定期テストと幼馴染
修学旅行という高校生活で最も楽しいイベントが終わった。そして季節は冬になっていた。
冬休み前の最後の試練が生徒たちを待ち受けていた。
定期テスト だ。
「けんちゃん〜勉強教えてよぉ〜」
奈々が健斗に泣きついてきた。
「どうしたんだ。奈々。そんなに今回のテストヤバイのか?」
健斗はクラスの中でぶっちぎり成績が良いわけでないが、それなりには成績がいい。
一方、奈々は文系の勉強がサッパリだった。
奈々曰く"今回は欠点かも"ということだ。しかし数学や物理はそれなりに出来ている。
欠点を取りたくない奈々はどの教科もそれなりに成績が良くて一緒の部屋で暮らしている健斗に教えてもらおうという考えだった。
「現代文は漢字が今回多く出るらしいから漢字を完璧に抑えてあとの点は所々正解していけば欠点は免れる。」
「英語はワークを繰り返してやるしかないな。そうすれば文法も覚えることができると思うし。」
「日本史と世界史はとにかく覚えよう!それしかないね。」
健斗はテキパキとアドバイスを奈々に与える。
「そんなのぉ無理だよぉ〜〜!!」
奈々はおもちゃを買ってくれない子供のように床でジタバタする。
「と、とりあえずだな、僕も付き合うから今日から勉強会開始だ!」
テストまで1週間。2人は毎日勉強をした。奈々が1人で問題を解く時は健斗は自分の勉強をした。
そして前日
家に帰宅して夕食を食べた後23時ぐらいまでら一緒に勉強していた。
「で、これがこういう風になってこの日本語訳になるよ。...って寝てる?」
横を見ると奈々は寝ていた。
奈々を抱えてベッドに寝させる健斗。
「この1週間頑張ったからね。疲れがきたのかな。明日頑張れ。」
翌日の朝
奈々は目を覚ました。
健斗は2人が勉強した机で眠っていた。
「けんちゃん。私をベッドに運んでくれたんだ。」
奈々は健斗に近づくとあるものに気づいた。
机の上のノートに奈々用に重要なポイントが書き込まれていた。
「けんちゃん....ありがと。」
奈々は健斗の耳元で囁いた。
定期テストは順調に終わった。
そして結果は順位が健斗のすぐ下になっていた。
「おぉー、頑張ったねー奈々」
「うん!ありがと!けんちゃん。」




