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あやかし妖魔妖怪大戦~サービス開始前のソシャゲに存在する自分~  作者: kuro1231


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11/19

空が好きだ。星も好きだ

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「・・・・」

現代の街灯やビルの灯りが無いからか、空がよく見える

空は綺麗だ。この世界に来てから毎日星を見ている

「・・・・」

星に惹かれてしまう。理由は分からない。子供の頃から星は好きだった

だが、好きな理由は分からない。見ていて退屈なのに、何故か見つめ続けてしまう


「加賀」

背後から自分の名を呼ぶ声が聞こえる。振り返り、目を合わせる

「姓さん、何か用ですか?」

「特にありません。あなたの様子が気になっただけですよ」

姓黒子さんの顔には鱗はない。完全な人間に見える


「鱗が無いですね」

「あった方がいいですか?」

「自分の場合はあった方がいいですね。カッコいいし、可愛いので」

言葉を発したと同時にパリパリと音が鳴る


「生やしておきました」

「おお!」

顔に鱗に目を奪われる


鱗の色は赤、これは龍の鱗と同じ色である

ただ、烈火のような赤ではなく薄汚れた赤だ

それでもいい色ではある。鱗の形も綺麗だ。頬に擦り付けたくなるほどに美しい


「そんなに見つめられると恥ずかしいですよ」

「綺麗な鱗なので、はぁーーー一生見ていたい」

(それは俺が退屈するな。綺麗なことは同意見だが)

新谷加賀ではない方の新谷の意識が戻ったみたいだ

心の中で声が聞こえる


「!!!」

黒子さんが驚いた様子で周りを見回す

「?、どうかしましたか?」

「声がしました。あなたの声がしました」

「先ほどまで喋ってましたけど、その声では無いんですか?」

「違います。声は一緒でしたが、口調が違いました」

その言葉を聞いて、新谷加賀は気づく


あ~これ俺の方の声に反応してるわぁ、、っと


「なんか怖いですね」

(怖いな)

「また聞こえました!どこだ!出てこい!」

「・・・・・・」

黒子さんの声が荒々しくなる。威圧感のある声だ

声の正体がもう一人の俺の声であると言いにくくなってしまった


「・・・」

(あなたが聞こえている声は、もう一人の新谷の声だよ)

言い淀んでいる内にもう一人の俺が正体をばらした

「あなた?」

「えっと、本当、まさか聞こえていると思えなくてね」

半笑いで頭をカリカリと掻きながら、少しばかりの言い訳を述べる


「変われますよね?」

「え?」

「体の主導権変えれますよね?変えて貰えます?」

「・・・・」

グイっと近づいてきた黒子さんに圧倒され、肉体の主導権を俺へと渡す


「!!!」

主導権が変わった瞬間に、俺の体が酷く震える

「恐怖してますよね」

「・・・・」

体の震えが止まらない。恐怖、いや、畏怖を感じている


「お前の名は?」

「ア、あ、ァ、ぁ」

そこで意識が途切れ、加賀に体の主導権を託して、俺は再度夢の中へと


¨過去の記憶¨へと帰って行った


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