冬休み前半の幼馴染
定期テストが終わり冬休みが始まった。
奈々が朝起きると部屋に健斗がいなかった。
慌てて下へ降りると健斗はいた。
コタツの中で。
「ちょっと!けんちゃん。一日中そうするつもり?」
「ああ...外は寒いし。ここは最高の楽園さー」
「ああ〜暖かいねー。」
健斗を見る奈々の目が冷たいものになった。
「まだ若いのにおじいちゃんみたい....」
健斗はその場で凍りついた。
結局外へ出ることになった。
「こういう寒い日は体動かせばいいんだよ!」
奈々は走り出した。
大きな胸がプルン プルンと揺れていた。
(こ、これは目に毒だな。)
しばらくん走ると自動販売機が見えた。
2人はここで温かい飲み物を飲んだ。
「私自動販売機のコーンスープ大好き!最後に残ったコーンが食べれないのが嫌だけど。」
「僕はコーヒーのブラックにしようかな。」
奈々は驚いた。
「けんちゃんこーひーのぶらっく飲めるんだね!」
「ああ。大人だからね。」
健斗は一口飲むと顔が渋くなった。
(やっぱ無理だ。)
少し背伸びしてカッコつけた男の末路である。
奈々と健斗は再び走り出した。
「ねえ、けんちゃん知ってる?」
「何が?」
「みゆちゃんと誠くん最近仲良いと思わない?」
「そうか?」
「最近2人でいるところ見かけるよ。」
「へぇー」
「本人たちは付き合ってないって言うんだけどあれ付き合うと思うよ。」
「そうかー。」
「あーいいなー。私も彼氏欲しいなー。」
奈々は少し横目にして健斗の顔を見た。
「そ、そうかー?お、おれはまだいらないかな。」
奈々に付き合って欲しくなかった健斗はこう言った。
奈々は疑いの目を健斗に向けた。
「本当にそう思ってる〜?」
「ああ。当たり前だ!高校生が付き合うなんて不純だ。」
健斗はヤケクソで恋愛否定した。
「ふーん、けんちゃん変なのー。」
しばらく走った後2人は他の話題にかえて自宅まで歩いて戻った。




