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5. 僕らが旅に出る理由 ー好きと思ってくれる人たちを探す旅ー

 私の長編は、書いている私自身が少女漫画とコバルト文庫を読んで育ってきた世代ということもあり、かなり少女漫画的である。

 そうすると、やっぱり、好みが別れるよね……と、ある時、ふと思った。


 それでは、好きと思ってくれる方に少しでも多く届けたいとき、何をすればよいのだろうか?



     ◇



 私が少しずつ気をつけてきた部分を時系列でまとめると……。



 昨年の夏から秋にかけて、十五年ぶりに小説を書くことを再開し、長編の第一部が八割ほど書けたとき、さて、これをどうしようと私は考えた。


 まず私の中には、ずっと心の中にいるあの人たちを世界に連れ出してあげたい、小説を読む皆さんに知って欲しいという気持ちがあった。



 あと、実はもうひとつ、コロナ禍の時期に異様にハマってしまった小説があり、それを2020年のゴールデンウィークにずっと読んでいたとき、ああ、久しぶりに小説を書きたくなってきたという衝動を心の奥に感じてた。そしてその小説は、小説家になろうに掲載されていた。


 それから約五年。


 自分的には、公開するとしたら、いくつか読んできた〝なろう〟が良い。

 では、公開するにあたって何か注意点などはあるのだろうか? 

 私はふと思い立ち、SNSやnoteなどに書かれているweb小説の注意点をネット検索して読んでみた。


 その時から、出来る範囲で意識しているのは以下のものだ。どうやら今のweb小説は、通勤通学時や昼休みに読まれていることが多いとのことだった。


・一話はなるべく二千字~三千字程度におさめる


・更新時刻は、朝八時台かお昼十二時台、夕方五時台が読まれやすく、0分ジャストよりも10分とか20分など、ランダムな時間帯の方が埋もれなくてよい。


・あらすじを一発で読み取れるような長文タイトルがよい


・なろうは異世界ものが主流



 短くかっこいいタイトルを見続けてきた身としては、長文タイトルに大変な抵抗があったので、それを除いた他のところで、まずは公開することにした。


 すると、編みもの界の人たちも多く見てくれたのか、初日と二日目に思った以上に多くの方が読んでくれていたことを見て、これは幸先の良い出だしだなと内心とても喜び、また、お友達や同じ頃に始めた方から感想をいただいて、感想というのは本当にうれしいものだなとも思っていた。



 そしてしばらくして、徐々に読む人が減って行くという事実に気付く。


 次に調べてみたのは、どうやったら続きを読まれるかというノウハウである。


 なるほど、私がもともと公募勢だったこともあり、一冊の本として第一部を考えていたことも大きくある。そして、ここ一~二年のAIの台頭はすさまじく、おそらく数年前に比べて、多くの人が自分で小説を書くようになってきている。この流れはこれからも加速すると考えられた。


 どうやら書く人の分母が多すぎて、読む人が減っているということか、ということに次第に私は気付いていった。そこで出てきたのは以下。


・SNSのRT企画を開催してみる。


・スマホで読みやすいように、三行くらい、そして台詞と地の文の間はスペースを入れた方が良い。


・各話に次も読みたいというフックを作る。


・一話目:静→二話目:静→三話目:動、もしくは、一話目:動→二話目:動→三話目:静、などの緩急をつける。もしくは一話の中でその緩急を作る。


・苦手な長文タイトルに挑戦する。


・SNSには、スペースを開催して創作者の皆さんの朗読をしてくれている方々もいて、そちらに朗読をお願いしてみる。(私も数回、朗読に挑戦してみたのですが、基本が九州弁のため頓挫(トンザ)し、最近はお願いすることが多くなっています。)



 結局、長文タイトルはやっぱり抵抗があり元に戻したのですが、これらをやってみたところ、日々追ってくれている方々がいらっしゃるようで、時に感想や絵文字で反応してくれる皆さまに、本当に継続するモチベーションを上げていただいています。ありがとうございます!



 次話はモチベーションの保ち方について書こうと思っております。



 そして、本当はこれがいちばん知りたい、読み手の皆さまがハマった小説は、どういった小説でしたか?

*私が小説を書きたくなってきたと思ったきっかけとなった小説は、〝悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民のために尽くします〟です。

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