見知らぬ記憶の拷問
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
不明な記憶、意味の分からない記憶、見知らぬ記憶
「頭が痛くなりそうだ」
加賀は頭をさする。額が少し暑くなっている
それでも頭をさすり、脳の肉を少しだけでも柔らかくする
「俺の想像を超えているな。理解出来ない」
加賀は目を閉じ、思考を巡らせる。呼吸は浅く、深くと呼吸する
「俺の記憶ではあるが、俺の記憶ではない。自分の記憶は、、」
見ている記憶に考え方が少しずつ浸食されていくのを加賀は感じる
「はぁ、早く目覚めたい。このままだと自我が別の自分になる」
『加賀はどうしやってここに来たの?』
『俺か?俺はチャリで来た。あそこに止めてるだろ』
「黙れ喋るな。自分の声で喋るな。違和感で体がゾクゾクするんだよ」
知らぬ記憶の¨俺¨が喋る。何度も聞かされた記憶
¨この記憶の世界に来てから4日が経っている¨
「誰だよほんとにーー!!逝かれちまう!!同じ場面ばっかり映しやがって!!」
自分の口調が荒くなるのを感じる。自分は紳士的でなく、善人でもないが、品性はそこはかとなくあると思っているのに、その品性すらも別の誰かに置き換わる
「はぁーーー、落ち着け。冷静になれ」
『加賀はさ、悪魔だよね』
「誰が悪魔だ」『誰が悪魔だ』
『悪魔だよ。だって、天使である僕をたぶらかしてるんだから』
「ざらごとを」『・・・・』
『反論しないのかい?だったら認めなよ。天使をたぶらかす悪魔だって』
「認めてねぇよ。自分は悪魔でも天使でもない」
意味の分からぬ記憶の¨加賀¨は答えない
「・・・・また、同じ場面だな」
『加賀はどうしやってここに来たの?』
同じ言葉が繰り返される。同じ場面が繰り返される
常人ならば発狂するかもしれない空間だ
加賀も常人なら為、発狂しかけている。ただ、記憶の中の加賀よりも気性が荒い為耐えてはいる
本人は気性が荒いことを認めることは無いが、、本性というべき感情の気性は荒い
「・・・・落ち着け、まだ大丈夫だ。まだ狂うには」
『加賀はさ、悪魔だよね』
「殺すぞ!こいつ!!何回同じ猫撫で声を聞かないとダメなんだよ!!!」
肩が大きく揺らし、拳を振り上げ、地面に拳を叩き付ける
ピシっと拳が音を出し、少し痛む
「ああもう、死のうかな!?」
『死ぬの!?』
『死にはしない。死にかけるだけだ』
「あ?」
話が急に変化している。加賀は急速に冷静となっていく
『俺は悪魔でも天使でもない。神だ。だから、先に行って、龍を殺す』
『りゅ、龍を殺すって言っても!あの世界の管理者だよ!?』
『そうだ。でも、楽しそうだろ?』
『そうだけども!流石に無理だって!僕が願った神も!龍には手を出すなって!!』
『なんでダメなんだ?その神が作った世界なんだろ?』
『作ったのは通路とゲーム機能だけ!!さっき言ったでしょ!!』
知らぬ記憶では、加賀と呼ばれる者と僕っ子が会話を続けている
僕っ子は焦った口調で加賀を諭していて、加賀は落ち着いた様子で会話を続けている
『てか、その神あんまり信用出来ないよな。ゲームを現実にするって言ってたのに、現実をゲームにしてただけだろ?まあ戻してるって意味では同じかも知れんが』
『馬鹿なことを言わないで!!神をバカにするのはゆる、、許しちゃうな、、』
『甘い奴だな。それで、俺が龍を殺すのは駄目なのか?』
『・・・・・ダメではない。でも、殺すのは不可能に近い』
『そう。じゃあやめるか。負けイベはやりたくないからな』
記憶はそこで途切れた
そして、視界が一気に晴れやかに広がっていく
(なんだ!?)
広がった視界の先には、姓黒子がいた
黒髪で腰まで伸びた綺麗な髪、服は相も変わらず巫女服だ。露出が一切無いのが巫女服らしくて良い
顔は美人で綺麗系、目はクリクリと光っていて綺麗である。口は非常に柔らかそう
身長は加賀よりも低い程度、声はまだ発していないが綺麗でよく通る声だと記憶している
「どっちです?」
「どっち?ああ、加賀の方だよ」
「おかえりなさい。4日ぶりですね」
「ただいま?え!待って!4日ぶり!!」
あの体感時間が正しかった。加賀は少しだけ自信が付いた
それと同時にあの拷問の意味不明さが際立った




