技ゲット
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「雷天斬り!」
ビシャンっと音が鳴り響き、藁の案山子が雷に焼かれる
「おお!凄い!」
「わざとらしい声だな。ハッキリ言ってくれ」
「微妙です。威力が低すぎますね。せっかくの雷属性なのに、もったいないです」
姓黒子もとい、龍の巫女はハッキリと口にする
「その剣の代金以下の攻撃です」
「鉄の剣以下の火力か、、、身体能力と比較して、威力は出てるか?」
「出てません。あなたの身体能力でも、ある程度の技量があれば数倍の威力が出てます」
「・・・・俺は弱いな。はぁーー、虫に腹を喰われている俺以下か」
「あなたの技量はそこらのガキ以下です」
龍の巫女は暴言と違いない言葉を俺こと¨ひかげ¨に浴びせる
「軍師タイプなんだよ。俺は」
「私に怯えている奴が軍師を名乗らないで下さい」
「今は怯えてねぇだろ!!」
「感情を切り離している分際で怯えていないと?そう言いたいんですか?」
「そうだよ!怯えてる感情を切り離している分際で!!」
ああ駄目だ。感情を切り離している影響が諸に出ている
このまま言い合いになったら、普通に殴られる
それは駄目だ。加賀に迷惑をかけてしまう
「飛影、あなたは私を怒らせるとわかっていて、言葉を言ってますよね」
「そうだ!」
「この後、私があなたを攻撃するのを分かっていて」
ズシリと身体が重くなる。感情を切り離しているにも関わらず、身体が震える
「言葉を言っているんですね」
「・・・・」
口が動かない。¨恐怖¨という感情がないのに、恐怖している
意味が分からないかも知れないが、俺にも意味が分からない
なんで感情無いのに、感情を感じているんだ
(なにこれ)
加賀の声が脳内に響く
「加賀!」
「加賀が起きたんですか?」
加賀の声は龍の巫女に聞こえていない。俺の声は聞こえていたのにも関わらず
「主導権を変える」
「今変えられてもな。もう変わった!」
「加賀、おはようございます」
身体の主導権を加賀へと切り替える。それと同時に感情の切り離しが終了する
「おはようございます。今なにをやってたの?」
「飛影が剣の技を打ちたいと言っていたので、それを打たせていましたね」
「・・・剣の技?この案山子を焼いた技?」
加賀は剣を地面へと突き刺し、剣を持っていた手で案山子を指差す
「そうです」
「はぇーー凄いな。どうやって焼いたんだ?」
「・・・・雷を剣に纏わせて斬っていましたね」
「雷を、、え、凄いな。同じ体の自分も同じこと出来るのか?」
(試せばいいじゃないか?)
加賀に問いかけ、剣を握らせる
「・・・・技名は?」
(雷天斬りだ)
「雷天斬り!!」
ブンっと加賀が剣を振るう。特に何も起こらない
「妖力を纏わないのですか?」
(そうだ。妖力をしっかりと纏わないと)
妖力を纏わなければ、何も起こらない。それは常識である
「妖力って何?」
だが、加賀は常識を知らなかった
「??」
(は?)
「は?はこっちのセリフだよ。謎の力?」
加賀はブンブンと剣を振り回す。その剣には妖力を一切纏わっていない
「妖力とは、生命力に近しいものです。ほら、胸の内に感じる力ですよ」
「胸の内?うーーー、、ん?ああなんか感じるな。この体では感じる力?」
「!!!」
加賀と俺の体から妖力が溢れ出す。異常なまでに溢れ出す
「なんかめっちゃ熱い。心臓バックバクに、、これ大丈夫なやつ?」
「濃いですね。原種属並みですよ」
「また知らん単語が、、なんか浮いてる!!!」
加賀と俺の体は何故か浮遊していく。いつの間にか、風の属性が付与されている
「ちょ!ヤバい!回転し始めてるって!!これどうやって抑えるの!!」
身体が前へと動き出す。空中からそこそこ浮いている為、地面に頭が当たらない
だから、何度も空中で回転してしまう
「酔うって!寝起きでこれはキツイ!!ちょ!変わって!」
「いきなり変わるな!」
身体の主導権が変わった瞬間に、空中から落下し、背中を強打する
(自分は妖力使わない方がいいね。うん)
「・・・そうだな。いきなり使うのはやめた方がいい」




