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あやかし妖魔妖怪大戦~サービス開始前のソシャゲに存在する自分~  作者: kuro1231


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18/22

サービス開始前夜

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「・・・・」

空は漆黒、夜空が広がっている。今日は星が見えない日だ

「明日かぁ、、」(明日だな)

目覚めた飛影と心の中で会話を行う


「本読んでるだけで2日経ったな」

(俺には出来ないことだった。だから、加賀がやってくれて助かった)

「本読んでるだけなのに?」

(俺は本を読むよりも、人と話して知識を得るタイプの人間なんだよ)

「あーーー、自分は逆だな。人と話したらその人の知識が欲しくなるタイプだわ」

飛影と加賀は他愛もない話をし続ける


それは心の中の不安を消す作業でもあった


「はぁ、、明日大丈夫かなぁ」

(俺も不安がある。一定の強さ自体は得たが、、桜相手には無駄だしな)

「・・・桜ってそんなに強いの?頭もいいんだろ?」

(強いし頭もいい。怪物と言っても遜色がないレベルだ。俺に剣を指南してくれもした)

ということは桜も剣から雷出せるってことか、、っと加賀は心の中で考えた


「はぁーーーーー体もほぐせたし、寝ようか。起きてから最後の時間は何をしようか」

(巫女さんと訓練したらどうだ?)

「姓黒子と?ボコボコにされる未来しか見えないな」

(最悪俺がやるぞ。まあ、俺もボコボコにされるんだが)

空は曇り模様、星が見えない。だからか、不安になる


「・・・・」(・・・・・)

明日流星が降る。それを確定事項として考えているが、振らない可能性もあるよなと

不安になる。必ず振ると言う確信はある。だが、この確信がどこから来るのかが分からない

未来と過去の意味の分からぬ記憶から来ているのか、加賀のプレイヤーとしての素質なのか

不明ゆえの不安


「記憶が3つあるのも厄介だな。どの記憶が正しいのかが分からなくなる」

(唐突だな。まあ分かりはするが)

現状、飛影の記憶、加賀の記憶、加賀もどきの記憶の3つの記憶を自分らは所持している

その全ての記憶の内容は異なり、見ている時期も違う


「というか、飛影の記憶があるのも若干おかしいけどね」

(?、どこがおかしいんだ?)

「明らかに未来の記憶だから。飛影が未来予知できる以外の理由ならさ、過去に肉体ごと戻ってきてるってことでしょ?」

(・・・・そうなるのか?精神だけ戻ってきている可能性もあるが)

「あれだよあれ、自分が言いたいのは未来の存在だってことだよ」

加賀が、薄々感じていることを言語化していく


「俺達は桜を救うつもりだろ?救う理由なく、善意などの感情的な理由でもなく」

(そうだな)

「ぶっちゃけていうぞ。桜って龍が恐れる存在じゃないかって感じてるのよ」

加賀はかなりぶっちゃけた。この発言は桜が敵ではないかと言っているのと同義である


「客観的に考えてよ。急に空から降ってくる強い奴だろ?敵じゃん」

(まあ、、その要素だけ見たらそうだな)

「だろ。もっと怪しいのは剣と一緒に降ってきてるってこと。あれ桜の所有物なんじゃない?」

(あり得はするな。未来では持ち武器だったし)

「そうなの!?一気に怪しくなってきたな」

(それで助けないのか?)

「助けはする」

加賀が速攻で断言する。問いかけから返答まで1秒未満だ


「助けるしかないだろ。俺達よりも強くて、賢いから攻撃も出来ない。助けないなら、放置するしかない。でも放置したら周りが凄いことになる。だったら助けて話し合うよ」

(やはりそうだよな。俺も同じ選択をする。俺の場合は信頼しているからというのもあるが)

「攻撃するなら黒子を連れて行くよ。最高戦力」

加賀の考えと飛影の考えは異なる。だが、結論は同じであった



「あ!そうだ。これも言っておかないとなんだけど」

(なんだ?)

「姓黒子の名前をどう呼べばいいのか、いまだに定まってないんだよ」

(・・・さっきまでとの落差)

加賀はそんな言葉を気にせずに会話を続ける

声色は少し楽しそうだ


「苗字である姓って呼ぶのか、名前である黒子と呼ぶのか、、悩むよね」

(どちらでもいいだろ。彼女は両方とも受け入れるだろ)

「受け入れるからこそだろ。受け入れるからと言って適当言うのは女心が分かってないね」

(・・・・)

飛影は黙った。何か嫌な記憶を思い出したかのような、声にならぬ声を出した


未来ではハーレム作ってそうな奴ゆえに何からしらの問題の対処をしたのだろう

加賀はそう考えた。そして、その考えは飛影にも伝わる


(はぁーーーー、、桜にも同じこと言われた。お前は馬鹿か?女性にもっと構えよって)

「桜とは仲良くなれそうだな」

先ほどまで敵と考えていたのにも関わらず、桜との絆を感じる


(・・・・俺は彼女のことを龍の巫女さんと今は呼んでいる)

「そうだな」

(だから、お前は、、、姓さんと呼べばいいんじゃないか?)

「姓さん、、そっちでいいか。姓って言いやすいしな」

「さんは必要ありませんよ」

突如背後から姓の声が聞こえ、加賀の体が大きく跳ねる


「そろそろ妖怪どもが湧き出てきます。寝ましょうか」

「・・・腰が抜けてしまった。飛影頼んだ。姓も呼びに来てくれてありがとうね」

身体の主導権を飛影へと明け渡す


「・・・・少し気まずいですね」

「そうですか。では寝ましょうか。歩けますよね」

「大丈夫ですよ」

寝床へと向かって歩き出す。明日は流星が降ってくる




ゲームが開始される日だ



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