放課後カオスのフィナーレ
放課後の校庭。
夕陽が校舎を赤く染める中、まひるはいつもの無邪気な笑顔で雨宮くんの横を歩いていた。
「雨宮くん、この道だと影がちょうど目に入らなくて快適です♡」
手には昨日公園で
見つけた小石や落ち葉を整える道具まで持っている。
雨宮くんは照れ笑いしつつも、その徹底したサポートに胸が温かくなる。
すると、背後から生徒会長・西岡が颯爽と現れた。
「……雨宮、二階堂と一緒にいるのか」
クールな表情の奥に、嫉妬と焦りが入り混じる。
副会長・小早川美咲も隣に立ち、冷静に西岡を観察しつつ、微笑む。
「西岡、落ち着いて。焦らなくてもまだチャンスはありますよ♡」
その光景を見て、クラスのモブたちも集まってきた。
木下玲央や佐伯ののか、双子の図書委員・海斗と澄人、平田まなみ…次々と校庭に現れ、
「二階堂先輩、やっぱり暴走してる……!」
「でも面白すぎる……!」
と小声で盛り上がる。
その時、偶然通りかかった小型犬がまひるの足元に駆け寄り、軽く跳ねた。
まひるは即座に手を伸ばして犬を受け止め、雨宮くんの体を守る。
「大丈夫です♡ 雨宮くん、安全第一です♡」
その瞬間、西岡は思わず顔を赤らめ、心の中で焦る。
(……くそ、嫉妬が止まらない……
でも……二階堂、何でそんなに無邪気に……!)
副会長はすぐに横からツッコミ。
「西岡……顔、真っ赤ですよ?落ち着いてください♡」
西岡は顔を背け、必死に冷静を装うが、モブたちの視線にますます動揺する。
さらに、街の人や近所の子どもたちも校庭を通りかかり、まひると雨宮くんの周囲でざわつく。
「え、二階堂先輩……街でも日常侵略してる……?」
「やっぱり予測不能……面白すぎる……」
ひなたは遠くの木の陰で頭を抱え、心の中で絶叫。
(学校も校庭も街も……完全に日常侵略カオス……
まひる、止められない……!)
雨宮くんはまひるを見て、微笑みながら手を差し伸べる。
「ありがとう、二階堂……本当に助かってる」
まひるは頷き、胸が高鳴るのを感じる。
(雨宮くんが喜んでくれる……♡)
教室外まで巻き込んだ日常侵略は、笑いと混乱、嫉妬と胸キュンの渦となり、
放課後の校庭は、ギャグと恋愛の最高峰の舞台となったのだった。




