第40話(別視点):多すぎるライバル
佐伯陽菜 Side:
昨日の先輩のクラスでは、宮沢さんというライバルが同じクラスにいることがわかった。私は放課後の料理部と帰り道は一緒だけど、それ以外では宮沢さんの方が長く先輩と一緒にいられることになる。少しでも先輩と長くいられるように朝の通学路で待つことにした。
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先輩が来た!でも女の子と一緒にいるみたい?誰だろう?でも、別の女の子が合流したら先輩だけ先に歩き出した。これなら大丈夫かな?
「一緒に学校に行きましょう」
これで先輩と一緒に学校に行けると思ったら、さっきまで一緒だった女の子が断ってきた。少し前に先輩は別に歩き出したはずなのに。どうやら断った女の人は先輩の幼馴染みたい。私が一緒に登校しようとしたのを妨害してくるところからすると、この幼馴染さんも先輩のことを狙っているとしか思えない。宮沢さんも凄く可愛かったのに、この幼馴染さんもとても可愛くて、なんでこんなに強力なライバルが2人もいるのよ!ちょっとライバルが多すぎじゃないかな。私だけが先輩の魅力に気づいていると思っていたのに。
しかも幼馴染だからなのか、先輩のことを下の名前で呼んでいる。先輩は名前ではなく名字で呼んでいるけど、どちらにしてもかなり仲がいいに違いない。でもライバルが多いからと言って、ここで諦めるわけにはいかない。まずは先輩を下の名前で呼ぶことにするとして、何か先輩を誘う口実を考えないと!
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