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生きた顔にのせる死の色は、一滴の美でしかないのでしょう?
諫山実生 「月のワルツ」
を 聴きながら
””
演じる。演じる、演じる、よ。 そこに見える一滴の美が表出する為に必要な要素だから。
無意識に、意識的に。それは、演じるよ。演じ分けるよ。
……それは、ひどくあからさまで、それはひどく えぐい 話で それはひどく わすれる ということ
""
忘れる、ということに他ならないの
忘れていなければ、死を演じるなんて、恥知らずなこと 出来るはずがないのだから
出来るはずがないのでしょう?
そういったもので、人はわすれていく
痛みも恥も くるしさまでも
そこに覚えていた一滴の美のみ、追い求めるようにして
恥知らずにも
滑稽にも
それだけを目にしたくて
ただただ、概念の美を重ねるの
着ようとするの
なんでもない、健康な生の美の上にまるでお面のように、死の仮面をそこにある儚い一滴の美だけ抽出して、重ねるように覆いかぶせるように まるで基が解らないようになるまで
演じるの
重ねるわ。偽物の概念を。
……それは、言葉も同じですか……?
言葉も同じでしょう……?
あなたも私も恥知らずね




