満里奈様には、私から報告するわ、姫路城ごと瓦礫に変える…死ねアンフィトリテ、カリテイモ、サカラ!」


「ん〜ん…あっ頭が…」キルケーが目を覚ました。


「…ひっ〜アターナー様…申し訳ありません…申し訳ありません…どうかどうか…お許し下さい。後悔してます。後悔してます。スミマセンでした。なにとぞ、お許し下さい。2度と裏切りません…永遠の忠誠を誓います。どのような罰でも受けます。私は、まだ死ぬ訳には行かないのです。」目が覚めて状況すらままならないまま…キルケーは平伏した。


「ならぬなぁ…アンフィトリテ、私が許しても、彼女がなぁ…赦さぬだろうなぁ…」


「彼女?あっあっあっ…スッス〜スキュラ?」キルケーは、ツインテールの美少女を見つめた。


「おい、アンフィトリテ、わしを忘れ無かった事は褒めてやる…」キャンディは笑っている。


「待って下さいアターナー様…キルケーが何をしたと言うのですか?」サカラがリンの前に平伏した。


「この糞女王か?知りたいか?冥土の土産に聞かせてやる。」


「この女は、嫉妬にかられて、罪の無いニンフを化け物に変えた。知ってるだろぉ〜スキュラを!あれは、この女が嫉妬のあまり、ニンフ スキュラを呪ったのだよ!呪いでスキュラを怪物に変えたんだよ!」


不定期でアップします。満里奈達の活躍にご期待ください。感想、評価、ブックマークなどよろしくお願い致します。

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