表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕らが見つけた普通の幸せ~不完全な僕たちの未来【君の知らない僕のダークサイド〜救われるもの【完結編】  作者: 水波瀬 凪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/15

第3話‐②

その日の夜も、凪くんがお土産って言って、わたしの好きなものをたくさん買ってきてくれた。


ロールケーキは好きだけど、こんな遅い時間には食べないよ。


太るじゃん……。


でも凪くんは、わたしの膝枕が大好きだという。


少しぽっちゃり目の女の子のひざ枕って、ふわふわして気持ちいいらしい。


「ぽっちゃり目……」


結菜気持ちいい、結菜ふわふわ、結菜………好き。


「そか、凪くん、ふわふわ好きなんだね!」


「うん、結菜の全部ふわふわで好き」


少しぽっちゃり? でも、標準体重なんだけどなあ……


でもわたしの感覚では、標準体重って少し太めなんだよね。


「痩せた子より、いい?」


「うん、でも、結菜ならなんでもいい」



心のなかで思ってたのは、優芽ちゃんのこと。


優芽ちゃん、わたしよりスリムだから、いいな、うらやましいなって思ってた。


そんな優芽ちゃんなら言いそう。


『こんな夜遅くにロールケーキなんて、太るから食べない』


だからあんなスリムを維持できてるのかもしれない。



ロールケーキを目の前にわたしは、少し嫌なこと思い出した。


元カレみーくんもね、やましいことがあると、こうやってお土産だよって買ってきてた。


そんなふうに疑うクセ、やめたいのについ考えちゃうよ。


そして凪くんとみーくんとの比較もそう。


2人は違う人間なのに、その違う人間からされてるのは


「本命のようでいて、キープされてる」


ってことなんだ。


不倫する人にありがちな、意味不明の言い訳。


それに似てる。


表面上は幸せ。


疑わなければ、幸せ。


なんで、そんなに大量にお土産が必要なんだよってこと。


でも、余計なことは言わないって決めた。



結局、今のわたしの「地雷」って優芽ちゃんだよね。


みーくんのことだって、優芽ちゃんに取られたようなものだし。


いや、違うのかな、優芽ちゃんは何も悪くないのかな。


わからない。


わからないけど、怖いんだよ。


遥希くんが、優芽ちゃんのことしっかり捕まえておいてくれたらいいんだけど、ちょっとなんか、そういうところ、遥希くんって頼りない。


遥希くんには悪いけど、


「いい人なんだけどな」


ってタイプだよね?


結婚するには、安定してるタイプかもしれないんだから、さっさと結婚してくれないかな?


凪くんまで優芽ちゃんに取られたくない。


なんてことを、凪くんと楽しみながら、心の中ではこっそり考えていた。





浮気するなら完全に、完璧に隠してよ。


1ミリも疑えないくらい完璧に。


そうじゃないなら、余計なこと、しないで。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ