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異世界から来た青年はどうやら無双するようです。7

すみません、とても中途半端なところで終わっています。


さてさて、今日はバレンタインでしたね。


チョコレートもらいまくったぜ!





______なんてことはなく、寧ろ、他の友達は貰っているのに自分だけ貰えないという事が多かったですね。 


別に悲しくなんかないよ。悲しくないから・・・・

「あぁ、この空気。やっぱりいいわ」

「・・・・変態」

「何でっ!?」


コロシアムに再び訪れた一行は、全身真っ白な黒いステッキを持ったピエロと対戦するため(といっても確実には出来ない)、対戦登録をしていた。


「対戦登録が完了致しました。試合開始15分前には、此方にお願いします。」

「対戦相手の発表は30分前ですよね?いつ聞けるんですか?」

「あぁ、そのことでしたらご安心下さい。観戦客に知られることなく、身体に教えられますから。」


身体に教えられる____つまり、誓約を通じて対戦相手の顔と名前が送られるということだ。誓約は、対戦相手と結ぶのとは別に、初戦の際、その契約の一部として刻まれる。なので、破ると命を失う、致命傷を負わされる等のリスクはなく、そもそも、破れと言われても、破りようのない内容だ。ただ対戦相手と、本人のみが知れるようにと、脳内に直接信号が送られるように繋げただけなのだから。因みに、誓約内容は、“対戦相手を対戦者のみに伝え、此れを絶対とす。尚、以上の誓約への違反は、その身を以て償え”というなんともアバウトな厳罰である。そして、この誓約は、どちらかというと”破る“と言うよりも”破られる“の方が言い方としては正しいのかもしれない。しかし、2つ欠点がある。

一つ目は、初戦だけは直接言わなければならないということ。もしかしたらどこかで盗聴されているかもしれない、みられているかもしれない、それを防ぐため、説明等も含め、あの個室で行われる。誓約としての縛りはないが、平等に扱うため、このような処置が取られている。

2つ目は、その誓約は、あくまで管理側(運営)が、漏らすことなく双方に伝えられればよいこと。つまり、脳内に伝わった後は、対戦相手を伝えてもよい、ということだ。そうなると、伝えるまでが誓約なので、そこからが自由になってしまう。だが、それは一応は、誓約ではなく、暗黙のルールの一部として(本当はそのようなルールはない)知れ渡っている。

この様に、結局のところ、欠点という欠点はないが、両方とも、一歩踏み外せばすぐに崩れてしまうことだけは確かだ。


「ティル、どうする?多少は時間あると思うけど・・・・。」

「んー、じゃあ____」

〈主、この夜叉刃丸と寝ましょう!!!〉


ティルの言葉を遮ったことと、夜叉刃丸のその言葉にティルは青筋を立てる。


「・・・・。」

「その、ティルさん?どうかされました?」


何とか怒りを抑えようと俯いて我慢していたティルに追い打ちをかけたのは、皮肉にも、レベスのその空気の読めない一言であった。何も言わなければ、まだ事態は少しマシなものになっていたのかもしれない。

ティルの堪忍袋の緒はもう、切れてしまっていた。


「・・・・・・・。【我、時操りし者なり____】」


不意にティルは詠唱し始めた。手のひらを重ね、それを前に突き出す。

突然の事にレベスも動けない。


「【_____天地を越え、時に従い先へ行く。偶然は必然となり、必然は完全となる。飛べ、対戦相手の発表のトキへ】」


詠唱が進むにつれ、ティルの手のひらの前には光が集まり、詠唱が終わる頃には、その光は扉となって出現した。ティルは、その扉を開け、レベスに有無を言わせることなく、中へ放り込んだ。


「えっ?アァァァァァ!!!!!」


レベスを放り込み、ティルが中に入ると、扉はひとりでに閉まり、光となって、再び消えていった。 

そこにもう扉はなく、ニヤリと笑う仮面の男がステッキをひと突きした音が響いた。





 


カチャン

扉が開くと、中からは、ペチャリと、レベスが地面とキスをした、いつにも増して不機嫌なティルが現れた。


「痛ててててて」

「レベスが悪いから。私は謝らないから。」

「へいへい」


ティルを軽くあしらっていると、脳内に対戦相手の名前と顔が写った。

対戦相手の名前はユーズ、薄紫の短い髪に、鋭い細い目。顔立ちをみる限り、男で間違いなさそうだ。

だが、例のピエロではない。これは、確実に言える。


「あー、違った。ま、気長には待てないけど、今日中に当たれば良いわけだし・・・・。取り敢えず、負けないようにしますか」

「ねぇレベス」

「ん?」


ティルは、今までの怒りを全てぶつけてか、誰もが、今の今まで不機嫌であったとは思わせないほどいい笑顔で「負けなよ」と言った。

まぁ、レベスは、ティルにそんな事を言われてももう慣れっこで、特に気にとめることはなかったが・・・。


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