第1話現れた魔物!!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「はぁ、ようやく収まったか」
新谷の目の前には吐瀉物で口が汚れた男がいる
「ぜぇ、ぜぇ、、ここの空気は非常に合わないな、、、いや合いすぎるのか?」
「お前大丈夫か?顔色が相当悪いぞ」
汚れた男はとても具合が悪そうに見える
顔は青くなっており、呼吸音も途切れ途切れで苦しそうだ
それに加えて、体温が高くなっている。近くにいるだけで熱気を感じる程にだ
「大丈夫では、、、ない。目を閉じていても、、、視界が揺れる」
「ちょっと待てよ。助けを呼んで」
立ち上がり、助けを呼ぶために動き出そうとしたその時
「敵意を感じるな」
男がそう言い、男の傍らにあった包みをこちらへと投げてくる
「抜いて斬れ。敵がいる」
「はぁ?なにを言って」
「ガルルルㇽ!!」
唸り声が聞こえ、振り向いた先には禍々しい雰囲気を放つ狼が存在していた
「狼!?なんでこんなところに!!」
地面に落ちている包みを拾い上げ、包みを開封する
「刀か」
包みの中には鞘に納められた刀が存在していた
刀を握り、狼と向き合う。そして、刀を鞘から抜き去る
抜き去るつもりであったが、抜けなかった
「???」
ガチャガチャっと音が鳴る
「それは抜けないぞ。スーーーハーーー、、、、頑張って撲殺しろ」
「おま!ふざけんな!!」
「ガウ!」
狼がこちらへと飛び掛かってくる
そして、時が止まった
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「これは、、なんだ?」
自分の周りに時が止まってしまった。それに自分は困惑を覚えている
「あれ?いまは自分の喋ることが出来ている」
先ほどの¨俺¨ではなく、自分として喋ることが出来ている
不思議な感覚だ
「あれがゲーム的な強制力?というやつなのか」
¨自分¨の思考自体は先ほどの¨俺¨の時でも出来てはいた
だが、喋ることも体を動かすことも出来なかった
「でも今は動けているし、喋れている。何なんだ?どういう理由で」
周りを見回す。そして、気づく
「マスがある」
地面に四角いマスが何か所も存在していることに気づいた
時が止まる前までは無かったものだ
「触れない。マスの中には入れる。どういうこと、、、、待てよ」
自分は上へと視線を移した
「マジか、、」
自分の上、頭上には体力ゲージが存在していた
「この状態は事前の準備か。ゲームの要素だ」
視界を自分の前へと戻し、狼へと視線を移す
「やっぱりだ。見える」
自分の視界には、¨狼のステータス¨が見えている
「これはターン制バトルか。しかもマスがあるってことは技範囲があるタイプの奴だな」
新谷は少し楽しくなっていた
「狼の技もあるのか?あるな」
狼の技を確認する。そして、¨射程¨の存在を知る
「1マス先にしか攻撃出来ないのか。技はこれ一つ、チュートリアルの敵だな」
次に自分のステータスを確認した
「自分も似たような感じだな。まあ、ステータスの差で勝てるだろうが」
現在起こっている状況をほぼ完全に理解した、そう自分は考え
「戦闘開始だ」
自分の立ち位置は最前列の真ん中、そこに立ち、戦闘の開始を宣言した
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「フン!!」
鞘で狼の頭部を殴打する
「キャン!」
狼が怯む、怯むのだが追撃は出来ない
「ギャン!」
狼が俺に噛みつく。右腕に噛みつく
「痛ってぇ!!」
スッと狼は噛みつきをやめて、距離を取る
「・・・」(ターン制バトルだからこうなっているのか、、違和感が凄いな)
「オッラ!」
2発目の打撃により、狼の体が黒い塵となり、消え去って行った
「フゥーー、、腕が血だらけだ」
「ふむ。この世界には存在していない生物だな」
「・・・・どんな体勢だよ」
汚れた男は上半身はうつ伏せで、下半身は仰向けの状態でこちらへと這いずってきていた
「肩を貸せ。身体がまともに動かないんだ」
「えぇ、、汚いなぁ」
そう言いながらも、新谷はその男に肩を貸して男を立ち上がらせた
「俺の名を先に言っておく、、、俺の名は桜だ。さくらさんと呼べ」
「よろしくな桜」
「さんを付けろ。腕の傷口広げるぞ」
そんなことを言いながら、俺は桜と歩み始める




