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第16話‐②
【遥希視点】
何しろ初めてのことだし、簡単にわかったよって表向きは受け止めたものの、ひとりになると不安でしかなかった。
ただもう、後には引き返せないから、受け止める覚悟、受け入れる覚悟を、もういちどしっかり自分自身で確立できたらと思う。
うん頑張る。
優芽の地元祭りから帰って、うちの両親にも優芽と一緒に報告に行ってきたんだ。
親も、優芽の家の家庭環境のことは知ってるから、多くはなにも言われない。
苦労してたってことは、ちゃんと伝わってるから、きっと大丈夫だろう。
まあ、それほど実家に帰ってたわけじゃないし、適度な距離感でなにかと関わるんだろうけどな。
そして花火大会の日。
毎年、いつも凪が乱入してくるんだけど、今年は来ない。
結菜ちゃんの部屋からも花火が見えるらしいんだけど、毎年来てた分、来ないていうのもなんだかさみしいな。
そう思ってたんだけどな、
「遥希ー一緒にピザパーティしよ」
凪が結菜ちゃんと一緒に、ピザとポテトと持ってきたんだ。
「なんだよ来るなら言えよ」
そういいながらも俺は、やっぱり凪が来ないと花火も、夏も終われないって思ったんだ。




